トム・クルーズ主演「オブリビオン」を見てきました。

理由は分からないのですが、
観たくなる映画があります。

本日ご紹介する映画
オブリビオン」もそんな映画の一つです。

私はたいてい、
予告編を見て次に観る映画を決めます。

映画「オブリビオン」は、
予告編を見る限り、

近未来を表現したSF映画であり、
ハリウッドが作る異星人ドンパチ系映画であり、
そしてトム・クルーズの主演映画です。

トム・クルーズさんは好きな俳優さんでもあるので、
ココだけは興味がありますが、
あとは、まあ・どっちでもよい感じです。

ただ、
予告編を見て絵的な美しさを感じ、
他にも、どこか興味を引かれました。

そんなところに、
ある堅め(政治とか)のメルマガで、
オブリビオン」が紹介されているのを読みました。

我々の未来を予測するようでもあり、
何度見ても発見があり、素晴らしい映画だ。

・・といった主旨の事が紹介されていました。

結局この記事を読んで、
映画館に足を運ぶ事になった訳です。

映画のストーリーは、

ある日異星人がやってきて地球人と戦争になり、
地球人は辛うじて戦争に勝ったものの、
核兵器(?)を使いすぎて、
地球は人類が住めない星になってしまいます。

そこで地球人は、
他の惑星に移住する計画を立てるわけです。

主演のトム・クルーズは、
アンドレア・ライズブロー演じるパートナーと共に地球に残り、
移住のため、地球の海の水を吸い上げる装置(?)の
防衛任務についています。

というのは、戦争に負けた異星人が、
少ないながらも生き残り、
攻撃を仕掛けてくるのです。

映画では、
トムクルーズアンドレア・ライズブローと二人で、
基地に住み任務を行います。

飛行機に乗り、地球上空を偵察し、
ドローンと呼ばれる攻撃ロボットの修理などを行います。

ここで不思議なのは、
トム・クルーズが案外普通のTシャツなどを
着ている事なのですが、

それはさておき、

破壊されたペンタゴン、アメフトのスタジアムなど、
アメリカの建築物の様子や、
水が無くなり砂漠化した海の様子が、

本物としか思えない!!

・・という位リアルに表現されます。

このCG表現を見ただけで、
映画を見た元がとれると思うぐらいです。

映画を見ながら、
トム・クルーズアンドレア・ライズブロー
無事に任務を終え、惑星に移住するまでのストーリーだな。

と想像するのですが、
私の想像に反して、
どんどん違う展開に進んで行きます。

映画の中盤で、
何十年か前に打ち上げられた、
ロケットが地球に墜落します。

トムクルーズは、乗組員を助けようとします。

結局一人の女性しか助け出すことができないのですが、
(その人口冬眠から目を覚ましたその女性は)
驚いたことにトム・クルーズの妻だったのです。

そこからモーガン・フリーマン演じる
謎の男経ちと出会い、

最後はモーガン・フリーマンと二人で、
真の敵に潜り込み、
そして自爆をして消える。

そんなストーリーでした。

砂漠化した海の上にある船の様子や、
特に宇宙船に乗り込み、敵の中に入り込み
最後は自爆して果てる様子など、

これは何処かで見た、
そう「宇宙戦艦ヤマト」とそっくりな映像と、
世界観を感じます。

トム・クルーズモーガン・フリーマンが、
真田志郎と斎藤始に見えました。
(↑解る人にしか解らないネタですいません。
興味のある方はググってください。
とにかく二人で自爆するわけです。)

ぜったいパクっていると思いましたが、
ヤマトファンの私がみても、
この映画には十分なオリジナリティーを感じ、
イヤな気分にはなりませんでした。

真の敵というのが、
この映画の大どんでん返しなのですが、

映画で大切な点は、
過去の記憶が消された
トム・クルーズ(やパートナーたち)は、
異星人の兵士として、
仲間であるはずの地球人を異星人の生き残りと
思い込み攻撃しているわけです。

つまり冒頭に紹介した、
メルマガの著者がこの映画を紹介した理由は、
このような所です。

トム・クルーズは、

映画の前半では、
多少の不自由や退屈を感じながらも、
パートナーとの快適で安定的な暮らしを生き、
(つまり我々の日常とも云える。)

映画の後半では、
モーガン・フリーマンと出会い、
自ら考える事を覚えます。

快適や安定的な暮らしだけでなく、
愛する妻を残し、最後は命を捨て、
真の敵と戦う事を選ぶわけです。

その後で更にどんでん返しがあり、
ハッピーエンドで幕を閉じるのですが、

この映画は一見、異星人系ドンパチ映画でありながら、
「本当の敵は、一見誰か解らない」という、
現代社会に生きる私たちと相通じる物を表現している
ように感じます。

最近の日本では、
総理大臣が替わって景気が良くなったり、
今度選挙があったりしますが、

数年前に政権交代とかいい、
後で振り返ったときに、
飛んでもない人達を選んでしまった。

と思うような事件も最近あります。

誰が本当の地球人(日本人)なのか解らない。
というのが現代です。

素晴らしいCG画像と、
ハリウッドのドンパチ映画というだけでなく、
そういったことも、解る人にはわかる映画です。


さて、話しは下世話な方にかわり・・

映画に出るトム・クルーズさんは、
相変わらずカッコ良いです。

今年御年51歳なのですが、
30代といっても違和感がありません。

パートナーを演じるアンドレア・ライズブローさんが31歳、
妻を演じるオルガ・キュリンコさんは33歳、

20歳ほどの年の差があるのですが、
どちらとラブシーンを演じても、
全く違和感がありません。

私もあやかりたい物です。

また、
この二人の美女(どちらも名前が長いですが)の競演も
素晴らしいと思いました。

ぱっと見、
日本人好みする顔では無さそうな気もしますが、

映画を観ていると徐々に魅力に引かれて行きます。


という訳で、イケメン・美女・素晴らしいCGに加え、
自分の頭で考えよう。という姿勢なども感じる
今日の映画でした。


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