「のぼうの城」をみて、このような壮大な時代劇がよくできたものだと感心しました。

週末は会社に人が居ないので、
仕事がはかどります。

日曜日も頑張るぞ!
・・と土曜日の夜中に帰宅したのですが、
今朝(つまり日曜の朝)
どうもにベットから起き上がることができません。

それでも仕事があるので、
頑張って会社に行ったのですが、
集中力が持続せず、
思ったほど成果が出ませんでした。

体力的にというよりも、
ストレスの溜まり具合が、
満タンに近づいてきたようです。

明日から、普通に一週間が始まるわけで、
これはヤバいと感じます。

なんというか、
ストレス発散が必要と感じました。

こんな時は映画しかありません。

ちょうど好きな女優さんが登場する
映画があります。

彼女を見て元気になりたいのですが、
・・しかし、
その映画は結構長めの映画です。
レイトショーを見に行くと、
終わるのがだいたい0時です。

そして、
日曜の夜に見るのはどうかと思いましたが、
結果、見終わった感想としては、

十分な長さが、ストレス発散的には
ちょうど良かったと感じました。

という訳で、本日は今週公開したばかりの映画、

のぼうの城

をご紹介します。


のぼうの城」は小説としても有名な作品ですが、

(私の記憶が正しければ、)
このタイトルを最初に知ったのは、
弘中勝さんのメルマガ「発想源」で紹介
されたことと思います。

ご参考:弘中さんのブログです。
blog.quizzing.jp – このドメインはお名前.comで取得されています。


その小説が映画化されるということですから、
これは是非見なければいけないと思いました。

時代は、
戦国時代も終盤にあたる1590年。

日本統一に向け、
豊臣秀吉の最後の大戦である、
小田原北条氏との戦いが始まります。

のぼうの城」の舞台と成る「忍城」は、
北条氏の勢力下にある支城の一つです。

小田原討伐の一環として、
豊臣秀吉石田三成に2万の軍勢をつけ、
北関東にある北条氏の支城を次々と
攻めていきます。

たいした戦もせずに、
城が明け渡されていくのですが、

唯一石田軍に反旗を翻し、
小田原落城後までもちこたえたのが、
忍城」の戦いです。

兵力2万の石田軍に対する忍城方は、
500名の武士と近隣の農民を合わせた
3000名しかおりません。

城攻めは、守りの数倍もの軍勢が必要と
云いますが、
小田原攻めの最後まで守り抜いたということは、
戦国時代を通じても、奇跡の戦だったと思います。

映画の最初に、

この物語は今から約400年まえにおきた
史実をもとに作られている。

といったテロップが入るのですが、
本当に凄い話だと思いました。

※まだ始まったばかりなので、
 ストーリはここまでにします。


映画を見るにあたって、
何度もポスターや予告編を見ました。

野村萬斎さんのもつ、
やや異常な空気感を感じ、
正直、どんなもんかな?

・・と思っていました。

それでも映画を見ることに決めていたのですが、
その理由は、大好きな女優さんである、
榮倉奈々さんがヒロインとして登場するからです。

映画では、野村萬斎さんや佐藤浩市さん
を初めとするそうそうたる役者さんが
登場しますが、

その中で唯一、元気な演技というか、
下手な演技が浮いた感がありましたが、

私的には全く問題有りません。
理由は分かりませんが。笑)

主役の野村萬斎さんの醸し出す
独特の空気感が異様で、
なにか超越して突き抜けたものを感じますし、

母親役の鈴木保奈美さんといい、
忍城側の人物が軒並み個性的であるので、
バランス的には、これで良いと思いました。


ちなみに、Wikiで「のぼうの城」の登場人物を
調べてみると、野村萬斎さん演じる主役の
「成田長親」は殆ど記述がないのに対して、

榮倉奈々さん演じる「甲斐姫」の説明は、
かなりのボリュームがあります。

読んで見ると、信じられないぐらいの
波乱に満ちた生涯を送った方のようで、
本当にこんなお姫様もいたの?と思います。

これは、
大河ドラマになってもよさそうな人生です。

興味のある方は、是非「甲斐姫」を検索
してみてください。


映画の前半は緩いシーンが多く、なんだかなぁ〜。
と思うのですが、後半は合戦シーンが
多くなり、徐々に盛り上がってきます。

映画の上映時間は145分と比較的長い方だと
思いますが、見ていて時間を感じることは
有りませんでした。

特に合戦シーンでの、
佐藤浩市さんや山口智充さんは
カッコ良いのですが、

あのような立派な人は戦国時代には
いないと思いました。

でも、野村萬斎さんは居そうな気がします。
やはり伝統芸能の力なのだと思います。


対する豊臣方は、
石田三成演じる蚊道雄輔さん、
大谷吉継演じる山田孝之さん、
長束正家演じる平岳大さんと
イケメン揃いです。

全員30歳ぐらいと若いのですが、
当時の実際の年齢もそれ位でした。

この3名はそれから10年後の関ヶ原の戦で
全員が石田三成率いる西軍に属し、
石田三成が41歳の若さで死んでしまいます。

30歳の若者が2万人の軍を率いて戦をし、
10年後に関ヶ原を戦って名を残して死んでいった
諸将は今の私よりも若い訳です。

う〜ん。

話はそれましたが、
映画では、馬が城内を走り回ったり、
城攻めの引きの絵や、派手な合戦シーンが
が有ったりしたのですが、

現代において、
良くこういった壮大な時代劇の映がとれるのだと
感心しました。
もちろんCGの威力をふんだんに発揮しているのだと
思いますが、たいしたものだと感じます。

(ただ、映画の冒頭の画質は特に悪い気がしましたが、
この映画に限らず、あの画質の悪さというか、
デジタルな感じはなんなのでしょうかね。

一番大きなスクリーンだったからでしょうか?)


・・と言うわけで、
予想に反して、面白い映画でした。

やっぱり、時代劇はいいですね。
日本人で良かった。


のぼうの城 | アスミック・エース



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