「朝まで生テレビ 3/28放送」を見ました。(番組議事編 2回目)

今日も朝生2回目です。
番組議事編をUPします。
別に要旨とコメントもUPしますので、
お時間の無い方はそちらをご参照頂ければと思います。

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■テーマ 原発のリスク

地震には、強かった。津波に弱かった。
津波は前例がないと言われているが、
この程度の津波は、明治33年のに三陸沖を襲っている。
これは前例に成らなかったのか?(田原)

 福島の原発のあたりは大丈夫という話で、
 当時もそこまでは津波が来なかったのではないか?(堀江)

 その場所でどれ位(の津波の高さになるか)という調査後、許可をしている。
 チリ地震が最高で3.数メータ、その後土木学会などで見直しされて、
 5.数メータに変えた。
 だから、10メータもあれば大丈夫ということになった。(勝城)

 それは、専門家の間でも見抜けなかったのか。(勝間)

 僕は土木の専門家だが、震災のレベルを予測するのは、そもそも無理。
 問題は、壊れた後の設計。(宋)

作るときに壊れないように設計しないといけない。(田原)
 
 それは無理。
 簡単なものは出来るかも知れないが、
 重大なものは、壊れることを前提にしないといけない。(宋)

 要するにリスクはゼロかというと、ゼロではない。
 ではいかなるコストを欠けてもよいかというと、
 千年に一度の、20mの堤防は作れるが、
 コストの問題で、原子力発電は、火力発電と競争出来なくなる。
 リスクをゼロにしろというのは理屈としては分かるが、
 経済性とのトレードオフに成る。(池田)

 ところが、マスコミは、ゼロじゃないかと追求すると、
 ゼロじゃないという話になる。(池田)

 ゼロにはならない。
 ゼロにするには、作らないほかない。(高橋)

マスコミだから、あえていう。
起きちゃったんだよね。(田原)

 二度とこのような事故がおきないように対策を出すしか無い。(堀江)

 共産党の良枝さんという議員が、何度も何度も国会で指摘している※。
 それに関して、大丈夫という話にしてごまかしている。(荻原)

 ※参考URL
 http://blog.goo.ne.jp/m-hariya/e/419b67efaa4cd1c244b181f3ce37e9f6

 によると、共産党は、チリ級津波が発生すれば機器冷却の海水取水ができなくなり、
 最悪の場合は、冷却材喪失による過酷事故に至る危険がある。と指摘している。

 正確に言うと、引き潮のリスクしか言っていない。(勝間)
 状況設定は、正しく言っている。(荻原)

 とにかく(原発)54基について徹底的に追及する。
 地元の浜岡原発に関しては、20mの堤防と、バックアップ電源を高配置にする。
 コストは上がり、電力料金はあがるが、
 安全な電気を3年位でやり直すべきで、それを国民は求めている。(片山)

 是非壊れた事を前提に話をして欲しい。(宋)

 全部壊れて時にどうするか、プロシージャーは決まっていた。(勝間)

問題は津波にやられて、ポンプが全部壊れた。(田原)

 その時は、海水を入れて、・・と全部決まっていた。
 マニュアルは有ったが、発動が遅かった。(勝間)

 アメリカが手助けをすると言っていたのに、なぜ断ったのか?
 谷垣総裁は、管総理になんども情報を入れている。
 ハイパーレスキューも含めてと、決断が下るまでおそすぎる。(片山)

 東京消防庁が行ったが、いったん帰れと言われた。
 こんなに(6つ)危機管理本部があると、誰がなんだか分からない。
 大本営は一つで良い。(猪瀬)

何処に帰れといったか。(田原)

 総務庁消防庁にいわれた。
 ハイパーレスキューは、コンビナートの火災消火をしているので、
 こういった場合のプロだ。
 現場として、自衛隊がでたり、警察が出たり、国家が先に出る形をとった。
 自衛隊のヘリでの散水は霧になり、自衛隊のポンプ車はパワーが弱い、
 機動隊の放水車まっすぐにしかとばない。
 こうゆうことをやっている間に帰らせられた。(猪瀬)

 要するに、
 出かけるまで、一週間近くかかっている。行ったのは18日。
 一週間たっている。
 18日のよるから19日まで放水したら、とりあえずなんとかなった。(猪瀬)

 それが事実だとすれば、あとで検証するしか無い。(大塚)

 これからなにか起きたときに、本部だらけで一元化しないと、
 こんなことになる。(猪瀬)


■テーマ 情報のコントロール

情報は一番大事で混乱してしまう。
枝野さんは良くやっているが、最初原発事故がおきたとき、
最初は、体には影響が無いので、特別な待機はいらないといった。
それが、3キロになり、10キロになり、30キロになった。
政府を信用しないよね。(田原)

