「テルマエ・ロマエ」はよく錬られ、手間暇かけた映画と思いました。

映画「テルマエ・ロマエ」は、
漫画のパロディーっぽい雰囲気がするので、
個人的に、なかなか見ない類の映画ですが、
「割と面白い」といった話を至る所で耳にします。

同じように、世の中の人も動員されるのでしょうか。
映画の公開からしばらく経っていますが、
今週も某シネコンのサイトでは、ランキング2位を
キープしています。

口コミ効果というのでしょうか、
けっこう凄いことと思います。

(私も先ほど見てきましたが、月曜のレイトショー
というのに、結構人が入っておりました。)


ストーリーは予告編等で想像していたのですが、
ちょっと違っていたのは、主役の阿部寛さんが、
現代とローマ帝国の時代を行ったりきたりすることです。

この手の映画に阿部寛さんが出るとなると、
想像されるのは、「トリック」のようなボケ具合ですが、
今回はそんなことは有りませんでした。

主役の阿部寛さんは、最近私がコメントを書いている
映画だけでも、「素敵な金縛り」、「山本五十六
そして主演の「天国からのエール」と、
それぞれ異なる雰囲気の役柄を演じています。

今回は、どちらかというと、テレビドラマ
「結婚出来ない男」風な雰囲気に思えました。
(そういえば、「結婚出来ない男」でも、建築家の役でした。)

そして、このテレビドラマに次いで、
今回もお尻を出していました。(笑)

あまり男性のお尻を見ることはありませんが、
阿部寛さんのお尻のシーンは、インパクト十分です。
もちろん、体も立派に作っていますが・・。

ヒロイン上戸彩さんと、どういった絡みとなる
のか気になっていたのですが、
「トリック」の仲間由紀恵さんとはちょっと違っていて、
なんとなく恋が芽生える関係でした。


今回映画を見た理由として、
上戸彩さん好きという事があります。
お風呂のシーンなど、上戸彩さんがノーメーク(っぽい)
お顔を拝見できるのですが、こんな顔だったのか。
と思います。
しかし、これがまた良くて、映画代の元が十分に取れます。
そして、ローマ時代の衣装姿も、とてもそそれられます。


映画「テルマエ・ロマエ」」は、
ローマ帝国の時代を舞台にしていることもあり、
その再現がかなりの難しかったと思います。
見た印象では、全く自然に良くここまで作ったものだと
感心します。

いかに顔が濃いとはいえ、ローマ人を日本人が演じる
パロディー映画ですが、作り方に関しては、超一流と思いました。
(さすがに、お肌の色はちょっと違ってましたが。)

この映画が面白いというのは、このように、一見お馬鹿な話を
とても真面目に作っているからだと思います。

セリフからはローマ時代を始め、様々な調査を、
沢山しているような印象を持ちます。

今回、特に大変だっただろうと思うのは、
比較的お年を召した方の、入浴シーンが多かった
ことで、撮影のために何時間もお風呂に入るのは
相当大変だっただろうと思います。

良い感じのおじいちゃんが沢山出ていました。
こういったシナリオやキャスティングもまた、
今回の映画の練りに錬られた一面であると思います。


得てしてこの種の映画は、子供に見せたくない。
みたいなことにもなりがちですが、そういった心配は
ありません。
家族全員で楽しめる映画ではないかと思いました。
まだ見ていない方は、どうぞ。!!


ストーリー | 映画『テルマエロマエ』