中島美嘉コンサートツアー2015 "THE BEST" -DEARS&TEARS-(後編)ライブの模様&感想です。

何年も前から一度、
ライブで生歌を聴いてみたいと思いつつ、
行けてないアーティストがいます。

その人の名を中島美嘉さんというのですが、
まぁどうにも彼女の曲・歌い方は心に染みるわけです。

・・という訳で、本日のパート2はライブ編です。

コンサートが始まるまでの約2時間、
私は車の中で本を読んでいました。

東京ドームなどの会場の場合、
外はお祭り的な雰囲気が漂っているのですが、
ココは至って静かです。

千葉なのにヤンキーっぽい人も居らず(笑)
普通の人達が車から会場に歩いていきます。

会場に入るのもさほど混雑が無く、
超スムースに会場に入りました。

私は23列目だったのですが、
チケットを手にしたとき、これは結構前の席に違いない。
・・と思い込み、喜んでいたのですが、
入ってみたらどちらかというと後ろのほうでした。

そうなんです。
ここはドームでも武道館でもありません。(汗)

それでも、すぐ目の前には音響の人が陣取っており、
音的にはベストポジションに違い有りません。

そして18時になりました。

得てしてコンサートのスタートは遅れて始まるものですが、
10分も遅れずに始まります。
赤い緞帳にノスタルジーを感じさせる影絵が投影され、
コンサートが始まります。

1曲目は「CANDY GIRL」でした。
中島美嘉さんは(よく見えないのですが、)
なんと、びっくり!
二人のダンサーと共に、ステージ上から吊された
カーテンのような幕の中で歌を歌っていました。

すげー。
まるでサーカス。怖くないの?
・・という感じです。

あの姿勢で本当に歌っているのか正直疑問ですが、
口は動いていたように思います。

※ご参考↓こちらにその写真が紹介されています。
http://top.tsite.jp/news/i/21563847/


続く2曲目は「冬の華」です。
私が一番聴きたかった曲ですが、
こんなに早くにくるのか。とちょっとガッカリです。

ステージはややゴシック的な演出で
バレーダンサーとの組み合わせにより、
まるで舞台を見ているようでもあります。

ただ気になるのは、
彼女の、歌の音程が外れるのです。
喉の調子が悪いのかなぁ。
この後だいじょうぶかなぁ。
・・と心配になります。

そして3曲目の「愛詞」も音程を気にしつつ、
前半のメドレーに流れ込みます。
「Glamorous Sky」や「一色」などの名曲達をききつつ、
中島美嘉さんが持つ、楽曲は本当に素晴らしいなぁと思います。

その後の曲順はあまり覚えていないのですが、
MCが間に挟まり、その後バラードからロックへ流れます。

MCでは2月19日が自身の誕生日だったということで、
会場からバースデイソングのプレゼントがありました。
会場の写真撮影や会話を楽しむ場面が続きます。

当日は靴を履いて歌っていまして、
中島美嘉さんといえば、裸足で歌うのでは?
と気になっていたのですが、
やはり会場から質問があり
「大人になったから」と答えていました。

また、髪の毛は地毛ですか?という質問には、
「地毛」と答え、
誕生日には何をしてたの?という質問には、
「寝てた」と答えていました。

他にも旦那さんが、うんうんといったやり取りもあり、
地方の小さな会場ならではの、
アットホームな雰囲気を感じました。
ドームや武道館、何とかアリーナでは、
会場と会話するのは難しいですね。

MCのやり取りを聞きながら、
声の様子をうかがっていたのですが一見普通でした。
もっと低い声の人かと思っていたのですが、
どこかで聴いたことがあるような(あぁ〜思い出せない)、
アイドルのような声だったことに気付きました。

バラードの歌が再開し途中の「Dear」では、
アコースティックギターが2本で演奏して
いるところをみて、やっぱそうなんだ。
・・と納得します。
CDを聴いていて、
ギター一本でできるのか疑問だった物で。。

