下元 朗著「結婚でビジネスの成功は9割決まる」は、親戚のおじさんの説教みたいですが、正しいと思いました。

実は昨日、
映画「華麗なるギャッツビー」の記事を書きました。

この映画は、
好きな女性に好かれようとする男の気持を、
最大限に表現した内容と感じました。

主人公である「ギャッツビー」の一番の失敗は、

好きな女性と出会った後、
お金持ちに成るため、
数年間、彼女の前から姿を消したことです。

そうしている間に、
彼女は別の男と結婚してしまうのです。

そこから彼女を奪おうと
懸命に努力する「ギャッツビー」を表現するのが、
この映画のストーリで、
最後はハッピーエンドかと思いきや、
悲しい結末に終わります。

一番最後のシーンは、
(振られたことに気付かない彼が)
彼女からの電話を待ち続ける様子です。

映画の中の大富豪「ギャッツビー」に、
いつかの自分を観るようで涙します。


時に若い男性は、
女性よりも大切に思う何かを追い求め、

そして、人生で最も大切な婚期を逃すことがある。

映画「華麗なるギャッツビー」から得られる
大切な教訓です。

地方を捨て、
身体一つで上京した男にとって、
結婚するには、
仕事で一人前になって、結婚資金を貯め・・・

などと思います。

数百万とも言われる結婚資金と、
彼女とのデート代、男友達とのつきあい(つまり酒)、
自分のやりたい趣味、欲しい車・・・

若い頃のお給料ではそれらは両立しません。

女性とデートをしないことが
一番お金が貯まったり、
好きな事ができる近道なのですが、

その行く末が「ギャッツビー」というか、
ココにいる私と成るわけです。

そうした私の反省から、
会社の若者に、

早く結婚しろ。

・・と宴席では説教をしまくります。

若い頃は、私にも彼女がいましたし、
20代で結婚しようと思っていました。

しかし、
やりたいことをして、
結婚資金を貯め、
そろそろ結婚したいなぁ〜。

・・と思う頃には、髪の毛も出会いはありません。
(特に男)

前置きが長くなりましたが、
本日は下元 朗さん著

「結婚でビジネスの成功は9割決まる」

をご紹介します。

著者の下元 朗さんは、大手人材サービス業である、
インテリジェンスを経て、現在はお見合いサービス
アサイン」を創業されています。

まだ30代ということで私よりもずいぶんお若く、
なんと24歳で結婚したそうです。


本書に書かれる事は、

 早く結婚しないと、
 子供が大きくなる前に退職しちゃうよ。

とか、

 早く結婚しないと、
 育児と介護と仕事が重なって三重苦になるよ。

とか、

 結婚もしない奴に、大切な仕事は任せられない。
 ・・と会社の偉い人は言ってるよ。

とか、

そんな、親戚のおじさん・おばさんの説教を
まとめたような話が大部分です。


ビジネスと結婚を説いた本は無い。

と、冒頭書かかれ、
ビジネス書を強調しているようにも感じますが、

私個人的には、
タイトルの「・・9割・・」の根拠を
書いて欲しかったように思います。

私ぐらいの年になると、
(気持)9割位の人が結婚(離婚含む)
しているように感じたりするのですが、
その人たちが全員、
ビジネスで成功しているとは思えません。

しかし本書にも示されるのですが、

結婚して自分の妻や子供のために仕事をする男と、

私のように、ネットでガラクタを買うために
仕事をしているような男では、

仕事に対する気合いが全然違うでしょうし、
成果の違いもいずれ明確と成ってくるでしょう。

本書もにありますが、
いい歳をして結婚していない上司には、
相談もしにくいでしょうし、
人間的に?と思ったりもするかもしれません。

私が最近一番困ったのは、
小さい子供の母親を部下に持ったことです。

女性(異性)であるという事の他に、
子供がいて、育児をして、
・・ということが男性社員とは比べものに
成らないほど、仕事の場面で出てくるわけです。

独身の私は、
頭でしか理解することが出来ません。

ちょっと寂しい気持ですし、
彼女は彼女で、
私がいい歳をして独身であることを知り、
驚いたようでした。


私は仕事が出来なかった物ですから、
仕事の出来る男を観察してきました。

仕事の出来る男の特徴として、
(もちろん全てではありませんが、)
概ね若い頃結婚しています。

意中の彼女を落とし、
数々のイベントを乗り越えた男は、
少なくともコミュニケーション能力や、
忍耐力、企画力・・

私がどれだけ、
本を読んで勉強しているつもりでも、
生の実践には叶いません。

とくに仕事の究極は、
対人コミュニケーションですので、

結婚をして、常に他人とコミュニケーションを
取り合う人達とは、
力において徐々に差が生まれます。

ですから「9割」決まるというよりも、

仮に在る年代のひとが
9割の人が結婚をしているとすれば、
独身男性など、ビジネスマンとして、
お話にならないという訳です。

もちろん、独身男性でも、
毎日女性の尻を追いかけているような方は、
ちょっと違う気がしますが・・。

ということで、
内容は親戚の叔父さん・おばさんのお説教でも、
実に賛同する点が多い、今日の一冊でした。

結婚出来る人は何を捨ててでも結婚したほうが
良いですし、

彼氏・彼女が居る人は、
その人はかけがえのない人かもしれません。
大切にして欲しいと思います。





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