 飯館村などは、40キロのところで、水を飲んではいけないとか、
 出ている。それでは、30キロはなんだったの?という話になる。(荻原)

 それはある程度しょうがないと思う。
 問題なのは、最初に建家が吹っ飛んだとき、
 どこの館やが吹っ飛んだか、わかりません。と答えた。
 分からない筈がない、
 夜の8時まで隠して、枝野さんがきて、発表まで4時間もかかっている。(池田)


そのまえに、3キロ、10キロ、30キロとなるのは、良いのか?(田原)

 その時々のリスクを、爆発なども考慮して考え居てる。(松本)

 今回の事故は、我が国として初めての経験だ。
 情報は、正直に伝えていると思う。(大塚)

 映像をみれば、建家が爆発したかわかる。
 しかし、原発の中の人は分からなかったかもしれない。
 しかしこんな時代なので、
 映像では、こうなっていると考えるというべきだった。
 今後数年間、もしくは長い期間、我が国は、
 放射性物質とつきあわなくてはいけない。(大塚)

 はじめての経験のなかで、
 根拠の無い形での恐怖心を抱かないようう、情報を構築しているか?(大塚)

 問題は、国民の方が、もっと悪い情報を隠しているのではないか?
 という不信感が拭えていない。(勝間)

 説明不足(猪瀬)

単位が分からない。(田原)
東京の浄水場で汚染が見つかったが、要するに変わらないと言う事か?(田原)

 長い間、我が国ではこうゆう事故が起きると想定されていなかったので
 食品衛生上の指標が無かった。(大塚)

 3月11日に事故が起き、参考にする数値は、原子力安全委員会がもうけた数値
 しかなかった。
 この基準は、ICRPの作った基準などを参考にし、作っていたものだ。
 今はコレしか頼るものはない。(大塚)


 安全基準は、基本的にギリギリではなく、もの凄く安全な数字。
 今まで、なにかの影響がでた最小の数字は、100mmシーベルト
 <中略(説明)>
 面積が問題。私たちはこの値を使った事が無いから、使い方が分からない。
 それが一番の教訓。(松本)

だったら、なんで乳児に飲ますなとかいうの?(田原)

 乳児に関する数字がある。今はそれしか頼るものがないので導入した。
 大人の数字だけ公表して、乳児の数字を公表しないとあとで、問題になる。

 スリーマイルは都市部のそばじゃなかったし、チェルノブイリは砂漠の中にある。
 こんな沢山の人がいるところで、原発事故が起きたのは、人類史上はじめて。
 この数字を守ったまま、飲料水を確保出来るのか、国民と議論していかなくては
 ならない。(大塚)

 そうゆう言い方をしてくれないので、
 乳児がダメなら、大人もダメだと思うだろう。(荻原)

 1年間、飲み続けないと問題は出ませんよ。また数字は下がって行きますよ。
 と言わないといけない。(片山)

 枝野さんはきちんと言っている。
 1年間の見続けないと、問題ないといったが、1年間飲んでも、そんなには問題ない。
 安全すぎないかというと、世界の標準的な基準はそうなっている。(大塚)

正確に(情報を)言うと、水ラッシュに泣かなかった。
政府の言うことを信頼していない。(田原)

 それは報道の姿勢にも問題がある。(堀江)

 マスコミにしても、共産党にしても、リスクはゼロじゃないだろ。
 という指摘をマスコミはする。
 そういわれると、政府はゼロじゃ有りません。と答える。
 じゃあ、リスクがあるからといって、自動車もなにも全部止めるか。
 と言われると、そうじゃない。
 ちょっとでも危ないというと、たたかれる。(池田)


 事故が起きた時の累積値とか言ってくれた方が、分かりやすい。(高橋)
 
 (グラフを出して)国民の判断に任せます。と言えないの?(宋)
 
言えない。(田原)


 あまり言いたくないけど、
 テレビ局や、マスコミに、理系の人間がいない、分からない。(堀江)

 ゼロかイチの話に成ってしまうので危ない。
 間が有る事をどのように説明するか(高橋)

一般の国民は、安全が危険かのどっちかだ。
間を政府は説明しないといけない。(田原)


 今回は、好むと好まざるとに関わらず、
 今後、数年間、十数年間放射性物質とつきあわなくてはいけない。
 そこで安全かどうかを話をしていると、飲む水が亡くなってしまう。(大塚)

 自然界にかなりの放射性物質(or 放射線)が普通にあって、
 それがちょっと増えるという話なのに、
 それが普通にあるということすら知らない。(勝間)

