野口嘉則著「鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール」を読みました。
「鏡の法則」に関する知識は、
殆ど持ち得ていないのですが、
至る処で名前を耳にします。
物事の「結果(現状)」にはかならず、
引き金と成るような「原因」があり、
人生も同じということですが、
試験勉強(原因)をすれば、
良い点数が取れる(結果)といった
単純な物では無さそうです。
もっと人の気持ちの内面に依存するものです。
・・という訳で本日は、野口嘉則さん著
「鏡の法則」
− 人生のどんな問題も解決する魔法のルール−
をご紹介します。
本書は、
心を閉じた息子をもつ母親が主人公となり、
「鏡の法則」を分かりやすく解説した物語です。
主人公の母親は、
心を閉じた息子との関係に悩んでいて(結果)、
それは、
母親が父親に心を閉じている関係(原因)、
の丸写し(つまり鏡)だったのです。
本書のあらすじを簡単に紹介しますと、
息子との関係に悩む母親が、
夫の知人で心理学にも詳しい、
(矢口氏)に相談するところから
物語が始まります。
「身近な人を責めていたりするのでは?」
主人公は矢口氏に問われます。
そして矢口氏がカウンセリングを続けると、
最初にすこし夫を軽蔑している気持が
あることがわかってきます。
そして原因は、
同じ男性である父親への軽蔑の気持と
同じ事がわかってくるわけです。
矢口氏が行おうとしたことは、
母親と父親との関係改善でした。
彼女は20年来、
父親と仲が悪かったのですが、
子供との関係を改善したい一心で、
矢口氏の云われたとおり、
父親との関係改善を行います。
父親に感謝したいこと、
謝りたいことを紙に書いて、
そして、電話で父親に伝えたのでした。
それを聴いた父親は電話口で泣き崩れ、
「70年間生きて生きて、
今日が一番うれしい日だった」
と云いました。
これをきっかけにして、
そのあと、
息子は母親に心を開くようになります。
<略>
人間は心の中では様々な人と繋がっていて、
親しい人との関係の悪さが、
別の親しい人との関係の悪さとなり、
表面化することがあるそうです。
本書を読みながら、
自分の近しい人で、
恨んでいる人がいないか?
関係の悪い人がいないか?
・・と考えてみましたが、
幸い私の場合、思い当たる人はおらず、
少しホッとしました。
人を許すこと。
人生で起きる出来事には原因がある。
様々な問題事は、必ず乗り越える力がある。
・・など、
本書は多くの自己啓発本に多く書かれる内容を
簡単に表現し、
しかも、
すぐに読み終えられられる分量でまとめています。
忙しい人生の合間に読んで、
大切な人との関係を考えるきっかけにしたい、
今日の一冊でした。
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