「オズ はじまりの戦い」を観て、智恵と勇気そしてリーダーシップを大切にするアメリカの文化を感じました。

さきほど、

「オズ はじまりの戦い」

を見てきましたのでコメントします。

この映画はタイトルからして、
どう考えても、

オズの魔法使い」のシリーズ1作目に
違い在りません。

個人的に一話完結物が好きなので、
最初からシリーズ物となっている映画は、
どうかな・・とは感じます。

似たような童話系のジャンルで、
ジャックと天空の巨人
も公開されています。

何故かは分かりませんが、
今週のTOHOのランキングでは、
ランクダウンの「オズ」が5位で、
初ランクインの「ジャック」が6位でした。

世の中の人もどちらかと言えば、
「オズ」を選んでいる気がします。

ちなみに私が「オズ」を選んだのは、

一つは巨人とか謎の生き物系が出てくる
映画が苦手なことです。

例えば、宮崎アニメは大好きですが、
もののけ姫」の鹿の怪獣とかは?です。

その点「オズ」の主要登場人物は魔女です。
一応、人間の外見を保っていますし、
しかも綺麗な女優さんが演じています。

それでもディズニーなので(?)、
多少へんな生き物が登場しますが、
慣れれば許容範囲かなと・・。

そしてもう一つは、
予告編の印象が良かったことです。

映画のホームページを観ると、

剛力彩芽さんが、

 今まで観た中で、一番綺麗な映画でした。

とコメントし、
宮本亜門さんが、

 3D、色彩、アイディア、迫力、
 世界観に新たな可能性を感じた。

とコメントしていますが、

私も予告編の段階で、
映像美が魅力的な映画と感じました。

3D映画でありながら、
白黒と華やかな色彩映像の組み合わせ、
これは見たい。と思ったのです。


そして映画を見終わってみると、
予想通りの感想でした。

映画の配給元はディズニーですが、
ストーリやビジュアルを含め、
全てが期待通りの高い品質です。

多少上映時間が長く間延びする感や、
良い魔女と悪い魔女の違いが
ちょと分かりにくい気もしましたが、
(悪い魔女も若くて美人なので・・)
気になったのはそれ位でした。

娯楽映画なので、
内容はコレぐらいにして、
俳優さんについて少しだけコメントを・・。

□主演のオズを演じるのは、
 ジェームズ・フランコさん34歳

 イケメンさんで、映画でも次から次へと
 女性を引っかける遊び人の役柄です。

□良い魔女を演じるのは、
 ミッシェル・ウィリアムズさん32歳

 マリリン・モンローにそっくりな
 「マリリン7日間の恋」の主役です。
 全く気付きませんでした。

 悪い魔女と見比べてみると、
 いかにもディズニーの主役的っぽい
 お顔に思えるあたりが不思議です。

□悪い魔女(姉)を演じるのは、
 レイチェル・ワイズさん43歳

 得てして外国の女優さんは見た目年齢が
 加速するのですが、全く感じさせず、
 個人的に一番タイプぅです。

□悪い魔女(妹)を演じるのは、
 ミラ・キュニスさん29歳

 「ブラック・スワン」というよりも
 最近では「TED」の女優さんです。
 こちらも全く気付きませんでした。

 主人公が最初に出会う魔女ですが、
 てっきりこの人と恋に落ちるのかと
 思いました。

 映画では後半に、
 女を泣かせる遊び人「オズ」に捨てられ、
 悔しさから、醜い緑の魔女に変身します。

 見栄えはCGではなく特殊メイクに思う
 のですが、映画のホームページでも?
 と成っていて詳細は定かではありません。

 こうご期待。
 ・・といったところなんでしょう。

□陶器の少女
 映画の中で登場人物の中で最も可愛
 かったのは、CGの陶器の少女です。

 CGとは思えない本当に素敵な表情です。
 なお、大人の女性の表情だと思います。

 ちなみに、声は冒頭に少しだけ登場する
 車いすの少女役のジョーイ・キングさん
 とのことです。



そして、ストーリ的な感想は、

オズの魔法使い」って
いったいどんなストーリだったけ?

という感じでした。


将来の出世や名誉に憧れ、
田舎暮らしと捨てた「オズ」は、
結局、次から次へと女を泣かせる旅の
冴えない手品師です。

お金に目がくらみ、
悪い魔女を退治しようとするのですが、
「オズ」は手品師であっても魔術師では
ありません。

悪い魔女と戦うにも、
魔術を使う事ができません。

良い魔女や陶器の少女の気持が通じ、
心を入れ替えた「オズ」は、
智恵を働かせ、
町の人達を勇気づけ、
自らリーダーと成ってチームワークを働かせ
悪い魔女を退治します。

魔女にしてみれば、
なんの力もない「オズ」ですが、
彼の持つ知恵とリーダーシップに
引かれる訳です。

つまり、
お金や名誉や権力、

どんなお宝よりも、
一人の男の智恵やリーダーシップに価値がある。
そのことを映画は示しています。

王道と言えば王道ですが、
これがアメリカの文化・価値観なんだ。
と感じた今日の一本でした。


http://www.disney.co.jp/movies/oz-hajimari/home.html


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