「日本で最高のサラリーを稼ぐ男達の仕事術」を読みました。

震災当日止まった電車の中で読んだ本が、この本でした。
しかし、震災とはなんの関連もありません。

さて、本書のタイトルは、サラリーマンとしては、
とても興味をそそるものだと思います。

さらに、本の帯(赤色)には、

表「サラリーマンが年収3000万円稼げる理由」
裏「自分の給料が驚く程上がる本」

と書かれております。
3000万円と言えば、大手企業の取締役クラスの年収と思います。
このご時世、給料が驚く程上がるとはどんなことでしょう。


本書を読み進めて行くと、そのカラクリが説明されております。
著書田口弘氏が創業した、株式会社ミスミのお話です。

実力主義を徹底させ、自分で得た利益を自分を中心に分配する
ことが出来るため、時に社長よりも多かったり、億を超える年収
に成る事もあるそうです。


自分で企画した事業の利潤を自由に配分出来るシステムは、
一般企業ではあり得ないシステムだと感じました。

このため少し特殊な事例のように思いますが、
田口氏は、いずれ様々な会社に広がって行くと予想しています。


本書の内容は、スタンダードなものと思いました。
例えば、

・なにかのせいにしない、言い訳をしない。
・一つ上の目線で考える。
・窓際になったら喜べ、そして勉強やビジネスの企画を考えろ。
・自分で仕事を作り出せる人になれ。
・・・

これを読んで全て実行できる訳でも、ましてや年収が急に
上がる訳でもないと思いますが、本書の内容は、
多くのできるサラリーマンの共通事項と思いました。


本書は、文体や構成が読みやすく(安っぽくない)、
この種のビジネス本を読んだ事が無い。
という方にはお薦めできます。

この手の本を沢山読んでいるという方は、
ちょっと物足りない感もあるかも知れません。


私個人的には、この株式会社ミツミに興味を持ちました。
研究してみる価値はあると思います。


※アマゾンだと、帯が見れないですね。(汗)