そしてロック系の曲に移ります。
「I DON'T KNOW」も初めて生で聴いたのですが、
これはまさにハードロックバンドの演奏です。
ライブの音圧も、最初少ないなぁ〜。
と感じていたのですが、
この頃は全開で十分ロックな音量です。

海外のミュージシャンは、
色々なタイプの曲を歌えないのだそうですが、
日本のミュージシャンは、歌謡曲っぽい曲から、
ハードロックっぽい曲までいろんな曲がそろいます。
中島美嘉さんの曲も本当に幅が広いと感じます。

それから「ALL HANDS TOGETHER」で会場の
みんなで手を叩いて、盛り上がりタイムが終わり、

「桜色舞うころ」では、
それまでのゴシック的な舞台から、
純和風の桜のスクリーン映像がとても印象深く
とても綺麗でした。

そしてコンサートの最後は
「僕が死のうと思ったのは」です。

まぁ、なんて暗い曲が最後なのかと思いますが、
歌詞の一つ一つの言葉が心に染みる曲です。

そしてアンコールです。
大きな会場だと、かけ声と手拍子、
そしてウェーブが流れてりするのですが、
ここではありません。
これで本当にアンコールがはじまるのかな?
と思っていたら始まりました。

アンコール1曲目は「Amazing Grace」です。
ピアノと歌だけですが、音程はズレません。
しっかりと聴きこみます。
ちゃんと歌えるんじゃん。と思います。

続くアンコール2曲目は
「A MIRACLE FOR YOU」です。
CD1枚目に入っていてシングルカットされていない
曲とのこと。

このような具合で、
初めて中島美嘉さんのライブを見たのですが、
気になったのは、歌の音程のズレです。
次に歌い方がCDと違う事です。

確認のため、ブログを書く前に、
ライブのDVDを見て確認したのですが、
音程はズレていません。
DVDは直しているのかもしれないと思いました。

また、歌い方ですが、
悪い表現をすれば、
歌の上手いカラオケのお姉さん。
適当な表現が見あたらないのですが、
華原朋美さん調のこぶしが入ります。
要するにCDと歌い方が違うのです。

ライブでの歌い方が本当の中島美嘉さんで、
CDは(ライブDVDも?)が作られたもの。
と感じたりしました。

しかし、とてもスリムな体から、
あの声量が出るというのが信じられないのですが、
MCを聴いた感じ声の調子悪さは感じなかったので、
音程を犠牲にしてでも、
声を出すと言うことに専念している。
あえてそうした歌い方をしているのだと思いました。

私はどちらかと言えば、
ライブではCDを忠実に再現して欲しい派なのですが、
中島美嘉さんの場合は、CDの歌い方を変えても
良いのでは無いかと思ったりしました。

ライブで聴いた中島美嘉さんの歌は、
まさに生の女性が声を振り絞って歌っている。
そんな感じで、ライブの生らしさが、
他のミュージシャンの歌とはひと味もふた味も
違うと思いました。

もっというと
彼女の歌は、歌では無く、
叫びというか、祈りというか、
天に届ける声とか、
そのようなものではないかと感じました。

という訳で、
ライブのDVDを見たのですが、
生を見た後で見ると、
全くつまらない。別物という感じです。

DVDからは中島美嘉さんの
生の魅力が全く感じられないのです。

生は凄い。本当に凄い。
とブログを書きながら思うのですが、
また、もう一回何処かの会場に出掛けてみたいと
思っているところです。


参考URL
中島美嘉 2015ツアー一覧
中島美嘉 -MIKA NAKASHIMA Concert Tour 2015 "THE BEST" -DEARS&TEARS- | ライブ・セットリスト情報サービス【 LiveFans (ライブファンズ) 】

★セットリスト
中島美嘉 @ 名古屋国際会議場 センチュリーホール (愛知県) (2015.01.31) | ライブ・セットリスト情報サービス【 LiveFans (ライブファンズ) 】

★音程が外れることに関する中島美嘉さんのコメント