「50/50 フィフティ・フィフティ」をみました。
前回見た映画「恋の罪」があまりにも重く、
エログロだけでなく、哲学も感じてしまう重い映画でしたので、
次に見たい映画は、(前回も書きましたが、)
感動でつい涙が出てしまうようなストーリです。
そういった意味では、本日ご紹介する映画
「50/50 フィフティ・フィフティ」
は、(予告編をみた印象では、)良い映画ではないかと感じました。
27歳で生存率50%のガンに冒されてしまう若者が、
どのように生きていくのか。?
最後は死んでしまうのか。?
・・そんなストーリーです。
私の勝手な先入観により、
てっきり主人公は死んでしまうと思ったのですが、
見終わってみると、最後はハッピーエンドでした。
(そのためか、感動の涙は出ませんでした。凹)
映画「50/50 フィフティ・フィフティ」は、
実際にガンを克服した脚本家ウィル・レイサー氏が闘病中に
経験したエピソードを映画の企画にしたようです。
病気になったあと、
彼女が耐えきれず浮気をしたり、
一緒に闘病生活を送っている(年配ではあるが)仲間がどんどん
死んでいく様子が描かれます。
抗がん剤を飲んで副作用に襲われてたり、
頭を坊主にしたり、精神的に追い詰められたりします。
日本とちょっと違うと思ったのは、そんな患者(主人公)に
心理カウンセラーが付くことです。
そして、カウンセラーが若くて美人で、
カウンセラーと恋いに落ちるあたりが、ドラマです。
ちなみに、
カウンセラー、キャサリン役のアナ・ケンドリックさんは唯一見たことが
ある女優さんでした。(マイレージ・マイライフ※に出ていた方です。)
なかなか知的な感じの方です。
ちなみに、映画では2代目プリウスに乗っていました。
これもまた、ある種のアメリカなのだと感じます。
※「マイレージ、マイライフ」をみました。 - つれづれなるまゝに、日ぐらしMacに向かいて・・・
主人公は、命をかけた病気の経験をすることで、
友達がどれだけ自分に気遣ってくれるかを知り、
最愛の息子である自分を思う母親の気持ちを知り、
病気でもめげずに自分を愛してくれる彼女を得ます。
沢山の大切な人に支えられて、主人公は生きている事を知ります。
大病がもたらす最も大きな効能の一つかもしれません。
そんな事を感じる映画です。
映画は、ストーリーの割には、
重くならず、あっさりと楽しめる系の映画です。
ギャクというか、アメリカンなユーモアが全面的に出ており、
重くなりそうな内容を打ち消しています。
期待するような重厚な感動はありませんが、
こんな映画も悪くないと感じました。
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