今頃オリンピックの「女子フィギュア」を見ています。(前編)

(とくに、私が何か書くようなことでも無いのですが・・・、)
日本にとって、バンクーバオリンピックの最大の山場は、
浅田真央さんが出場する、女子フィギアスケートに間違いありません。

浅田選手は、トリノオリンピックでは、年齢が少し足りないという事で
出場を逃しましたが、当時から今まで、世界屈指の実力を誇っています。
そして、キムヨナという世界屈指のスケータがライバルである事は、
日本でも(きっと韓国でも)誰もが知っています。
日韓対決の様相は特にないのですが、
二人はどちらも、実力拮抗であり、お互いの国の人気者です。

さてスケートに関して、全くド素人ですが、野次馬根性だけで、
女子フィギュアを見ています。以下好き勝手に書いてみたいと思います。

私の印象では、かつては浅田選手が優位でした。
しかし、いつのまにか実力拮抗になり、
今年は、浅田選手の調子が悪い事もあって、キムヨナ選手が実力とも
に優位に感じられました。
※不思議な事に、スケート番組を見ずに、オリンピック報道だけ
 見ていると、不調の様子は分かりにくいです。

浅田選手は、かつて安定度の点で安心してテレビを見る事が出来たのですが、
今年は不安定感が怖い感じでした。
しかし、それはライバルキム選手も同様です。彼女はココ一番でミスをする
ことが多い印象があるのです。

そんなこんなで、様々な前振りがあり、テレビをみました。
小さい頃からライバルの二人が、初のオリンピック決戦をする訳です。

浅田選手は見事にトリプルアクセルを決めました。
かつての浅田選手の演技は、ジャンプなどの技術力はあるものの、
表現力に固さが感じられました。
しかし、今回の演技は、ジャンプもさることながら、表現力に柔らかみが
感じられました。一段レベルが上がった印象です。

演技直後の浅田選手の表情は、最高の表情でした。
満足のいく演技ができたであろうことが、よく伝わってきました。
その後73.78という点数が表示されたときも、(高い)得点に驚いている
ようにも見えました。
見ていた私も、本当に良かったと思いました。


そして、キム選手の演技です。
普段のキム選手の演技は、とても美しく滑らかな表現にあります。
しかし、今回の演技はいつもよりちょっとだけ、固い印象を受けました。
緊張しているのだと感じました。
しかし、いつもの美しい表情と、ミスの無い演技は完璧だったと思います。

演技が終わった彼女の顔は、浅田選手とは全く対照で、
無事大役をつとめ、ホッとしたような印象です。
78.5という超得点を得ながら、大喜びする雰囲気でもありませんでした。
フリーでのミスの可能性もある、キム選手ならではの心情かと思いました。


しかし、この5点近い点数差はなんなのでしょうか。
今に始まったことでは無いのですが、フィギュアを見ていつも、この点だけが
解せません。
今回、浅田選手とキム選手の演技を3回位みましたが、最後まで違いが
よくわかりませんでした。(汗)