 日本は、自然放射線レベルは比較的低い。(松本)
 ブラジルなんかよりは低い。(高橋)

 これでガンによるリスクが高いのならば、(自然放射線の多い地域の人は)
 ガンが多いとうデータがありそうだが、今のところない。 (松本)

 レントゲンがどれくらい、CTスキャンがどれくらい、
 といったのは我々(自民党)だ。(片山)

 大事を取るなら、30キロでだして、
 安全だったら、少なくすればよいといった。
 20〜30キロの間が問題で、南相馬は悲惨な事になっている。
 屋内待機は人間の心理として2〜3日しかできない。(片山)

屋内退避エリアは、危ないと思って、物が来ない。(田原)


 事故は軽く済んでほしいと、みんなおもっている。
 いきなり30キロというのも一つのやり方だ。
 推定で一万人位残っているか、問題だ。(大塚)


20〜30キロのエリアは安全か?(田原)

 放射線のレベルだけを考えていると、健康に影響が出るとは思えない。(松本)

出て行けなのかどうか分からない。(田原)

 政府としては、(大丈夫とは)言えない。
 例えば賞味期限が1日過ぎたものは、食べれるけど
 大丈夫と言わないのと同じ。(堀江)

 屋内待機は、放射性物質が通り過ぎるのを待ちましょう。という考え方。
 長期的な方策じゃない。
 本当は通り過ぎた。(藤城)


まだ(放射線が)出てる訳でしょう。(田原)

 少しは出ているが、
 もともとは、爆発の恐れを懸念した。(藤城)

 南相馬になぜ物資が入らないのが問題だ。(勝間)


 個々を詰めて、厳格な基準を設けては身動きが取れなくなる。
 水も半分に割れば、(放射性物質の濃度が)半分になる。
 厳格にやってはいけない。(猪瀬)

 飯館村は、40キロのところで、検査をしてくれといって
 県から答えが出たのは5日後で、
 水を飲んだらダメとかでてきても、困る。(荻野)

 オーバにして、そんなに入らなかったといったほうよほど安全と思う。(宋)

<中略(ここで質問コーナ)> 

一番の混乱の原因はこれ(アメリカが半径80キロ以内を退避したこと)
だと思う。
日本は30キロ。
外資系の起業が、関西、香港に避難し、フランスの場合は飛行機がやってきた。
外資系の連中はみんな引き上げた。
80キロ100キロ(のアメリカ)を信用するのか?
30キロ(の日本)を信用するのか。?(田原)

 確かに、一部の大使館は移動している。
 80キロとか30キロの数字は、どれも正しいか、どれも間違っている。
 避難しているのは、その数字に納得していないからだ。(宋)

 リスクと損失の比較考慮の問題だ。
 東京都民がみんな逃げる事は(上記の比較に置いて)できない。
 だから、外人みたいに、損失の少ない人は逃げれば良い。(池田)

 80キロにすると、東北自動車道も圏内に入るため、物資が届けられない。(堀)

 保安員のトップと東電の社長が20キロのところに行って野菜を食べたら良い。(荻原)

 80キロについて(聞いた話だが)セーフティーマージンがあり、
 分かりやすい数字にする必要があって、50マイルを設定している。(松本)


やっぱり枝野さんなり、管さんが30キロでいいんだ。安全だと言えば良い。(田原)

言っている。(一同)

 日本人は安全といわれると、ゼロだと思う。
 様々な放射線がコレだか有ったといって文句を言われるのが困る(勝間)

枝野さんは、基準値が違うという。
アメリカと日本人は同じ人源だ。冗談じゃない。人間はひとつだ。(田原)

 それは建前で、こんなことは絶対言えない。
 安全マージンとか、キリの良い数字をつかっているとか、公式的に言えない。(堀)

 
 特にアメリカには、我が国は30キロでやっているので、・・・
 と上手く頼んだら良かった。(片山)

自民党が頼んだら良かった。(田原)

 そこは前もってやっておくべきだった。(堀江)

 自民党は、いってるけど、民主党は、聞いてくれない。(片山)


政府発表と、マスメディアの言っている事が違う。
その要な場合は、どうすればいいんだ。(田原)

 リスクは、ゼロじゃない。
 原発を止めたらといっても、やめたら日本経済はどうするのか。
 日本経済のメリットとリスクをどんなものさしで、比較する事無く、
 とにかくメディアは危ないじゃないかといい、行政は危なくございません。
 という。
 結局こうなった。(池田)
 
事故がおきたら、それができなく、現地の情報発信だけになった。(田原)


===

<続く>