ニコール・ キッドマン主演『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』は久々に満足感の高い映画でした。

英語では「マン」は男性で、
「ウーマン」は女性を表すと、
その昔習いました。

・・ですので名前(氏名)に「マン」と付くと、
つい男性と思ってしまうのは私だけでしょうか?


・・という訳で本日は、ニコール・キッドマンさん主演映画

 「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」

をご紹介します。


・・で、若干しつこいですが。(笑)
「キッド」といえば、若い男の子ですので、
「キッド」+「マン」は絶対男と思うのですが、

英語なので「キッドマン」は姓で、
名前は「ニコール」なんですね。(汗)

こんな具合で、毎度名前に違和感を覚える、
ニコールキッド・マンですが、
ずいぶん昔から知ってい女優さんのように思えます。

ブログ書くにあたって、
彼女がどんな作品に出ているかと調べたところ、
確かに沢山の映画に出ているのですが、
残念なことに私の観た映画はありませんでした。

トム・クルーズの元奥さんということで、
言われてみればそうだったかも。
という位です。

私の場合、外国の俳優さんの名前は殆ど
覚えられないのですが、
「キッドマン」という個性のある名字によって、
名前は知っているけど、映画は観たことが無い。
という大変珍しいパターンです。

そんな彼女の年齢は今年47歳です。
映画でみたニコール・キッドマンは、
シーンによっては30歳位にも見えました。

外国の女優さんは日本の女優さんよりも、
年齢を増すと特に老けてみえるのですが、
映画で画面いっぱいのアップ画面があった
にも関わらず、顔のしわはかなり極小でした。

一方で、手はしわだらけだったので、
顔はCGか。・・と思ったりもしたのですが、
映画を観た印象では、違和感は無いので、
プリンセスを演じるにふさわしい美貌と思いました。


映画は26歳の若さでハリウッド女優から
モナコ公室に嫁いだグレース・ケリーの物語です。

結婚から6年目に訪れたモナコ存続の危機を題材に、
彼女が国の危機を乗り越え、
モナコ国民に愛されるようになるまでを
映画化しています。

すなわち、グレース・ケリー当時32歳を、
ニコール・キッドマン現在47歳が演じるのです。

こうして年齢を計算してみると、
もっと若い女優さんは居なかったの?
・・と思ったりするのですが、
映画を観て、年齢がおかしい。
と思うようなことは、ほぼ無いと思います。

グレース・ケリーといえば、
個人的に、外人さんで綺麗な女優さん、
No.1ではないかと思ったりするのですが、
映画でのニコール・キッドマンも綺麗で、
女優さんは本当に凄いと思います。

(でも、やはり本物のほうが綺麗かな。汗)
・・と女優さんの話はこれぐらいにしましょう。


映画の舞台はモナコ公国です。
モナコと言えば、
F1モナコグランプリの開催地であり、
観光が主な産業です。

税金がかからないということで、
一流レーサーやスポーツ選手、
そして世界中から超お金持ちが集う国です。

しかし面積は2k平方メートル(つまり2km×1km)
しかないので、これ以上人が集まりようがない。
という事情もあるそうです。

そのモナコを治めるのは王様でなく、
グリマルディ家という公爵(つまり貴族)です。

ですから、
モナコ大国ではなくモナコ公国と言われます。
軍隊はおらず、食べ物や電気も含め
フランスの庇護をうけ国が成立しています。

そしてモナコと言えば、もうひとつ。
大女優グレース・ケリーが嫁いだ国です。


映画では、
モナコには税金がかからないということで、
フランスから企業が本社を移しているのですが、
ドゴール政権時代、モナコに会社を移した企業の
税金徴収をしてフランスに納めよ。
さもなくばモナコを制圧・フランスと統合する。
と脅しをかける事件が起きます。

お金持ちイメージの強い
モナコ公国のイメージからは想像もつかない
のですが、
国の収入はカジノに頼っており、
病院の維持も難しいほど財政は厳しく、
貴族やお金持ちの寄付に頼って居る様子が
伺われます。

そんなモナコに嫁いで6年たった頃、
ヒッチコック監督が映画出演の誘いにきます。

アメリカ生まれでハリウッドとは違う、
日々の生活に疲れ、
もう一度映画に出たいグレースは、
恐る恐る夫に相談するのですが、

夫は、全ての責任は自分で取ること。
という条件で快諾します。

国がトラブルに直面する中での映画出演に
反対するスタッフ(モナコ政府の首脳)を説得し、
極秘のうちに話しを進めるのですが、
何者かによって、マスコミにばれてしまします。

そして益々、グレースは困った状況に陥ります。

そんなとき頼りにしているのが、
信頼する神父さんです。

 本当の愛とは、
 誰かの為に身を捨てて尽くすこと。

神父から言われた彼女は、
愛する家族とモナコのために、
モナコ公妃に成りきるため努力を始めます。

フランス語、モナコの歴史、貴族の作法を学び、
国民に愛されるような振る舞います。

アメリカ生まれで言葉や常識が違う生活のなかで、
ハリウッド女優以上にモナコ公妃を演じる切ります。
そして最後にはモナコ市民に、そして夫に愛されます。

こんな映画でした。

F1とお金持ち。
そしてグレース・ケリーしか知らなかったモナコを少し知り、

映画的もストーリの波状が無く、
ニコール・キッドマンもお綺麗で
久々に満足度の高い、今日の一本でした。

追伸)
 映画ではグレース・ケリーが頻繁に車(たぶんポルシェ)
 を飛ばすシーンがあります。
 後に彼女が運転中に脳梗塞と成り交通事故で亡くなる
 訳ですが、そういった死に方を暗示するように思えました。
 またグレース・ケリーは大の日本好きで、
 モナコに日本庭園を作りたかったそうです。
 亡くなった後、夫のレーニエ3世は日本から材料を運び
 職人をよび、立派な日本庭園を作ったそうです。


映画URL 映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』公式サイト 大ヒット公開中!


今日のアクセス:280,693