カンブリア宮殿 新春スペシャル「小沢一郎」独占出演をみました。

このメモを作るため、今日二回目を見ました。

私は過去に、小沢氏はスゴい人ではないかと注目した
ことがあります。
しかし、最近のマスコミ論調を見聞きするにつけ、
若かりし頃の自分の考えは間違っていたのかどうか、
検証してみたい気持ちになりました。
そして、小沢氏が自ら語るこの番組に注目したのです。

しかし一度目も二度目も、外れたことを言っていない。
普通だな。といった印象を持ちました。
政治家ですから、当然言葉を選ぶ訳ですが、
それにしても、特に際立った論調ではありません。

番組から、なにかしらマスコミ論調を評価できる材料を
見つけ出したかったのですが、残念ながらこれといった
ものは有りませんでした。
ただし、小沢氏がやりたい事は、少しだけ垣間みることが
出来たように思います。

それは、村上龍氏の言葉によると「パラダイムシフト※」です。
※官僚制を中心とした、戦後の高度成長体制から脱却し、
 新しい仕組みへ転換すること。(私の解釈です。)

単純に、政権交代可能な二大政党制をつくりたい。
といったことではなく、現代の激しい環境変化に即応できる
仕組みに変えること。と感じました。
こうして考えてみると、政治主導のよる二大政党制は、
変化をより容易にするための手段の一つに思います。

私なりにまとめると、

・官僚主導型により硬直化した、現状に危機感を持っている。
・大きな変革のためには、政治主導による改革が必要だ。
・政治主導の意味を、国民に簡単に分かってもらうために、
 「コンクリートから人へ」を特徴とする、分かりやすい政策を
 実施している。


裏を返すと、本当は緊縮財政&増税が一番必要だ。
と本意では考えているのかもしれませんが、
今はその時ではないと、考えている。という事かもしれません。

・・ということになりました。

最後に、
13歳の子供に政治家の仕事について説明してください。
という村上氏の質問に小沢氏が答えた様子を記したいと思います。

みんなが自分の能力を生かして、いい人生を過ごせるような
社会の仕組みをるくること。
具体的に話すと
就職できないと困る、途中でクビになったらこまる。
ちゃんと仕事があるような社会にする事。
怪我をしたり、病気したりして働くなけなったときに
ちゃんとケアできること。
農業でも(なんでも)将来があるんだよ、展望があるんだよ。
とそうゆう仕組みをつくること。

これが、小沢氏の考える政治家の仕事です。
子供に伝えても、心に響く言葉だと思います。