「朝まで生テレビ 3/28放送」を見ました。(論点・コメント編 3回目)

田原総一郎氏のブログにて、朝生の様子がコメントされて
おりますので、最初にご紹介します。
なぜ正確な情報が出てこない – 田原総一朗公式サイト


以下、番組議事編(3回目)の主な論点と私のコメントをご紹介します。

■主な論点(3回目)

自民党はなぜ協力しない。この際マニュフェストにこだわる必要は無いのでは?(田原)
 子供手当などのお金を災害対策に回そうといっても、民主党は話を聞かない。(片山)
 谷垣さんは少しだらしない。もっと管さんを追求すべき。(田原)

第二次世界大戦以降、初めて国難に接しているという意識が必要。
 今までの予算を消化するという事でなく、関東大震災の時の帝都復興委員のように、
 様々な事を検討しなくてはいけない。(猪瀬)

→(復興計画に関して、)草の根の話は出ているので、まとめてくれるところが欲しい。(勝間)

阪神大震災の時の自民党はひどい。個人で破損した物は政府は保証しないと言った。(田原)

→災害負担法により、財務省は壊れたところを復旧するということをする。
 (同じところに同じ物ができても仕方ないので)政治家はそういった枠を
 外す必要がある。(高橋)

→非常時の対策だからこそ、様々なことができるのでは?(堀江)

→非常時だからこそ、日銀引き受けを考えても良いのでは無いか?(荻原)
 日銀引き受けは、毎年10兆円レベルで行っており、今できないというのはおかしい。(高橋)

→やはり管さんが政治生命をかけてやるべき。(田原)
 能力不足ならリーダー(管総理)は変わるべき。(勝間)
 ビジョンも印象に残る言葉もない。そういったメッセージを出せないのであれば
 (管総理には)止めてもらった方が良い。(猪瀬)

→自然は意地悪い事に、管さんみたいなときに起きる。
 政治生命をかけて、火事場の馬鹿力でやる。といえば国民も応援する。
 二週間たちました。じゃない。二週間も経ってしまいました。と言って欲しい。(田原)


■コメント(3回目)

(番組中)田原氏が岡田幹事長に、
震災でこんなに大変な状況になっているが、分かっているか?
と訪ねたところ、私はこのような立場(幹事長)ですから、
情報はいっさい知りませんと。答えたそうです。

民主党の大塚氏も一瞬言葉を失っていましたが、
このあと、自民党の片山氏が、自民党ならワークグループからの議論が
上がるが、民主党はトップから頭ごなしに、ダメと言われる。
といい不満をぶつけています。

この様子を見る限り、民主党の方が自民党よりも党内の議論の場が少なく、
トップの独裁で物事が進んでいるような印象を受けました。
党の内部は、国民のイメージとは少し違った様子なのかも知れません。

さて、私も少ない金額ではありますが、募金をしました。
その時思ったのは、なんでこんな時に、政府はお金を出さないのか?
ということです。
戦後最大の国難にあたり、国債の増額でも、輪転機を回すでも、
策は何でもすればよいのではないかと思いました。
政府は数兆円単位のお金を動かせる訳で、募金で集めた額よりも、
遥かに大きく効果がある筈です。

今回この素朴な疑問がクリアになりました。

ひとつは、
阪神大震災の際に、個人で破損した物(個人財産)は政府は保証しない。
としたことです。
確かにそんなことがあり当時議論を呼んだことを思い出しました。
個人の財産は多種多様であり、被災に対してどのように保証するか大変難しい
問題だと思います。
今回の震災では、いち早く募金の話が出ていますが、過去の災害事例の教訓から、
被災者個人に必要なものはお金である。という反省が生かされてた訳です。
※国の特別予算が決まってからというのでは、時間もかかりますし。

もうひとつ
国債の日銀引き受けに関しては、実は毎年10兆円レベルでやっており、
今増やせないのはおかしいという点を、元財務官僚の高橋氏が指摘しています。

後で思ったのは、今回の震災の被害が例えば20兆円だとしても、
一般会計と特別会計の合わせて200兆ほどある国家予算のたった1割に過ぎません。
これこそ、仕分けの一つもしてどうにか成らない物でしょうか?


今回の番組でひとつ良かったのは、震災と政治的な動きなど、
なかなかテレビやネットのニュースでは出てこないところが分かった
点だと感じました。


3回目 以上です。