レオナルド・ディカプリオ&トム・ハンクス主演「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を観ました。

お正月に何本か旧作映画を見ましたので、
簡単にご紹介します。
今日はその二日目です。

さて、本日ご紹介する映画は、
スティーブン・スピルバーグ 監督
レオナルド・ディカプリオトム・ハンクスの両主演映画

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

です。

ビジネス系のメルマガで紹介されており、
(↑その内容が思い出せないのですが・・・)

有名な映画だけど観てないなぁ〜。
と思い観ることにしました。

映画の内容を超簡単に要約すると、
ディカプリオ演じる若い詐欺師を、
トムハンクス演じるFBI捜査官が追い詰める映画です。

結局詐欺師は逮捕されてしまうのですが、
その後というか、
最後に流れるテロップを観て驚きます。

それは、てっきり娯楽系のフィクション映画、
即ち物語と思い込んで気楽に観ていたのですが、

映画の最後で、
実在の人物(事件)を題材にした映画で、
主人公が存在することを知って、仰天しました。

こんな人が実在するのか!?
・・という感じなのです。


映画は、
ディカプリオ演じる高校生の主人公の、
仲の良かった両親の間に亀裂が入り
離婚するところから始まります。

高校性を演じるディカプリオには特に違和感が無く、
でも高校性なので、さすがに替え玉か(もしくはCG)等
と思って観たのですが、

後で調べてみると、映画の公開は2002年なので、
1974年生まれのディカプリオは当時27〜28歳。
思ったほどは年取っていません。

日本でもコレぐらいの年で高校性を演じることは
無きにしもあらずですから、素のディカプリオかも
しれません。

両親の離婚に面白くない彼は、
家出をするのですが、父からもらったわずかな
預金(小切手)を使い果たし、
偽造した小切手の使用を試みます。

しかし、(高校性の)彼をみた銀行の窓口を始め
誰も彼の小切手を信用しません。

そんなある日、彼は、飛行機のパイロットが
人々の信頼を得る職業であることを知ります。

高校新聞の記者になりすまし、
パイロットにインタビューをして知識を得たのち、

公衆電話から、
「制服をクリーニングに出したが戻ってこない」
と航空会社に電話してまんまと制服を手に入れました。

制服を着た彼を通りすがりの街人達が振り向きます。
将に信頼が得られる職業だったのです。

パンアメリカン航空副操縦士になりすまし、
偽造小切手でお金を下ろそうとすると、
いとも簡単にお金をおろすことができました。

・・とここまで書いて、
メルマガを読んでこの映画に興味を持った理由を思いました。

そうです。
人は外見に騙されやすい。
・・というか、むしろ、人は外見をみて判断する。
といった話題で出てきた映画だったのです。

そういえば「人は見た目が9割」というベストセラー本も
ありました。


↑これです。

しかし得てして男(というか日本の美徳として)
は外見よりも内面が大切と言わますので、
それを信じて、適当な格好をしている人も多い訳です。

でも(9割かどうかは別にして)
それは嘘ですよ。
外見(特に服装)は大事ですよ。
というメルマガの内容でした。

そして、人が外見に騙される。
その様子を端的に表現したのがこの映画で、
実際にその心理を使って罪を犯したのが、
ディカプリオが演じる主人公
「フランク・アバグネイル」だったのです。
※詳細はWikiで検索ください。

彼はパイロットに始まり、
医者・弁護士と次々に職を変えていくのですが、
周りの人達は全く疑いを持ちません。

パイロットの制服のほか、映画007の
ジェームスボンドと同じスーツを買ったりするのですが、
そういった見栄えに誰もが疑いを持たず、
そして騙されていくのです。

彼はパイロット詐欺がだんだん怪しくなると、
次はハーバード大卒の医者となります。

アメリカでしかもハーバード大卒ですから、
いきなり医局長の待遇で採用されます。
自ら治療は出来ませんが、
沢山の部下がおり、彼らの意見に耳を傾け、
そして適当な医者に治療をさせます。

そして病院で、看護士の彼女が出来て婚約をします。
一見軽い女性に見えた彼女の父親は、
地元の名士で検事をする堅い職業でした。

ところが彼は父をも騙し、
そして弁護士試験にも合格して、
父の事務所で働くのです。

しかし、その間にも、FBI捜査官のトム・ハンクス
どんどん彼に迫っていきます。
そしてついには結婚式のパーティーに、
トム・ハンクスが踏み込んできます。

そこを間一髪の所で彼は、
母親の母国であるフランスに逃亡成功します。

そして、フランスで偽小切手を作るのですが、
国際詐欺に発展した事件を
トム・ハンクスはついに追い詰め逮捕します。

・・と、ここで映画が終わらないところが、
ハリウッドであり、ジョージ・ルーカスと思うのですが、

護送の飛行機を着陸間際に抜け出すも、
結局彼は刑務所に入り、
トムハンクスから、小切手詐欺の知識を生かし、
FBIに協力すれば、早く出所させてやるといわれ、
彼はトムハンクスの部下としてFBIで働きます。
そして最後にちょとハラハラさせて、
映画が終わります。

そして映画の最後のテロップで、
ディカプリオ演じる実在の人物が存在し、
そして現在は小切手詐欺などを防止する
セキュリティーコンサルタントとして高収入を
得ている事を知ります。

高校性程の年齢で、副操縦士になりすまし、
そのあと捕まったのが21〜22歳ですから、
なんとも歳をごまかした物だと思います。

さらに凄いのは、弁護士試験は詐欺では無く、
2週間の猛勉強で合格したということですから、
どれだけ頭の良い人なんだ。!
と思いました。


モデルと成った
「フランク・アバグネイル」は、
1980年に自伝とも言える
『Catch Me if You Can 』が出版しました。
それを2002年に映画化したのが本作品です。

Wikiによると原作の『Catch Me if You Can 』は
色々な脚色が入っているとのことですが、
説明を読むと、
映画の重要なエピソードは概ね正しいと思われます。

またトム・ハンクスは想像上の人物で、
彼に関わる複数の人物をまとめたキャラクター
なのだそうです。


人間の外見、一番は服装ですが、
これがどれくらい大切なことなのか。!

この映画を観て、皆様との共有知としたいと思う
今日の一本です。



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