「朝まで生テレビ 3/28放送」を見ました。(論点・コメント編 初回)
番組議事編(初回)の主な論点と私のコメントをご紹介します。
■主な論点(初回)
→事故を事象と言い換え、重大さを少なくするような報道に問題がある。(池田)
→原発の対応状況や、放射能物質の影響は、とにかく分かりにくい。
素人でも分かる説明が欲しい。(堀江)
→プルサーマルは原発の不幸な歴史が生んだものだ。(池田)
しかし、プルトニウムの量の多少の違いがあるだけで危険度が大きい訳では
無い。(勝間)
→チェルノブイリの事故では、甲状腺がんは増えた事例はあるが、それ以外
の症例の因果関係は見つけられない。過剰に報道しすぎているのではないか?(勝間)
→原発事故は日本だけの問題ではない。対策はデータの検証などIAEAなどの期間
もいれて行うべき。(宋)
→日本の役所は放射能物室の拡散データを海外には出しているが、日本向けには
問題が起きると言って出していない。(高橋)
→間違った報道や、(間違った方向に)メディアが付和雷同するのは良くない。(田原)
■コメント
”プルサーマルの危険度は変わらない。”
”放射線はさほど危険ではない。”
といった発言を行う、勝間氏発言がとても気になりました。
経済評論家の彼女がここまで言うからには、
相当な勉強と独自の情報ルートの賜物と思いますが、
放射線影響の直接因果関係を導くのは、かなり難しい点を考慮すると、
テレビでここまで言い切るのは、いかがなものかと感じました。
少なくとも、被爆を経験した国で、放射線の影響を言い切るのは、
私は抵抗を感じます。
一方、
荻原氏や堀江氏が、事故対応や、放射能物質の飛散状況が分かりにくいので・・・
といった素朴な話を展開しているのですが、
勝間氏との間に、コントラストの多さを感じました。
堀江氏は、批評よりも、肌感覚として身近な知人のことを思い浮かべながらの
発言ではないかと感じました。
また、
高橋氏が、文部科学省や気象庁の放射能物質の飛散データを国内向けに
公表していない事に対して、
公表したら、問題が起きるから。・・と、
内情をコメントしています。もしも本当だとしたら、
役所というのは、かなり困った組織だと思います。
これを受けて、
日本人は馬鹿じゃないし、今時、海外からネットを見てデータを持ってくる。
そしてIAEAなどを絡めた情報発信を。との、宋氏の発言へとつながるのですが、
これ即ち、日本人は、役所の言う事を誰も信じてません。
と中国の方に言われるという、なんともお粗末な状況です。
初回 以上です。