はづき虹映著「男の占い ー人生に携えたい9つの数字ー 」を読み、賢者は占いを活用すべし!と思いました。

得てして女性は占いが大好きです。

男と違って、
自ら人生を切り開くことが難しく、
運命に流される存在だから。

・・などと解説されるのですが、
私(男)も占いは大好きです。(笑)

血液型や星座占いは必須ですし、
風水や手相占いの本も沢山読みました。
ネットの有料占いをはじめ、
手相を見てもらったり、
街角の占い師に
未来を占ってもらったこともあります。

そんな自分を冷静に分析すると、
確かに(男ですが)、
人生を積極的に切り開いていない。
受け身の人生。
だから占いが好きなんだ。
などと思うこともしばしばあります。

しかし、
そんな私でも最近は、
占いへの興味が減ってきました。
歳を取って、
代わり映えのしない毎日に慣れたせいなのか・・・
なんでしょうね。

それでもYahooの星座占いだけは毎日見て、
喜んだり凹んだりしています。


・・・という訳で本日は、はづき虹映さん著

 「男の占い ー人生に携えたい9つの数字ー 」

をご紹介します。


「男の占い」ということで、
本書はズバリ、
およそ占いに興味が無いであろうという、
男性向けの占いの本です。

しかし、あえて「男の・・」と書かれると、
占いに興味は無くとも、
グッと感じる物があるのではないでしょうか。
(私は、グッと感じましたよ。)

私の購入した版の帯には、

 「テレビの紹介で大反響!」
 「またまた重版」
 「Amazon占いカテゴリー第一位2013年12月」

とあります。

本日(2015年2月26日)アマゾンの占いランキングを
見たら、10位に入っています。
男性向けの占いの本としては息の長い人気本で、
出版社のマーケティングの勝利を感じます。


そんな本書の内容ですが、
著者の専門である「カバラ数秘術」による、
1から9までのアラビア数字の持つ意味とをベースに、

私たちの誕生日を1から9の数字に分類し、※
数字持つ意味とその人の性格を解説した本です。

※例えば15日生まれの人は、
 1+5=6がその人の数字と成ります。

ざっくり書くと、

 1の人はリーダタイプで
 2の人は迷いやすく
 3の人は創造性を発揮し、
 4の人は安定を好む
 ・・
そんな事が書かれます。

実際上場企業の3,710社の社長の誕生日を
調査したところ、明らかに偏りがあるという
データも紹介されています。

そうしたわけで、本書の主な構成は、
誕生日を9つの章立てにしたものです。

大概、興味があるのは自分の数字と、
せいぜい彼女や奥さんなど、
気になる人の数字でしょう。

そうして考えると、
本全体の2/9程度しか読む所がなく、
人によっては立ち読みで十分という感も
無きにしもあらず。
・・かな。

・・と思いました。


本書で一番心に響くのは、

 貧乏人は占いにすがり、
 成金は占いをバカにし、
 大富豪は占いを活用する。

という言葉です。

ある占い師は、
顔を見れば殆どが分かると言い、
あまりにも当たると怖がられるので、
最近は多少外したことを言う。
そんな記事を雑誌で読んだことがあります。

その占い師によると、
劇的に当たるようになったのは、
占った人数が、おおよそ、
2万人を超えたところからだったそうです。

本書にもありますが、
占いは過去からのいわゆる”ビックデータ”の蓄積です。
2万人を観て占いが的中するようになった話しを知りつつ、
こういった占いの本を読むと、
占いもバカに出来ない。

・・・と、
改めて占いの魅力に取り憑かれそうな、
今日の一冊です。

賢者は占いを活用するのです。


男の占い ー人生に携えたい9つの数字ー

男の占い ー人生に携えたい9つの数字ー


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