「テッド2」は一段とテッドの悪ガキぶりがアップした映画です。テッドのCGは相変わらず良く出来てますね。

映画テッドは2013年の初旬に日本で公開されました。
予告編を観て、この映画はきっと面白いに違いない。
と思って映画を観たら、本当に面白かったわけです。

「テッド」は下ネタと笑いだけでなく、うるっと涙も誘うような、実によい良い映画です。 - つれづれなるまゝに、日ぐらしMacに向かいて・・・

当時のブログ↑を読むと、
レ・ミゼラブル」並におもしろい。
とか書いていますが、嘘ではありません。

ですから、
続編が作られるらしいという情報を知ったとき、
絶対に観に行くしかない。・・と思った訳です。

・・という訳で本日は、セス・マクファーレン監督が自ら
テッドの声優として出演する映画、

 「テッド2」

をご紹介します。

人気映画の続編ということもあり、
予告編もバンバン流れていました。

予告編をみると、
映画のストーリーは予想できてしまうのですが、
だいたい予想した通りです。

1作目で、テッドが勤務するスーパーマーケットの
女性と出会うのですが、
その彼女と結婚し、子供を作ろうとするところから
物語は始まります。

もちろんテッドはぬいぐるみですから、
子供を作れる筈は無く、
誰かの精子を得て人工授精する必要があります。
そこで最初のドタバタ劇が繰り広げられます。

冒頭の結婚式のシーンで、
1作目でも登場した、サム・J・ジョーンズさんが
神父として登場するのですが、
1作目を観た人なら、ここで面白いモードに入ること
間違い無いです。


再訴のドタバタ劇があり、結局子作りを諦め、
次に、養子縁組をしようと事務所に申請をするのですが、
里親としての適正調査が行われ、
それまで人間として扱われていたテッドは
人間ではないと、人権を剥奪されてしまいうのです。

そのため、勤務先から解雇され銀行や各種会員
カードも使えなくなり、
結婚さえも破棄されてしまうという困難に見舞われます。

観ている私たちからすれば、
テッドが普通に人間として生活しているのが
不思議なのですが、その点は問わない映画の筈です。

いずれにせよストーリー的には、
テッドは人(?)から物(所有物)へと待遇が変わるのです。

そこで、
テッドと親友のジョン(マーク・ウォールバーグさん)
は州を相手に人権獲得の裁判をしようとします。

有名な弁護士に相談にいったところ、
姪の見習い弁護士で良いなら、と紹介されます。

しかし、彼女をみた二人は、
あまりの頼りなさに断ろうとするのですが、
マリファナを吸うシーンを観て、意気投合し、
そして次のドタバタ劇が始まるのです。

この映画の特徴というか、
個人的に少し違和感があるところは、
至る処に麻薬を吸うシーンがあるのです。

日本の感覚だと犯罪ですが、
現地アメリカだと煙草を吸う位の感覚なのでしょうか。
1作目もそうですが、
絵的には犯罪者的な雰囲気は亡く、
やんちゃな不良成人という演出のようなのですがね。

テッド2では、
テッドが車を運転して事故るシーンなど印象的ですが、
テッドとその演出の悪ガキぶりが前作に輪をかけています。
個人的にちょっとやり過ぎかなぁ〜。
とも感じました。


映画の見所の一つは、
リーアム・ニーソンモーガン・フリーマンという
二人の大物俳優が、ちょい役で出ているという所です。

特にリーアム・ニーソンさんは、
映画が始まって直ぐのシーンで、
スーパーでテッドがレジを打っているところに来て

(子供用のシリアルをもってきて)、
子供用と書いているけど、買って良いかな?

・・と結構怖い人風にひと言って、去っていきます。

私の知人は、このシーンだけでも、
テッド2を観た甲斐があったと言っていました。
(そんなものなのでしょうか??)


また、モーガン・フリーマンさんは、テッドが最後に
弁護を頼む、凄腕の人権派弁護士として登場します。

とっても良い人の役です。
いかにもお金持ちで上品なスーツを着込み
紳士的に弁護を進めていきます。

リーアム・ニーソンさんは直ぐにわかりましたが、
モーガンフリーマンさんは、この観たことの在る人は誰?
・と一瞬思いました。
こんな役もするんだなぁ〜。と思います。

そしてもうひとり、ダメな見習い弁護士を
演じるのが、アマンダ・サイフリッドさんです。
あのリ・ミゼラブルでは、コゼット(大人)を演じています。

この方も、どこかで観たことがある俳優さんだなぁ〜。
位にしか思わなかったのですが、あとで調べて驚きです。
今年30歳ということですがとてもキュートです。


テッドはおもちゃではなく、
人間の難しい感情を理解することが出来る。
だから人間なんだ。

というパトリック・ミーアン(モーガンフリーマンさん)
弁護士の弁護を得て、映画のフィナーレでは、
テッドは裁判に勝ち、無事に人権を獲得し、
そして再び、プロポーズをするシーンで終わります。


オープニングのシーンで、
テッドがタキシードを着て踊っているのですが、
この冒頭のシーンから最後まで、
テッドの表情や動きは素晴らしく、
コンピュータで作られたCGであることを全く感じさせません。
相変わらずテッドは良く出来ていると感心します。


ちょっと悪ガキぶりがキツイ印象もあるのですが、
見所満載の面白い映画と思った今日の一本でした。


映画『テッド2』 Blu-ray & DVD 1/20リリース!


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