「ソーシャル・ネットワーク」を見てきました。

アカデミーショーでは、「英国王のスピーチ」が作品賞を受賞しました。
私はそのニュースを見た後、あえて「ソーシャルネットワーク」を
見てきました。(笑)

ソーシャルネットワーク」は、前評判がなかなかスゴく、高評価で
あることは知っていました。
公開からこれまで見なかったのは、システムエンジニアという私の職業柄、
成功している同業者の映画という事で、どうも、乗り気がしませんでした。

しかし、
同業者として、話のネタにもなるかも知れないし、・・・などと、
と自分に言い聞かせ、勉強がてら見に行く事にしました。

そして、その結果はといいますと、「見てよかった。」
という事になると思います。


映画は、大学や学生寮のシーンから始まります。
夜のシーンなどでも、とても奇麗な画質で、2Dであるにも関わらず、
奥行きを感じます。
Wikiによると、”レッド・ワン”と呼ばれる、デジタルビデオカメラで
撮影されているようです。)

途中から、民事調停シーン(と思われる)シーンと、当時のシーンを
行ったり来たりします。
事前に内容を知っていないと、ちょっと分かりにくいかもしれません。

映画には、激しいアクションシーンが有る訳ではありませんが、
セリフでどんどん引き込まれて行きます。
※といいつつ、私は英語がさっぱりなので、字幕で見ている訳ですが。(汗)


映画の制作にあたり、主役である、フェイスブック創設者の
マーク・ザッカーバーグ氏に取材を申し込んだそうですが、
取材には応じなかったそうです。

しかし、もう1人の創設者である、エドゥアルド・サヴェリン氏は
映画の監修をしているということでした。
このためサヴェリン氏に偏っているという見方も有るようですが、
ドラマと差し引いて、ある程度信憑性はあると思いました。
ザッカーバーグ氏は、後に写真と一緒に映画をみて、着ている
 Tシャツ以外は全部デタラメといった趣旨の事をいったそうです。

しかし、グーグルは映画にならず、フェイスブックが映画になる
理由が分かります。


ここから先は、全くの私中心、個人的コメントです。(爆)

まず、思うのは、ザッカーバーグ氏が振られた彼女が可愛い。
ザッツバーグ氏はハーバード大学で、彼女はボストン大学
っぽいのですが、日本で言ったら、東大の彼氏と、一橋とか
お茶の水の彼女ということになろうかと思います。
恐ろしいです。
でも、最初のあの会話で男と女という関係は変だと思いました。


そんな、ザッカーバーグ氏は彼女にふられ、その夜のうちに、
伝説の女子の格付けサイトを構築する訳です。
彼女にふられて、サイトを作れる能力は同業者として、
恐ろしいです。

フェイスブックを立ち上げた後、レストランで彼女を偶然みつけ、
「二人で話がしたい。」といいますが、
「話があるなら、ここでして。」と言われるシーンは、痛かったです。
彼女は二人で会話もしたくなかったのですね。(涙)

私も個人的に、どこかで見た事のある光景です。
ホント恐ろしいです。

アメリカの学生のパーティーシーンやビジネスを語るシーン。
自分の学生時代、バイトとカラオケに比べると、天と地の差です。
恐ろしいです。

そして最後のシーン、
(ストーリーは若干尻切れとんぼ的に終わりますが、)
ザッカーバーグ氏が、フェイスブックで、振られた彼女のページを
見るシーンは、泣けてきました。
(男として、気持ちが入ります。)

ナプスターの設立者である、ショーンパーカー氏も登場していますが、
彼がナプスターを設立した理由は、やはり好きな女の子に目立とうと
した。と劇中で告白しています。(本当かどうかは?ですが。)

この映画は、どんなに世界最年少で億万長者となったにせよ、
お金よりも(振られた)彼女が気になって仕方ない。という、
男の性というか、そんな切ない部分をを表現しているような
気がしました。

とかく、先端のネットビジネス創立に関わる泥臭い話がスゴかった。
的な前評判を沢山聞いていたのですが、
私は男の悲しい失恋ドラマだと思いました。

ザッツバーグ氏もこれを見たら、全部嘘と言わざるを得なかったと
思います。(涙)

でも、今頃はザッツバーグ氏も沢山の美女に囲まれているのでしょうね。
(羨ましーーぃ。)


参考URL
ソーシャル・ネットワーク (映画) - Wikipedia
http://www.socialnetwork-movie.jp/