中谷 彰宏著「リーダーの星―リーダーに生まれた君の33の魔法」を読みました。

ブログの更新をサボっている間も、
中谷彰宏さんの本をいくつか読みました。
随時ご紹介していきたいと思います。

さて本日は、

 「リーダーの星―リーダーに生まれた君の33の魔法」

をご紹介します。

本書の帯には、

 目立っているリーダーは、
 リーダーとして二流。

と書かれています。

逆じゃないの?
・・と、
一瞬思います。

該当のページを読むと、
中谷彰宏さんが習っているという、
ボールルームダンス(社交ダンス)では、

男性の事をリーダーと呼び、
女性のことをパートナーと呼ぶことが紹介され
るのですが、

リーダー(男性)は、パートナーの女性をいかに
綺麗に輝かせるかと、黒子に徹するのだそうです。

=引用=

いかにスタッフを仕事が出来るように見せられるかが、
リーダの力量です。
部下を生き生きしているようにみせられるかが、
リーダーの本来の仕事です。

そうゆうチームが強くなります。
<中略>
実はみんなを頑張らせるために
細かいことをいろいろやっているのが、
リーダーの星なのです。

==

とあります。

ここを読むだけでも、
リーダーとして大切な気持の持ち方が
わかるというものです。

逆では無いのです。


リーダーという言葉は、
小さな頃から使います。

子供の頃のリーダーは、

勉強が出来たり、
スポーツが出来たり、
イベントで挨拶をしたり、

学級員や少年野球チームのキャプテンなど、
・・とにかく目立った存在です。

だから、職場でもリーダーになると、
自らが仕事で成果を上げようとしたり、
訳も分からず偉そうに振る舞ったり、

つまり、目立とうとする人が
多いようにも思いますが、

本来のリーダー業は、
メンバーの働きを最大にするために、
影ながら努力をする役割です。

影の仕事なので、
目立たず地味でイヤな仕事の
オンパレードですが、それがリーダー業です。

そして、
お仕着せではない、
影ながら努力する気持や行動が、
メンバーに伝わり、はじめて人が付いてきます。


ところで先日、
ロサンゼルス国際空港に、
アシアナ航空機が着陸に失敗する事故が
起きました。

原因は分かっていませんが、
ニュースの解説を読んでいると、

パイロットの訓練中の事故であり、
単なる操縦ミスだけでなく、

訓練パイロット、教官、機長・・の
コミュニケーションエラーだった可能性が
あることを知りました。

解説によると、
機内では機長が絶対の権限を持っており、
副操縦士や機関士の忠告を耳にせず、
事故に陥るケースが、
良く起きるということなのです。

本書は2010年12月発行ですが、

 部下が、意見を言いやすい
 空気を作るのがリーダー。

という章の中で、

副操縦士が機長に進言出来なくなったときに、
飛行機事故が起こりやすい。
リーダーは部下のチェックを受け入れる姿勢と
持とう。部下のチェック機能を働かせよう。
という話題がありました。

先日の航空機事故の予言のようで、
少し怖い感じもしました。


最近発行された中谷彰宏さんの本は、
内容が重い本も増えていますが、
本書は比較的簡単に読み進めることが
できると本と思います。

ペラペラ読めますので、
世のリーダー諸氏は、
本書を読んで自己採点してみたら
面白いのではないかと思った今日の一冊です。





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