「モテキ」は最高に面白かったです。

今年は意識的に多くの映画を見ています。
中でも心に残ったのは、2010年の最高傑作ともいわれ、
評価の高い「ソーシャルネットワーク」でした。

しかし、本日より「モテキ」になりそうです。(マジです。)

ソーシャルネットワーク」と「モテキ」が同じ土俵に乗って
しまうとは、なんとも複雑な心境ですが、

しかし、映画「モテキ」は、今年の俺的映画No.1映画となって
しまう可能性が、否定できないレベルの映画でした。

このブログを読んで頂いている、20〜40代の男性の皆さん。!
今週末は是非、映画「モテキ」をご覧ください。

・・とお勧めしたい位のおもしろさです。


映画「モテキ」が久保ミツロウさんの原作漫画であることは知って
おりましたが、テレ東でドラマ化されたことは知りませんでした。

映画の宣伝は、あの”金ぴか”写真(のちらし)ですし、
俺的には、100%見ないで流すタイプの映画です。
ヒロインの”長澤まさみちゃんが最高にエロいらしい。”
・・とネットで読んで、ようやく興味をひきました。(笑)

それが、必須リストに挙がったのは、日々チェックしている、
糸井重里さんのサイトに映画「モテキ」が現れ、大根仁監督との
インタビューが記事が登場したからです。
いつものように映画前に余計な情報を仕入れないため、1ページだけ
ざっと目を通しただけですが、相当に面白い雰囲気が伝わってきます。

参考URL
ほぼ日刊イトイ新聞 - 映画『モテキ』を、ほめさせてください。

↑映画の解説は、こちらを読めば十分だと思います。


日本人は、浮世絵のように、デフォルメしたり、崩したり、
といった美意識を評価する文化があると思います。
この映画「モテキ」にも、同じ価値観が感じられます。

一歩間違うと、ダサくなってしまう危険を持っていますが、
上手く使うと最高に、おもしろおかしくなります。

私の歳にピンポイントで攻めてくるこの演出からして、
監督の歳は絶対に私と近いな。とおもったら、大根仁監督は
私よりも1コ上のようでした。


このおもしろさが、外国の人に伝わるかどうか疑問ですが、
私の感じたおもしろさのインパクトは、近年最高レベルです。
さらに、映画では、(日本映画に多い)余計と思われるカットを
感じられません。
(似たような路線の、三谷幸喜監督の次作が超えられるか、注目です。)


カット割りも起伏があり、特に長回しから、
いきなり切り替わるカットは、斬新で良かったと思います。

こちらは原作のせいでしょうか?
音楽の使い方が上手いです。
少し選曲が古く、沢山使っている割には、使いすぎている
感じがしません。かなりセンス良いと思いました。


ストーリーはテレビ版とは全く違う、新しいものだそうです。
内容は恋愛の話なので、40代独身の全く「モテキ」とは相反する
私には上手にコメントできませんが、
私にも遠い昔にあった「モテキ」の切なさには大いに共感しました。

長澤まさみさんや麻生久美子さんの演技が良かったので、
映画をみて凹むことは有りませんでしたが、
もっとリアルな演技演出だったとしたら、映画を見て、悲しい記憶を
思い出し、落ち込む人が続出したことだと思います。

(監督のコメントから想像するに、震災の歳の娯楽映画と言うことで、
落ち込んだりすることが無いように、シナリオや演出には、沢山の
気配りを入れていると思います。)

映画のように、twitter長澤まさみちゃんに出逢うことはあり得ませんが、
これをみて、さらにtwitterにはまる人が増えそうです。
私もしばらくご無沙汰のので、また始めようかな。と思いました。(笑)


主役の森山未來さんは女優さんのおっぱいに触れたり、キスできたりして、
本当にうらやましいです。
ですが、演技やPerfume踊りなども、切れ具合は最高でした。
本当に、大変な役所だったと思います。

ヒロインの長澤まさみちゃんは、
カルピスの子がこんなに成長したんだ。
・・・と、おじさんは胸がいっぱいになりました。
映画「モテキ」に出る前までは、映画が当たらず、
イメージチェンジして心機一転。みたいな記事を読みましたが、
本作は良かったと思います。
代表作になるかもしれませんね。

そして、さらに良かったのは、麻生久美子さんです。
動画では、金色のパンフレットよりも遙かに綺麗で魅力的です。
声も良くて、竹内まりあさんの歌も良かったです。
重いシーンもありましたが、上手く演じていました。

こうした俳優陣で”唯一演技していない。”というか、
地を行く感じだったのがリリー・フランキーさんだったと思います。
そのような演出だったのかもしれませんが、この人は演技を
していないな。と思いました。絶妙にマッチしていました。


そして、最後に良かったのが、エンディングのクレジットです。
お見事としか言いようが無いと思いました。
クレジットは映画館で、是非見て頂きたいです。

・・と、このように全然話はつきませんが、
とにかくいい映画でした。
星みっつです。(堺正章さん調でどうぞ。)



追伸)どうでも良い話ですが、主人公が勤める会社の
   卓上ライトが私の自宅のものと同じでした。
   Macも一緒なので、さらに親近感のわく映画でした。

http://www.moteki-movie.jp/index.html


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