「DOMANI・明日展」に行ってきました。(その1)

本日は、新東京国立美術館の企画展として行われている、
「DOMANI・明日展」をご紹介します。

文化庁が主催し、芸術家の方が海外で研修する制度があり、
その成果発表のための展覧会ということです。


今年は特に45周年ということで、過去にこの制度を利用して
研修に行かれた、芸術家の方の展示もあり、
例年よりも充実した展示になっているようでした。

全く素人な私視点では、
(大変失礼で、本当に恐縮ですが、)
高校や大学の文化祭の美術部の展示。
・・と感じた印象もあり、・・

自分の文化的レベルの低さにがっかりもした訳ですが、
心を打たれる作品が数多くありました。


パンフレットの表紙です。

一見、どこか南の島のおばあさんの写真位にしか
思わないのですが、解説を読むと心を打たれます。
後ほど、ご紹介します。


今回も、いつものように、印象に残った絵の、
絵はがきを買ってきましたので、ご紹介します。


山口牧子さんの「Wings No.1」という作品です。
抽象画というジャンルと思います。

実際の絵は結構大きくて、
展示や保管が大変だなぁ〜。
と余計な心配をしてしまうのですが、

確かに鳥が飛んでいるように見えまして、
こういった世界には憧れてしまいます。

しかし、絵はがきで見ると、
どっちが上か下なのか分かりません。

やはり、芸術は生で見ないといけませんね。


塩谷亮さんの「Olga」という作品です。

塩谷さんの作品は、ただ事でない上手さです。
写真以上に本物っぽく、ただただ見とれます。
尋常ではありません。

この絵はがきの絵は小さいサイズですが、
大きなサイズや、チューリップの花などの
静物の絵もありました。
どれも並々ではありません。


児嶋サコさんの「In a Cage/Perfect rearing」です。

児嶋さんは、ネズミの絵を中心に展示していました。

絵はがきの絵は、とてもかわいいネズミで、
全部こんな絵だったら、相当に売れそうな作家さんだと
思いましたが、展示では、結構悲しいネズミの絵もあり
きれい事では済まされない、芸術家の凄みのようなものを
感じました。
(もしくは女性のもつ怖さのようなもの?)



今回の展示を、一通り見て回った感想は、
予想外に、良かったということでした。

展示していた芸術家の方にも興味を持ち、
それで、通常美術展では買わない、
出品一覧の本を購入してきましたので、次回は、
さらに紹介を続けたいと思います。

(つづく)

今日のアクセス:40742