「朝まで生テレビ 3/28放送」を見ました。(論点・コメント編 4回目)
以下、番組議事編(4回目)の主な論点と私のコメントをご紹介します。
■主な論点(4回目)
→火力発電所はどのような状態か?(堀江)
(津波で)外部の設備が流されたり、土砂で溜まっている。(島田)
→計画停電のエリア選択がフェアじゃないという意見がある。(勝間)
鉄道を優先しており、鉄道設備の有無で停電エリアが決まる。(島田)
→電車の利用電力は東京電力の発電量の2%位と聞いているが、
運行を8割にまでおとし、ホームに人があふれて危険になる位まで
制限すべきか?(勝間)
電車の運行調整は、各鉄道会社にお願いしている。
電力削減は、積み重ねが大きいので引き続きお願いしたい。(島田)
→計画停電しない方法はないのか?
(節電ほかの、何かしら方策で)計画停電しなくて済めばそれに越した
事は無い(堀江)
東電は強制出来る立場に無い。オイルショックで行った総量規制を
政治家が行わなくてはならない。(猪瀬)
→深夜電力は、昔は余っていたが現状は?(堀江)
日中の節電や、まだ稼働していない工場などがあるため、
昼夜の差は少なくなっている。(島田)
深夜に節電して、本当に意味が有るのか?(堀江)
夜の電気を貯金できるかという意味だ。(猪瀬)
電気を貯めるのは難しいという事(を言わねば成らない)。(大塚)
→政令で、昼間使うのではなく、夜にシフトしろ。とかいわないと
いけない。東電さんは言える立場に無い。(猪瀬)
蓮舫大臣は知らないといった。(片山)
政府はオイルショックのときに何をしたか知らない。(田原)
問題は国に6つも本部があって、どかだか分からない。
先ほどの政令も、経済産業大臣がハンコを押せば終わりだが、
大臣のポジションが分からない。(猪瀬)
→夏はどうするのか?(堀江)
クーラ需要の割合が大きいので、温度制限をすればよい。(勝間)
温度制限よりも、工場をなんとかすべき。(堀江)
ガスタービン発電機を新設しようとしている。(島田)
お詫びの広告よりも、節電広告をすべき。(宋、堀江)
電気代を上げるとした方がよい。(池田)
今の電気代は、燃料代を連動しているが、
もっと柔軟に変える事も検討すべき。(片山)
このようなときは、総量規制しないと乗り越えられない。(猪瀬)
→六本木ヒルズは自家発電機があるので、節電して余った電気を
回している。
工場などの余剰電力を簡単に売れる仕組みにできないか。(堀江)
それは変えるようにしている。(片山)
→東電エリア以外で節電する意味は有るのか?
過剰に節電をして、経済活動が止まったりしている。
火力発電所の燃料が足りないとおもって、節電している人も居る。(堀江)
燃料が足りないという事はない。(島田)
■コメント(4回目)
計画停電の話題に関して、最も光っていたのは堀江氏だったと思います。
火力発電所の問題、夜間帯の電力状況と節電の問題、東電エリア外の節約の問題、
事業所発電機の売電の問題など、私も、同じような疑問を持っていたため、
これは一般の人達が疑問に思う問題点を、代わりに質問しているのだな。
と思いました。
夜間の節電に関しては、明確な回答が得られませんでした。
少し前に、私も疑問を持ち、東電の公表しているデータを参照したのですが、
参考URL
http://www.tepco.co.jp/forecast/index-j.html
確かに、お昼の節電が効果を上げ、昼夜の利用差は減っています。
夜間電力は空いているとはいうももの、暖冷房を利用する期間であれば、
ちょっと節電を怠ると、限界値に達してしまうような印象を持ちました。
一方、少し冴えなかったのが、勝間氏だったと思います。
電車の運行状況を、東電さんに詰めても仕方ないでしょうし、
このレベルの電力不足を、エアコンの温度を調節すれば良い。
といったり、ちょっと的を外している印象を持ちました。
ただ、計画停電の停電エリア選定が不明確。の指摘はその通りで、
多くの人が思っている事で、偉い人の住んでいる地域は停電しないなど、
色々噂もあるようです。
平等公平もそうですが、堀江氏の言う通り、計画停電をしないで乗り切る
のことができれば、ベストに違い有りません。
最後に、猪瀬氏が
電力の総量規制の政令を利用するしかない。
という、行政の実務家としての知見を述べており、
そのような仕組みがあることすら知らない私は、
たいしたものだ。と納得してしまいました。
発電所をすぐに稼働させることも出来ないでしょうし、
ましてやエアコンの温度などで節電するにしても限界がありますから。
4回目 以上です。