「ふがいない僕は空を見た」は予想と違って、ふがいない印象を持ちませんでした。

しょっちゅうブログにも書いていますが、
私が映画を見るのは、
日曜の夜か月曜の夜が殆どです。

理由は「空いている」の一点だけです。

人気の出そうな映画の場合は、
1〜2週待ってから見ることが多いので、
殆どの場合人がパラパラと座っているだけです。

今日も日曜の夜だし、
余裕だなぁ〜。・・と思って映画館に足を運ぶと、
見てびっくりです。

一瞬今日は映画の日か。?
と思うぐらいの混雑ぶりです。

今日は普通の日だぞ。

・・と直ぐに思い直し、
どんな流行の映画があるのか
周囲の様子をうかがったところ、

 ヱヴァンゲリヲン

公開の混雑だったようです。

日曜の夜
こんなに混んでいたのは初めて見ましたが、
ヱヴァ恐るべしです。

なお私はかつて「ヱヴァンゲリヲン」が
流行ったときに乗り遅れてしまったので、
まったく知らないのですが、
そうゆう事もあって良いかと思っています。

という分けで、チケットを購入し、
ヱヴァのお客さんで賑わう、
ポップコーンの長蛇の列に並び、
無事予告編の時間にシートに潜り込みました。


・・という訳で本日は映画

ふがいない僕は空を見た

をご紹介します。

他にも草薙君の某映画や堺雅人さんの某映画を
見たかったのですが、
今週は、若干気持ちが疲れていることもあり、

自分自身「ふがいない」ので、汗)
きっと「ふがいない」感じの緩い映画に違いない
・・と思い込みこちらを選びました。

映画の予告編は見なかったのですが、
FRYDAY 11/9号のグラビアに
田畑智子「美白ヌード」と称して記事が出ている
のしっかりチェックしました。

映画のプロモーションですが、
いつもは「美白ヌード」にたいへん期待する訳ですが、
今回は、少し裸が出るぐらいだろうと、
あまり期待はしませんでした。

ところが映画を見ると、
結構そのHなシーンが出てきます。


ふがいない僕は空を見た」は窪美澄さんの原作で、
第24回山本周五郎賞受賞、2011年の本屋大賞2位
を受賞するなど優れた作品のようです。
(すいません小説のほうは読んでおりません。)

窪美澄さんのご出身が稲城市ということですが、
映画の舞台も東京都稲城市のようでした。
(確か短い駅前のシーンがありました。)

川沿いのシーンが幾つかありますが、
稲城市とすれば多摩川の河川敷と思います。

ストーリーは、
郊外のベットタウンに住む田畑智子さん演じる
主婦が永山絢斗さん演じる高校生と不倫する話です。

その後、妻の異変に気づいた夫が
自宅での不倫の様子を盗み撮り、
その様子がネットに流布されます。

主役の二人のドラマを中心に、
周囲の様々な問題を浮き彫りにしながらも、
映画は淡々と進んで行きます。

ふがいない僕を演じる永山絢斗さんが
空を見上げてなにか叫ぶような
シーンが必ずある。

そんなことを予想していたのですが、

永山絢斗さん演じる高校生に
特にふがいなさを感じる事もなく、

空を見上げて叫ぶシーンはありませんでした。

ふがいないという意味は、
男女関係に白黒付けられないことを指している
のだと思いますが、

高校生で、あの状況に耐えられれば、
はっきり言って、大物です。


ひとつ気になったのは、
別の映画で同じような事を描きましたが、
スクリーンで見る永山絢斗さんは大人っぽく、
田畑智子さんとあまり年の差を感じませんでした。

もっと高校生っぽい役者さんが、個人的には良かったと
思いますが、そうするとリアリティーが強すぎて
ドラマに成らない。という判断だったのでしょうか?

また映画を見ながら、
演出が昔なながらの純日本風の感じがしたので、
最近みかける、ドロドロした展開があるのかと
思いましたが、淡々と映画は進み、
所比較的さわやかにエンディングとなりました。

映画の山場は、盗撮された不倫のH場面が
ネットに流布され、その画像が印刷され
ばらまかれてしまうことです。

そのようなシーンがネットでばらまかれたら、
心理的には大変な衝撃でしょうが、

しかし、主人公の高校生にとって最も
心が痛んだのは、田畑智子さん演じる
主婦との別れでした。

大切な人との別れは、
社会での立場や体裁、プライドを越えてしまいます。

特に、大好き名女性が居なくなろうとするとき、
何を捨ててもよい気持ちになることはあります。

そして、
主役を演じる田畑智子のHな演技、
コスプレの演技は、
ほんとうに対したものだと思いました。

役者さんというのは、
このように自分のHなシーンが映画になったり本になったり、
DVDになって一生残るのが仕事です。

尋常な精神力ではやっていけない商売だと感じました。

という訳で、
おもしろおかしく、お勧め!・・といった感じの映画では
ありませんが、
たまにはこういった映画も見ておくべきと感じました。


http://www.fugainaiboku.com/index.html


 
★★★ ツィッターやってます! ★★★

   https://twitter.com/h6takahashi


今日のアクセス:107,091