失敗の本質を読んでいます。(その2)

昨日から今日にかけては、インパール作戦を読みました。

ガダルカナル島よりもたくさんの方が亡くなっているのですが、
今回は泣けませんでした。

この章では、実際の戦闘シーンは無く、
作戦がなぜ実行に移され、なぜ止められなかったか。
を中心にレポートされています。

現代の有名な言葉に「空気が読めない(KY)」がありますが、
まさに、そんな空気が行間から伝わってきます。

論理的な話より、上官と部下の空気、命令をする側と受ける側の空気、
が重視され、そして空気を読んで進軍が始まり、空気を読んでダラダラと
負け戦が続いて行くのです。

そんな「空気を読み合う」の様子は、私の周りで繰り広げられる
サラリーマン社会のようでした。
だから、泣けなかったのです。