アーロン・テイラー主演「GODZILLA ゴジラ」を観てきました。案外面白かったです。

一時期、
毎週のように通った映画館も
ご無沙汰しておりました。

今日はようやく時間が取れて、
今一本選ぶなら何を観るべきか?
そんな事を考えて選んだのが「ゴジラ」でした。

・・というのは、
日本人の常識ともいえる「ゴジラ」の
映画を観た記憶が無いのです。

ゴジラと言えば、
なんとなく東京タワーを壊しているような
イメージはあるのですが、

東京タワーを壊すのも、ゴジラだったか、
ウルトラマン(の怪獣)だったか自信が
無いぐらいです。

要するに、「ゴジラ」をよく知らないのです。(汗)

今回の映画はハリウッド映画ということは
知っていましたが、
※きっとリメイクだと勘違い。。

日本人として「ゴジラ」映画を一回ぐらい
見なければ成らないと思った訳でした。

という訳で「ゴジラ」が何者か良く分からないまま、
映画館に向かいます。


映画の冒頭、フィリピンの炭鉱で大きな空洞が発見され、
(恐らく)ゴジラの化石の中なのですが、
なにか巨大静物が生まれたようです。

ココで渡辺謙さんが、謎の生き物を研究する
学者(芹沢博士)として登場します。

その後、日本の原子力発電所が事故となり、
技術者の家族が巻き込まれます。
技術者の父は目の前で同じ、技術者の母を
原子炉施設内に閉じ込めなければなりませんでした。

悲しいシーンですが、
どうも日本でこういったシーンをみると、
原発のことが頭をよぎります。

また、富士山の麓で、
東京や大阪のような大都市のようなのですが、
何処じゃ。・・という感じです。
海外の映画なので、そこは気にしないでおきます。


相変わらず、
どんなストーリーなのか全く知らないのですが、
フィリピンで生まれた謎の生物が、海を渡り
日本の原発事故現場※に住み、
漏れた放射能を栄養に巨大化した怪獣となります。

※おそらく原発事故ではなく、
 謎の生物が、放射能を求め、
 日本の原発を襲ったのだと思う。(あいまい)
 映画ではちょっとわかりにくいです。

放射能と謎の巨大生物の組み合わせは、
ゴジラなのですが、
なんかゴジラと形が違うなぁ〜。
へんだなぁ〜と思って、映画を見続けます。

ついに巨大生物(悪の怪獣)が暴れ出し、
カマキリのような変な格好なので、
これがゴジラかと、がっかりしたのですが、
このように、本当のゴジラが登場するまで、
まったく悪の怪獣とまったく気付きませんでした。

原発の事故現場でなにかがおきてる。
原発に努めていた元技術者(主役の父)は
事故現場に潜り込みます。
そして警察に捕まってしまいます。
父の身元引き受けのため、息子である
映画の主役(アーロン・テイラー)が日本を訪れます。

原発事故のときと同じ事が起きている。

そのときのデータを探しに、
自宅に戻ろうとする父を留めるのですが、
結局二人で原発事故現場に潜入し、
しかし警察に捕まってしまうのです。

活動を始めた悪の怪獣は、
暴れて閉じ込められたケージを破ります。
その事故で、主役の父は亡くなります。

その後悪の怪獣は、
日本からハワイに向かいます。
そこでも大暴れするわけですが、

ハワイのシーンでは津波のリアルな映像があって、
東日本大震災の被害者でない私も、
グッとくるものがありました。
このシーンだけはいただけないと感じました。

そして最後はサンフランシスコが舞台となります。

詳しくはWikiで「GODZILLA ゴジラ」を検索
頂きたいのですが、

今回のゴジラは、
悪の怪獣と戦う正義の怪獣(聖獣)でした。

渡辺謙さん演じる「芹沢博士」によると、

自然は中和を保つため、
悪の怪獣「ムートー」が現れたなら、
それと同じ力を持った、正義の怪獣
ゴジラ)が現れる。と答えます。

最初はアメリカ軍が、
悪の怪獣をやっつけようとするのですが、
手に負えず、最後に核爆弾で退治しようとします。

そのとき、広島の被爆二世である、
芹沢博士は、核兵器を使う事を止めるように求めます。

ゴジラを)信じて良いんだな。

そんなセリフがあったように思いますが、

結局、悪の怪獣が暴れ、
サンフランシスコの街は破壊されるところに、
ゴジラが現れ、
怪獣対怪獣のバトルとなり、
最後にはゴジラが口から炎を履き、
敵の怪獣(ムートー)をやっつけます。

このシーンはなんとなく、
「怪獣プロレス」といった感もありますが、
ゴジラ映画の見所でしょう。

詳しくは書きませんが、
この映画は、原発事故で亡くなった、
アメリカの技術者親子の家族愛も表現しています。

前半は親子の葛藤を描き、
後半は、一人のヒーローとして使命に駆られ、
家族を守るため命がけで働く青年の姿を描きます。

青年の姿はいかにもハリウッドらしいのですが、
一人の兵士が家族を守るために命をすてる姿は、
なんとなく、特攻隊的な世界観も感じました。


監督のギャレス・エドワーズ氏は、
40歳とまだ若く、大抜擢のようです。

世界オープニング興行収入1位の
1億9,621万ドル(約196億円)の記録を
打ち立てるなど、映画は大成功のようで、

へぇ〜。そうなんだ。という気もしますが、
ゴジラが世界的にも人気があるということも
知りました。

割と満足度が高い一本と思います。

追伸)
今回ゴジラをマジマジとみて、
ゴジラの顔は、本当に某松井秀喜さん
に似ていると思いました。

あんなに大きな生き物は、
普段何を食べているんだろう。。


映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』公式サイト