「朝まで生テレビ 3/28放送」を見ました。(番組議事編 初回)

3月の朝まで生テレビ(震災関連)が良かったという話を聞いて、
録画を週末見ました。
結構興味深い議論だったと思います。

田原総一郎氏もメルマガで述べています。
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田原総一郎氏メルマガより抜粋
先週3月25日に放送された「朝まで生テレビ!」は、
「緊急討論!この危機をド〜乗り越えるか?!」を
テーマに、福島第一原発の事故を徹底的に話し合った。

この朝生では、僕が考えつく限りの問題について、
専門家そして東電の役員も交えて
とことん討論できたと思う。
時間の関係で足りない部分もあったかもしれないが、
問題点はほとんど出せたと思う。
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そこで、テレビを見直し、内容を議事録風にメモって
みましたので、この場を借りてご紹介したいとおもいます。

かなり長くなると思いますので、複数回に分けてご紹介します。

番組議事編と要旨コメント編に分けてご紹介したいと思います。


参考URL
朝まで生テレビ!|テレビ朝日
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3月28日放送
緊急討論!この効きをド〜乗り越えるか?!

出演
司会:田原 総一朗
進行:長野 智子・渡辺 宜嗣(テレビ朝日アナウンサー)
パネリスト:
大塚耕平(厚生労働副大臣民主党参議院議員
片山さつき自民党参議院議員
池田信夫(経済学者)
猪瀬直樹(作家、東京都副知事
荻原博子(経済ジャーナリスト)
勝間和代(経済評論家)
島田保之(東京電力執行役員営業部長)
宋文洲ソフトブレーン株式会社創業者)
高橋洋一嘉悦大学教授、元財務官僚)
藤城俊夫(元日本原子力研究所大洗研究所長)
堀江貴文(元ライブドア社長)
松本義久(東京工業大学准教授)
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※敬称は略させて頂きます。


■テーマ イントロ(原発事故の状況説明から)

毎日新聞を差して)被災地は広い。
問題の原発はココ。東京は意外と近い。
恐らく千年来無かった地震だとおもうのですが、
原発は)地震には堪えた。
止めるはできたが、(津波で)冷やすができなくなり、
難儀をしている。(田原)
<中略(事象説明)>

※以下田原氏が各パネリストにコメント求める。

 昔マスコミは原発で飯を食った。
 原子力村の人達の言葉使い、”事象”ってなんですか?
 ”事故”じゃないですか?(池田)

 原発の稼働初期では”事故”と言った。
 おかしいでせしょ。
 NHKも”事象”という。(池田)

 軽いのを”事象”という。(片山)
 これはどう考えても事故でしょう。(池田)


今の話を聞いて、少しは良くなるのか、悪くなるのか?(田原)

 基本的には良くなる方向。
 いままで制御不能まで陥っていて、
 何が起きたか分からない状況は改善している。(勝間)


荻原さん、何か質問は?(田原)

 私は全く分からない。
 (何号機何号機と色々出てくるので、)
 何が起きているのか良くわかない。(荻原)


放射性物質は出ている訳ですね。?穴があいているし。(田原)

 私が聞いている限りでは今は出ていない。
 飛んで来ているのは、水素爆発やベントの影響と聞いている。(松本)

東京の上水道で汚染が発見されて、という話が後から出て来る。(田原)

 空気中に漂っているものが、雨によって地面に落ち、
 川に流れ上水道に影響が出る。(松本)

 数値的には確かに落ちて来ている。(猪瀬)

22日に一番高かったが、発表は1日遅れた。隠蔽体質があるのではないか?(田原)

 それは、(22日のデータを翌日発表しただけなので)説明出来る。(猪瀬)


3号機は、プルサーマルである。(田原)

 プルサーマルの炉心には、プルトニウムの量が多いかもしれない。(藤城)

 プルサーマル原子力開発の不幸な歴史が生み出したもの。
 高速増殖炉というゴミ(プルトニウム)を燃やしてエネルギーができる。
 という夢のような話があったが、それがパーに成ったので、
 (原子力発電で)できたプルトニウムがあるので、最初からプルトニウム
 つかってみようか。という話に成った。(池田)

 プルトニウムは、普通にできるもので、たまたま濃いだけで、大きな危険は
 無い筈。(勝間)


今の話を聞いて、堀江さんどうですか?(田原)

 みんなは、雨が降ったら放射性物質が沢山落ちてくるとか、
 そんなことは知らないから、それも教えてあげた方が良い。

 なんでいきなり12日に出た放射能物質が22日に出てくるのかとか、
 雨が降ったらでますよ。と説明があればよい。(堀江)

 放射性物質は、とても微量で、感度が高い機械があり、
 たまたま風向きなどで、その場所で検知されることがある。(堀江)

 放射性物質は、かなり怖いと思われている事に問題があるのではないかと。(勝間)
 そこまでいうとそうなんだけど。(堀江)

 チェルノブイリの例では、小児の甲状腺がんの増加は見られたが、
 それ以外の病気は顕著に増えた例がクリアに出ていない。
 死者は出ましたか?と言われると、津波の被害に比べ、
 (比較出来るかどうか分かりませんが、)
 報道の多さのバランスが悪いと思う。(勝間)

 でも、1歳以下の子供に飲ませたら..、と言われたら親は動揺する。(荻原)


 海外のサイトでシュミレーションを発表している。
 日本は出していない。
 調べてみたら、日本でシュミレーションしたものが、海外で出ている。
 不安だからこそ、情報を出した方が良い。
 出せば専門の人が沢山いるから、(情報をもとに)分析してデータを公表してくれる。(高橋)

 この問題は日本の事故ではない。人類の事故(問題)だ。
 日本人だけでやっているから、不安、IAEAなどの人も混ぜれば安心。
 (日本のデータはIAEAに言っているが)見解が日本と違う。(宋)

 なぜ出さないか、文部科学省にいったら、発表したらスゴく大きな問題に
 なりますから、出しません。と言われた。
 大きな問題があるから出しません。といわれたら。それはすごくビックリする。(高橋)

 アメリカは80キロとか言うし、僕らはインターネットとか普通にみて情報を
 得ている。(宋)


さっき勝間さんがおっしゃった。
チェルノブイリの時には、甲状腺がんがおきるとは、誰も知らなかった。
新聞やなにかは、5万人死んだ大変なことになっている。
でも、それは死んでなかった。死んだのは50人だった。
情報は事実をきちんとする必要はあるけど、あんまり付和雷同すると危険だ。(田原)


<続く>