「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」を見てきました。

気づけば前回投稿からはや一月。ブログは、なかなか油断大敵です。(大汗)

さてさて昨日(日曜日)、
「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」

を見てきました。
日曜日ということで、混んでいることを想像し、朝イチで映画を見ました。
朝イチで映画をみるのは、初めてだったのですが、映画を見ていると
(いつもの)夜と勘違いしていまい、終わったあと違和感がありました。(笑)

タイトルからして、私と同年代のの30〜50代のサラリーマン男性層が多いと
考えていたのですが、曜日や時間帯のせいか、現役をリタイアしたような、
ご年配の方が多かったように思います。
これはちょっと以外でした。


ストーリーですが、タイトルの通り、”49歳で電車の運転士になる”苦労話
を想像していたのですが、必ずしもその点には重きはなかったようです。

家族との関係とか、故郷とか、若者の挫折とか、年老いた親の問題など、
現代日本のいろいろなテーマを織り交ぜているような印象を持ちました。

このためか、電車の話(笑)や運転士になるストーリー、家族との関係
の話などは薄くなって、主題が分かりにくい感じがしました。
特に、中井貴一演じる主役が、会社をやめ運転士になる心理描写や段階
は、もっと詳しくほしかったです。
逆に運転士の訓練の様子は十分で、特に運転士試験に合格したときの
中井貴一さんの笑顔の演技には好感を持ちました。

一番残念だったのは、この映画の後半のストーリーの要となる、
少年が電車を運転した様子が、ネットにUPされるところです。
この映画の展開ストーリーや絵的には、ちょっと合ってないと思いました。

ネットへのUPは、今時の世の中のダークな面を象徴している出来事で、
有りそうな話ですが、画面の古い電車のように、もっと年代によらない
普遍的な出来事に演出にしたほうが良かったのではないかと思いました。

また、日本映画特有の、あまり意味の無い情感シーン(例えば、後半の
お祭りなど、どこにつながっているのかよく分からない)があり、
シナリオや編集的観点では、もうひと練りほしい気がします。
※地元とのなにかの関係でしょうか?


・・と、悪い面を多々書きましたが、全体的には感じの良い印象の映画です。

特に、背景をぼかした絵と、光の具合がとても綺麗なシーンが多く、
古い電車を運転するシーンなど、大変な苦労があったことが容易に
想像できます。
島根の絵や雰囲気はとても良く、田舎物(の私の)琴線をふるわします。


全体的には、安心し手て見ることができます。
宮崎美子さんは超優しそうに映っていますし、橋爪功さんはじめとする
男優人はコテコテの演技ですし・・。)

名作とか大ヒットにはならないかもしれませんが、私はとても満足できました。
もういちどみたい映画リストに加わった気がします。


追伸
 終わった後、近くの奥様が、最近見た、○×(邦画)より面白かった。
 ・・と言っていました。