「世界にひとつのプレイブック」は、アメリカの重いテーマを抱えたラブストーリでした。

映画『世界にひとつのプレイブック』は、

予告編を見る限り、
普通のラブストーリーのように感じられました。

しかし、
アカデミー賞の、
8分門にノミネートされるとなれば、
ただのラブストーリーという訳でも無さそうです。


個人的には、
アカデミー賞のノミネートが無ければ、
見ようかどうか迷ったと思います。

そして、
映画を見終えてから感じるのは、

前半のなんとなく退屈な印象や、
予想外の人物設定と、
やや難しいストーリー展開です。

終わってみれば、
主演のジェニファー・ローレンスさんの魅力が、
一番心に残った。

・・正直、そんな映画の印象です。


ストーリは、
妻の不倫により離婚し、
精神疾患となってしまった主人公の男性が、

近所に住む知人のホームパーティによばれ、
知人の義理の妹と出会うところから始まります。

最後は二人が結ばれるストーリなのですが、

どちらかと云えば、
出会ったときから、義理の妹役を演じる、
ジェニファー・ローレンスさんが
主人公に迫っている印象です。

若干うがった見方をすれば、
心を病んでしまった中年の男性が、

若い美人女性に好かれ、
ダンスを通じて恋に落ち、
最後は結ばれる。というストーリです。

こんな事はあるの?
・・と同じ、中年男性の私は思います。

ところで、
この映画の原題は、
Silver Linings Playbook

となっており、Silver Liningsは希望の光
といった意味で、Playbookは台本です。

後半のシーンで、
主人公の母親が、
ジェニファー・ローレンスさん訳の彼女に、
息子が毎日ランニングしているルートを教えた。
と云うシーンがありまして、

息子の母親と彼女が結託して、
台本を書いているかのような、
印象をもちます。

いったいどんな「台本」があったのか、
そういった辺りが詳しく描かれていません。


映画が少し予想外だった点は、
主人公の男性が、妻の不倫を目撃してから、
精神疾患になってしまうという、
心の病気をテーマにした映画だったという点です。

そして、主人公の男性を支える
家族や友人の愛情の物語だったことです。

得てしてアメリカは、子離れが早く、
少し大きくなるとバラバラに暮らして疎遠な
暮らしをしているような印象を持っていますが、

アラフォーの息子を、母親以上に心配する、
父親(なんとロバート・デ・ニーロさんが演じます)の
姿を見て、これもアメリカなんだ。と感じます。


いつものように自宅に帰ってから、
映画のホームページを確認し、
登場人物の名前や年齢、制作のエピソード
などを確認します。

そして、何時ものように知らなかったのですが、

今回のアカデミー賞では、
主役のジェニファー・ローレンスさんが
主演女優賞を取っていました。汗)

さらに驚くのが、彼女の年齢で、
撮影時21歳だったそうです。
(主役のブラットレイ・クーパーさん37歳
に比べて15〜16歳ほど年下です。)

30代前後と思いながら映画を見たので、
予想よりも10歳ほど若かったです。
(どうりで肌も胸もピチピチしているわけだ。)

映画製作に辺り、
役者さんのオーディションがあったそうですが、

Wikiによると、オーディションと云っても、
アン・ハサウェイさんで
ほぼ決まっていたようですが都合悪く、

他の女優さんにも折り合いが付かず、
ジェニファー・ローレンスさんが
選ばれたようなのです。

最初、監督は年が離れていると云うことで、
反対だったそうです。

私は、映画を見ながら、
彼女は将に適役!・・と感じました。

なんというか、
彼女のムチムチ感というか、
若さというか、
そういった数々の魅力が、
役所である、若干キレ気味の性格と良くあっています。

もしも、アン・ハサウェイさんが主演だったら
相当違う印象の映画になっていただろうと思います。

正直、予告編を見た段階での
ジェニファー・ローレンスさんの印象は、
微妙・・というような感じでしたが、

映画のシーンが進むたびに、
彼女の魅力に気付き、
そして彼女が好きになっていきました。



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