おちまさと著「お金になる「頭の使い方」」を読みました。

ただいま大阪に出張に来ています。

あまり出張は無いのですが、
たまに出張に出ると、
つい飲み歩き、
いつもよりお金を使ってしまいます。

そしてブログの更新も
滞ってしまいまうという訳です。汗)


東京に比べるとこちらの食事は、
たいてい安くておいしいのですが、

ふらっと入った店が、
外れだったりしますと、
お金を無駄に使った気がします。


・・というわけで本日は、おちまさとさん著

「お金になる「頭の使い方」」

をご紹介します。

おちまさとさんは、
いわゆるTV業界の人です。

それだけで私たちとは相当違う
派手な生活や、大きな仕事を
送っているように感じます。

今回の本は、おちまさと流の
お金の使い方を指南したものです。

現在、おちまさとさんは、
日本とハワイに家を持ち、
二拠点生活を送っているという
ことですが、

すでに私(たち)の生活や、
お金の使い方と相当な違いを感じます。

誕生日にハワイで食事をしていたら、
オバマ大統領のご一行が入ってきた。

そんなエピソードも
紹介されるのですが、

そういった強運も持ち合わせています。


そんなおちまさとさんは、
最初はオーディションに合格して
放送作家の道を歩み始めました。

そのときの給料は、
なんと手取り、
1万6千円だったそうです。

額面2万円から、
事務所の経費を引かれ、
残った金額が1万6千円です。

テレビ局の仕事といえば、
朝から晩まで仕事をしている
訳ですが、
およそ最低賃金とか、
そうゆうものとは無縁の世界です。

それでもどうにか生きていけたのは、
当時はバブルで景気もよく、
食べ物は先輩がおごってくれたり、
あまった弁当をもらったり、

洋服は販促で作ったTシャツや、
師匠のテリー伊藤さんから時折
立派な洋服をもらったり、

仕事場に寝泊りしながら、
どうにか暮らしていたそうです。

ま・なんとも信じられない世界ですが、
いずれにせよ、

本書を読んで感じるのは、
おちまさとさんの金銭感覚は、

お金持ちになった現在でも、
そのころに培われたものと、
大きくは変わっていないように
感じられます。

本書で示される最も大切な考え方は、
1円でも元をとるということです。

たとえば、千円の値段がするものは、
千円+1円の価値があるかどうか。

そこを見極めながら購入します。

もちろん高ければ高いほど、
その見極めが大変です。

そして、千円でも1万円でも・・
そのものを使い切ることによって、
価値を最大にします。

おちまさとさんに言わせれば、
何万円も出して買った
洋服やバックを数回だけ使い
しまっておくというのは、

もっとも駄目なお金の使い方です。

おちまさとさんの場合、
服やかばんを買っても、
ある程度つかったら、
売ってしまうそうです。

特にブランド物は、
売るときに値段が下がりにくいので、

安いものを買って少し使い、
そのあと売値がつかない。
という買い物よりは、よっぽど良い。

ということが書かれています。


お金持ちにしては、
ずいぶんとセコイ印象をもつのですが、
思考のベースが給料1万6千円ですと、
ということなのだと思います。

レシートもとっておこう。
的な話もありますが、

つまり、
たくさんのお金を得るようになっても、
管理をきっちりとするということが、

お金持ちへの一歩だということ
なのだと思います。

おちまさとさんの、
きわめて堅実的な思考を覚えた、
今日の一冊です。



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