「仕事燃費を3倍アップする!」を読みました。

テレビでもおなじみの、
著者である「齋藤考」先生ですが、

本を出しすぎて、内容が薄くなってしまったのでは?

・・という話を耳にするようになり、
(私も多少同感する部分もあったものですから、)
しばらく離れておりました。

本日ご紹介する、

「仕事燃費を3倍アップする!」

は、偶然アマゾンでみつけ、
コンセプトが明快で、実に分かりやすく、
齋藤先生らしい。と思い、
久々に期待して本を買ってみた次第です。


どのような内容かと思って読み進めると、
表紙のイラストのごとく、
何というか・・・でして、
先日読んだ、「人垂らしの流儀(齋藤優氏)」にあった、
表紙の善し悪しと、本の内容は、7割方一致する。

を思い出しました。


若干悪口っぽいことも書いてしましましたが、
本書のコンセプトは、イラストのごとく、
若手サラリーマン(若手社会人)をターゲットにしている
ことは明快で、
私のような、40才過ぎのおじさんが読んで、
うだうだ言うような本ではありません。

ですから、私の悪口は、必ずしも適切ではないと思います。

本書では、

 ・仕事は、完璧を目指さない。
 ・早い段階で報告する。
 ・想定外のトラブルに備える。
 ・最後までやりきる。

といった、仕事の生産性を上げる、
きわめて基本的な事柄が紹介されています。


他の本と同様に、途中で先生の若かりし頃の
エピソードが出てきます。

齋藤先生の本は、何冊も読んでいるので、
先生がいかにご苦労されたのか知っています。

その辺を詳しく書いた本も有り、
それらに比べるとインパクトは薄い気がしますが、
重要なことはそこではないと思います。

(繰り返しになりますが、)本書は、あくまで、
若手サラリーマンが、軽く読むための本なのです。


さて、
本書の特徴は、後半の内容が突然面白くなることです。
本の文体や進め方は変わりませんが、

・何でも上機嫌にする。
 仕事は、内容でおもしろさは決まらず、機嫌良くすると
 面白くなる。つまり、仕事は気の持ちよう。とか。

・体と心の柔軟性はリンクする。
 体が硬いと、心も閉ざしてしまうので、仕事で大切な
 コミュニケーションが悪くなる。

など、気分や体に関することが書かれておりまして、
他のビジネス本とは大きく異なる、
齋藤先生のオリジナリティを感じる箇所と感じました。


ばーっと読み飛ばしたくなるような本ですが、
最後の部分だけは、じっくり読んでみてください。



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