北川景子主演「抱きしめたい −真実の物語−」を観てきました。予想外に面白かったです。

北川景子さん主演「抱きしめたい −真実の物語−」
を観て参りましたので、簡単に投稿したいと思います。

ストーリーもなんとなく分かっており、
北川景子さん・錦戸亮さん主演と言うことで、

今時の人気俳優さんが出ている鉄板映画と思い、
観ようかどうしようか迷い今週に至った訳ですが、

公開から約三週間を経た現在でも、
ランキング上位から落ちることなく推移しているのを知り、
これは観なくてはならない。と思った次第です。


映画は、高校性の頃、交通事故で障害となった、
「つかさ」さんを北川景子さんが演じ、
タクシーの運転手の仕事をする錦戸亮さんと出会い、
そして恋に落ちるわけです。

錦戸亮さんの役所は、
高校性の頃からバスケットをしていて、
女性には不器用であるにも関わらずモテる男を演じます。

北川景子さんと出会ったときも、
佐藤めぐみさん演じる美人の彼女が居るわけですが、
彼女と出会ったことがきっかけで、別れてしまいます。

別れを告げるシーンで、
錦戸亮さんが、元彼女役の佐藤めぐみさんから、
ビール瓶で頭を叩かれ、ビール瓶が粉々に割れる
シーンが衝撃的で、映画の見所のひとつだと思います。
(↑このシーンは全く本題とは関係有りませんが。汗)

そんな錦戸亮さんが北川景子さんと出会い、
恋に落ち、結婚したいと、お互いの両親に紹介するも、
(障害者との結婚ということで)とくに、
北川景子さんの母親に反対されます。

しかし子供ができると、
反対ムードもだんだん溶けていきます。

結婚式を迎え、そして子供が生まれ、
その幸せの絶頂のなか、

主役の「つかささん」が、
出産時の病気で亡くなってしまう。
という劇的なストーリーでした。

ネット情報でもあるとおり、
原作は、北海道放送のドキュメンタリー番組
『記憶障害の花嫁 最期のほほえみ』で、

偶然この放送を見たこの映画の平野プロデューサーが
この作品は映画化するしかないと直感し、
北海道放送の担当社に連絡したのが始まりと言います。

詳しくは分からないのですが、
もともとは、交通事故の障害者を取材していて、
「つかさ」さんと知り合い、
それから何年もの間、取材を重ねていたそうです。

度々取材をしていた、放送局側にしても、
突然亡くなってしまうとは驚きとだったと思います。


子供を産み、万人に一人という妊娠病の不幸が重なり
「つかささん」は亡くなってしまいました。

映画では、
夫を演じる錦戸亮さんが、
「つかさ」と出逢わなければ、
彼女は今頃まだ生きていたかも知れない。

彼女の命を奪ったのは自分だと思うことがある。

彼女が亡くなった後のシーンで、
こんなセリフがあり、心に染みます。

彼女の事故の障害と産後の病気とは、
無関係だったということなのですが、
これだけ医学の進んだ現代においても、
出産はある意味、女性にとって命がけである
ことを映画を観て実感しました。

女性が男を選ぶ目が厳しいのは、
結婚はある意味、
女性にとって命がけであることを、
DNAとして知っているからだと思います。


映画を観ながら少し気になったのは、
北川景子さんの、
妙に明るい、さばさばした感じでした。

北川景子さんの事をよく知らないので、
彼女の素というか芸風というか、
それぐらいに思いながら観ていたのですが、

エンディングロールの一番最後に映し出される、
「つかさ」さんご本人の映像を見て、
ああ、北川景子さんは「つかさ」さん御本人の
演技をしているのだと気がつきました。

映画のホームページをみると、
映画撮影を度々見学していたという、
「つかさ」さんのお母様が、
北川景子さんをみてだんだん娘に見えてきた。
といったコメントも紹介されています。

映画を作るにあたり、
家族の意見を参考に、台本を作ったようです。

もっとも、舞台は北海道の網走なので、
少しぐらい方言があってもよさそうな気も
しましたが、それは些細な話しでしょう。

なお、北川景子さん主演ということでしょうか。
映画に出てくるテレビやビデオは彼女がCMをしている
SONY製品でした。
(これは余談ですが・・)


映画は北海道網走でロケを行ったそうです。
最近、関東地方も大雪で真っ白になってしまいましたが、

映画では、銀世界のなかでも青空だったりするので、
見た感じ寒さは感じないのですが、

北海道の冬は、
余裕でマイナス20度位になると思いますので、
よくあんな所で、しかも屋外でロケをしたと思いました。

加えてもうひとつ、
錦戸亮さんの愛車が日産パオでした。
平成の初めの頃の古い車です。

某相棒では最近は、やはり同年代のフィガロ
使っていますが、
最近絵になる国産車が無いと言うことなのでしょう。

そんな事も感じてしまいました。


映画を観たあと様々な情報を得て思うのは、
映画では「歩けない」、「車いす生活」
が全面に出ていますが、

本当は記憶障害のほうが大変だったのでは
ないかと思います。

買い物に行って、何を買うのか忘れてしまうとか、
知り合いの旦那を誰だか忘れてしまう等々、

本当に辛いのは、
映画の中で、表現されるリハビリシーンです。
北川景子さんと母役の風吹ジュンさんの演じる
シーンでは、母親を誰か分からず泣き叫ぶ様子が
演じられ、観ている我々は胸を締め付けられます。

恋愛生活や結婚生活の中でも、
記憶障害の難しさは沢山あったと想像します。


奥さんや彼女が亡くなってしまう映画は、
これまで何度となく観ては、感動してきました。

映画「抱きしめたい」を観るまでは、
過去の鉄板ストーリと似た、
やや薄いものを想像していましたが、

実際観てみると、
冒頭の宴会のシーンからし
良く出来たシナリオで、
最近毎週のように映画を観ていますが、

今、同じお金を払うのなら、
この映画がお勧めと感じた今日の1本です。


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