「ガール」を女性割引の日に見てきました。

私が通う映画館は、
割と最近できたショッピングモールの中にある
シネコンです。

今時チケットなど、ネットや自販機で簡単に販売で
きそうなのに、カウンターで対面販売でした。

はじめ違和感があったのですが、
次第に慣れ、やっぱり、人が良いなぁ〜。
とか最近は思っていたのですが、

・・今日行ったところ、
なんと、いつの間にかカウンターレスとなり
駅の切符売り場のように、自販機が並んでいました。

対面販売のカウンターは、ちょっとした高級感もあり
良かったのですが。(と寂しく思いました。)


さて、

私が映画「ガール」を選んだのは、
もちろん!!
綺麗な女優さんが沢山出ているからですが、
ポスターの作り(というか質感というか雰囲気)が、
映画「モテキ」と似た印象で、なにか面白いのでは無いか。
と少し期待したためであります。

そして本日水曜日、
女性割引の日に、「ガール」を、
おじさん(私)一人で見に行きました。(笑)

レイトショーに行ったのですが、割と混んでいて、
私以外の男性は、約二組のカップルの相方だけでした。
(しかもデートなのでしょう、お若かった。)


映画「ガール」は、香里奈さんを中心に、
麻生久美子さん、吉瀬美智子さん、板谷由夏さんの
3名の女性のストーリーを絡めたドラマです。
加えて、壇れいさん、加藤ローサさん、波瑠さんといった
3名の女性を絡めています。

「きっと あたなたがここにいる」
が、映画のコピーですが、
仕事も生活も異なる4+3名の女性を通して、
女性の心理や不安感を表現したストーリとなっています。

この微妙な女性心理を表現するのは、(映画の後で調べたら)
奥田英朗氏(原作)、深川栄洋氏(監督)と二人の男性でした。

映画館では、女性の方は割とウケているように感じたので、
少なくとも、原作は女性と思っていたので、予想外でした。

もちろん、
奥田氏の描く女性心理には高い評価があるわけですが、
女性との会話もおぼつかない私などにしてみれば、
唯々感心するばかりです。

監督の深川氏は、最近レビューにも書いた「神様のカルテ」の監督です。
監督業としては割と若手と思いますが、上手く表現していると感じます。


実際の映画を見た感想ですが、少しバブリーな時代の
空気を感じました。

香里奈演じる広告代理店の社員ですが、
若い割には高そうな洋服を沢山もっています。

先輩社員を壇れいさんが演じています。

同じように派手な洋服を沢山持っている訳ですが、
この年代まで独身であれば、相当お金も貯まっている
筈なので、あのような方はいそうです・・。


同じように香里奈さんの大学のゼミの先輩である、
麻生久美子さん(ゼネコン勤務)は、会社や自宅はメチャクチャ
綺麗で、ゼミのOB会の様子も華やかです。

二人は、仕事に問題を抱えて悩んでいる設定ですが、
庶民感覚では、ちょっと夢の世界のようでもあります。


一方、吉瀬美智子さん(文具メーカ勤務)や
板谷由夏さん(何故かジャガーのディーラ勤務)は
ごくごく地味(というか、私的には普通)です。

こちらの二人は、私の知り合いにも沢山いそうです。
住んでいる世界が違うので、この4人が仲良くなることは、
実生活ではおそらく無いと思いました。


今回の映画では、割と変わった職場が出てくるので
気にしながら、見ました。

香里奈さんの彼氏役、向井理さんが勤めるのは、
クレジットから三井造船昭島研究所と推測されます。
三井造船のジャンパーを着ていました。

参考URLです。
http://www.mes.co.jp/Akiken/shisetsu/daisuisou.html


また、加藤ローサさん勤めるデパートは、
同じくクレジットから、大丸東京店と推測されます。


以下俳優さん(役)に一言。

香里奈さん:主演
「こちかめ」の麗子さんや、「明日のジョー」の白木葉子さん役が、
割と良くはまっているものですから、印象が強かったのですが、
Wikiで調べてみると、割と映画の主演をしていました。

要潤さん:女性上司にたてつく役
仮にもサラリーマンで、あそこまで露骨に、
上司(麻生久美子さん)にたてつく人は(今時)
いるのだろうか。と思いました。

向井理さん:香里奈さんの彼氏役
女性の気持ちを分からない、理系男子を演じています。
ナベが壊れたと言われれば、誕生日に高級圧力ナベを贈り、
NGが出ると手作りのヨットの模型を贈るあたり、
自分と同じです。(違いは、見栄えだけです。涙)

檀れいさん:香里奈さんの相方(おそらく営業職)
香里奈さんの仕事の相方で、アラフォーで仕事が出来る
独身女性役です。女性の強みを100%利用しつつ、
馬鹿を演じつつ、仕事を進めていく女性です。
実際、多くの職場は、男性社会ですので、こういった
方が現れると、丸ごと乗っ取られてしまいます。

クライアントの部長を、段田安則さんが面白く
演じていますが、実際にありそうです。

なお檀れいさんは、7名の中で一番美人と(私は)思う
のですが、しかし実年齢には勝てない気もします。
(ある意味映画は恐ろしい。)

映画で、一番若い女優さんが、波瑠さん(20歳)、
次が加藤ローサさん(26歳)でして、
個人的には、今回の映画では、加藤ローサさん
が一押しです。

という訳で、個人的好みに脱線しましたが、

映画「ガール」は、
仕事をストーリの中心において、
アラサーの主要登場人物の女性の悩みや
葛藤といった心理描写を中心に、
男が多少馬鹿っぽく演出された映画です。

おじさんにはお勧め出来ない、アラサーの
サラリーマン女性むけの映画と思います。

大きなストーリー展開も無いので、
女性がみて「普通」といった感想を持たないもの
かと、おじさん(私)は思いました。


http://girl-movie.jp/index.html


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