佐藤健 綾瀬はるか主演「リアル〜完全なる首長竜の日〜」を見てきました。

邦画で、
ときたまあるような気がするのですが、
不思議なタイトルの映画です。

本日ご紹介する映画

リアル〜完全なる首長竜の日〜

もそんな不思議なタイトルが付いています。

”リアル”

この単語は良いでしょう。
シャープで耳障り良く、

言葉の意味通り、
リアルな現実をストーリにしても良いですし、

反対に、
ファンタジーつまり空想の世界を表現しても
良さそうです。

完全なる首長竜 の日

なのか、

首長竜の日が 完全

なのか、

どっちかは正直解りませんが、
どっちにしても、日本語的には??です。

Wikiで調べてみると、
この映画は乾緑郎さんの小説

「完全なる首長竜の日」

を映画化したものなのだそうです。
つまり、この不思議な日本語を考案したのは、
乾緑郎さん(もしくは編集者?)ということに
なります。


映画のストーリーは、
自殺未遂により意識を失った、
綾瀬はるかさん演じる漫画家に、

最新医療技術「センシング」を使い、
夫を演じる佐藤健さんが、
妻である綾瀬はるかさんの意識の中に入り込み、

まるで夢でも見ているかのように、
コミュニケーションを図ることを、
ベースとして成り立っています。

原作の小説では、
漫画家の姉と自殺未遂を起こした弟。
という設定(Wiki情報)のようで、
だいぶストーリーが違う印象です。

映画だし、骨格となる設定を変えなければ良い。
・・と乾緑郎さんは承諾したのだそうです。

映画を観ていて一番気になるのは、
「センシング」なる最新医療技術が存在するか。
という点です。

絶対に無いと思うのですが、

「センシング」に用いる
「SCインターフェース」なる医療機器は、

機械好きの私が見ても、
実に良く出来ていて、
本当にあるんじゃないか?
・・と妙なリアル感を感じます。


映画全体の印象やストーリーも、
予告編から感じる通りだと思いました。

何故自殺を図ったのか?
仕事であるマンガをどうしたいのか?

・・そういった事が、
夫婦の会話として描かれていきます。

そして「完全なる首長竜の日」の意味が紐解かれます。

佐藤健さんと綾瀬はるかさんの二人は、
小学校の同級生ですが、
子供の頃の二人の秘密が、
スケッチブックに描かれた、
首長竜の絵に封印されているのです。

映画の中で、
博物館の恐竜の骨を見に行くシーンがあります。

すぐに上野の国立東京科学技術博物館とわかりました。
全身の写真は無いのですが、コレです。

↑映画のモデル「フタバスズキリュウ」の説明パネル。
 左下に頭の化石があるのですが、
 映画のように大きなものではありません。

映画では恐竜が暴れていました。
絵的には妙にリアルでした。

こちらもWiki情報ですが、
ロード・オブ・ザ・リング』や『アバター』と
同じソフトで作られたそうです。

ただ、この恐竜シーンを見た印象は、
なんとなくゴジラ的、怪獣映画的なノリを感じ、
個人的にはココまではいらないんじゃないか。
と感じました。


そしてこの映画のタイトル「リアル」ですが、
映画の最後に、こうゆう事だったのか。

・・と解ります。

いわゆる「どんでん返し」という奴です。

予告編では「衝撃的のラスト」として表現される
真実が解るのですが、

まだ公開中でしょうし、
今日は黙っていることにしましょう。

いずれこんなストーリだったのかと納得し、
そして最後はハッピーエンドに終わる。
後味としては良い映画です。

それにしても「センシング」という
映画を支える医療技術を想像した、
原作の乾緑郎さんのイマジネーション、

映画化にあたり監督をはじめとするスタッフの
ビュジュアライズ化の力は、
またひとつ凄い映画を生み出した物だと感じました。


ところで、こんな謎の(タイトルの)映画を観たのは、
もちろん、主演が綾瀬はるかさんだったから。
ということなのですが、
今回も「おっ○い」は揺れており、良かったです。(笑)
↑ココは余談・・。


映画『リアル~完全なる首長竜の日~』

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