「タイタニック」を見て泣きました。私的に最高の映画です。

私の通っていた歯医者さんは、
小児歯科をやっておりまして、
(子供の気持ちを和らげるためと思うのですが、)
診察台の前にテレビがあり、アニメや映画が流れています。

あるとき、青っぽい画質で、品の良いおばあちゃんの
映画が上映されておりました。
音は小さく、画面だけ眺めるのですが、

「この映画なんだっけ?」・・とすぐに思い出せず、

途中で「タイタニック」と気づいたときには、
自分のボケ具合に凹みました。


映画「タイタニック」は私的に一番の映画なのです。
(本当に面白い映画は、2回位は見ようと思うのですが、
実際2回以上見た映画は後にも先にも、「タイタニック
しかありません。)

既に公開から一ヶ月以上が経っているわけですが、
タイタニック」を見るためには準備が必要です。
ひとつは、気持ちを整えて、「見るぞ」と気合いをいれる
ことで、
もうひとつは、3時間以上の長編であるため、
体調を万全にして映画館に向かう必要があることです。
(とは言っても主にトイレの話ですが・・)

そうこうしていたら、公開から一ヶ月も映画館に足を運ぶ事が
できず、ようやくさきほど見てきたのですが、
平日の夜というのに、若い人達からご年配の方々まで、
結構お客さんが入っていました。

若い人は、初めて映画館で「タイタニック」を見るのだと思いますし、
ご年配の方は、2回目で3Dを期待して見ているのだと思いました。


かく言う私も、初めてというか、今頃というか、ついに3D映画を見ました。

初めてなので、メガネにかぶせる3Dメガネ(レンズ)を購入し
上映前の、他の映画の予告編を見ます。

今頃知ったのですが、
3D映画の場合、他の予告編も3Dらしく驚きました。

実際に3Dで「タイタニック」を見た印象は、
後から3D加工したためか、予告編でみる他の映画よりも飛び出る
具合が小さかったように感じました。
しかし、3Dの飛び出る具合が程ほどで、私的には、ちょうど良かったです。

最初3Dに目が慣れず、特に私の場合目が悪い物ですから、
裸眼でみたら普通の映画に見えました。(笑)
(これも初めて知りました。字幕がぶれる感じ。)

しかし、結局のところは最後まで3Dメガネで見ました。
やっぱり3D映画は、3Dが良いと思いました。


よく知られたストーリなので、説明や役者さんの話は省きますが、
毎回気になるのが、ヒロインのケイト・ウィンスレットさん
が、実年齢(公開当時推定21歳ですが、キャスティングされたときは
18歳だったそうです。)よりもプラス5歳位に見えることです。

演じている役は17歳(と映画でセリフがありました)なので、
もっと別の役者さんでもよかったのではないかと思ったりもするのですが、
タイタニック」に負けないという意味では、(あの肉感というか、笑)
存在感が必要だったのかな。と思います。

ところで、レオナルド・ディカプリオがデッサンする彼女の絵は、
顔がシャープで、彼女に似ていないような気がするのですが、
気のせいでしょうか?

また、101歳のヒロインを演じるグロリア・スチュアートさん
は2年ほど前に100歳で亡くなっています。
当時87歳ということですが、素晴らしい演技です。


この映画で、もう一つ気になるのが、
室内の浸水の中を動くシーンでは、冷たさ・寒さが感じられない点です。
ボイラー室側から浸水するので、暖まっている。
・・なんてことも無いでしょう。

実際の浸水はオイルや汚れなどが浮いたりして、相当汚いのではないかと
思います。水に関しては、シーンはプールの水って感じが否めません。
(一応、水に入るときは、寒い演技をしていますが・・、)

とはいえです。
最高であることには、全く変わり有りません。

時代劇であり、悲劇であり、
禁断ラブストーリであり、パニック映画であり、
・・・様々な要素を持つストーリーですが、

今回見て感じたのは、主人公を演じるレオナルド・ディカプリオの、
あくまで前向きなセリフと、主人公とヒロインのあくまでも愛し合う
二人の姿です。

ディカプリオは、貧乏でありながら自分を卑下することなく、
絵の道具があればあとは、人生に必要なものは
何でもそろっていると言い、常に明るい未来に生きています。
(15年前は私も20代で、単なるデート用の娯楽映画の範疇でしたが、
歳をとってみると、タイタニックからは、沢山の学びも感じられます。)


ケイトさんが、命をかけて愛するディカプリオを助け、
救助ボートで別れ離れになりたくないと、
ボートからタイタニックに乗り移ります。

愛する人がいるというのは、本当に大切なことだとおもいます。
(ちなみに、15年前は1回は当時の彼女と見ましたが、そこまで
愛する人の大切さを映画からは感じませんでした。)


愛する二人の姿に、
泣けます。


この映画で一番良いシーンと思うのは、
映画の最後に、ディカプリオの待つ時計の前に、
ケイトさん入っていくシーンです。

コテコテの演出とは知りながらも、
続くタイタニックの乗客から二人が祝福されるシーンでは、
本当に涙が止まりません。
(歳を取って涙腺が弱くなってしまったものです。)


15年も前の映画とはとても思えない内容で、
この感動は、絶対に映画館で見て欲しいと思います。


http://www.foxmovies.jp/titanic


今日のアクセス:53,412