ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ主演「マイ・インターン」は、ロバート・デ・ニーロのセリフに注目です。

日曜の午後、映画館は沢山の人達で賑わっていました。
この日、この映画を選んだのは、
観たい映画のなかで、
ちょうど上映時間のタイミングがぴったりだったからです。

でも、アン・ハサウェイが好きな物ですから、
遅かれ早かれ、いずれ観ることになったでしょう。

と、そんな訳で、
本日は、ロバート・デ・ニーロアン・ハサウェイ主演映画

 「マイ・インターン

をご紹介します。

映画の予告編などの広告を観た印象では、
プラダを着た悪魔」の続編的な作品と思いながら、
もちろん、彼女が主演と思いながら映画を観ます。

しかし映画が終わりエンディングロールを観ていると、
ロバート・デ・ニーロアン・ハサウェイの順番で
名前が並ぶのです。

大物俳優だから最初の名前が出たのかも知れませんが、
私個人的にこの映画は、ロバート・デ・ニーロ主演映画
でよいのではないか。という印象を持ちました。

それぐらい重要な役柄を演じています。


映画のストーリーを要約しますと、

1年半ほど前に、アン・ハサウェイ演じるジュールズが
立ち上げたインターネット通販の洋服会社は、
爆発的に大成功を遂げるのですが、

急成長により、社内とジュールズの家庭に
ひずみが生じてしまいます。

ジュールズは、小さい子供を持つ母親であり、
旦那さんはジュールズを支えるため仕事を辞めて
専業主夫となったのでした。

とくにジュールズは慣れない社長業も完璧に
こなそうと努力をし、多忙を極めます。

出資元はこんな状況を打開しようと、
社外からCEO(社長)を雇い、
ジュールズの仕事の負荷を下げようと提案します。

そんな中で彼女の会社は、
社会奉仕的な意味合いで高齢者をインターン
(アルバイト)として雇い受けることになります。
そこにロバート・デ・ニーロ演じるベン(70歳)は、
が応募しジュールズ専属スタッフとなるのです。

電話帳印刷会社の部長を行っていたベンは、
退職後、妻に先立たれつつも、
悠々自適菜毎日を過ごしているのですが、
そんな日々に物足りず、
再び仕事を求め、インターンに募集します。

キチンとしたスーツを着こなし出社するベンと、
カジュアル一色の若者達の間には、
見た目や行動に大きなギャップがあります。

ジュールズも同様で、
自分の倍以上も年上のベンに仕事を
依頼することもできず放置状態なのですが、

いつしかベンは社内の若者達の心をつかみ、
そしてジュールズの信頼も得ていくのです。

パソコンもろくに出来ないおじさんジュールズは、
熱心に勉強しながら、おじさんなりに成長するのです。

前向きな紳士であり、
若者達とも訳隔たり無く接し、
ある意味理想のおじさん像が映し出されます。

私も歳を取ったらかくありたいと、真剣に思います。

映画を観ながら、
もしかして最後はロバート・デ・ニーロ
アン・ハサウェイが恋仲になったりするのではないかと
思ったのですが、そこは違いました。

ジュールズ(アン・ハサウェイ)の旦那は、
子供のママ友達と不倫をするのですが、
その様子を、ベン(ロバート・デ・ニーロ)が慰めます。
場所は二人で出張に行った旅先のホテルの一室です。

「一人でお墓に入りたくないの」
と泣くジュールズにベンは、
「僕のお墓の横が空いている」
と慰めるのです。

普通の映画ではプロポーズとか告白の言葉ですね。

独身男性の私でも染みるセリフでしたが、
女性の人はそんなことを考えているのかと思いました。

特にジュールズのように、仕事一筋の方にとっては、
泣けてしまう映画になるかもしれません。注意要です。

しかし最後には、
ジュールズと旦那さんとは元の鞘に戻り、
ハッピーエンドで終わってしまうのが
この映画の唯一不満な点ですが、
それ以外は、タイトルや予告編を見て、
事前に想定していたことよりも遙かに面白く、
良い映画と思いました。

ネット情報によれば、アン・ハサウェイ
この役をどうしてもやってみたいと、
オーディションに募集したそうです。

アン・ハサウェイ位の人がオーディションに
参加するというのもハリウッドの凄いところですが、
それほどやりがいのある役ということなのですね。

※参考URL
アン・ハサウェイ、オーディションで役勝ち取る 『マイ・インターン』予告公開 | ORICON NEWS


さて、本作で注目すべきはやはりファッションでしょう。

アン・ハサウェイは普通のセーター&ジーンズでも
素敵なところが不思議ですが、
男子としては、名優ロバート・デ・ニーロ
スーツの着こなしに注目です。

個人的に印象深かったのは、
・スーツが少しゆったり目である。
 (アメリカンスタイルのスーツである。)
・時に半袖のYシャツを着ている。
 (半袖シャツは外国には無いと聞いたことがあるが、
 アメリカにはあるんだ。と思う。)
・ネクタイが電動で動くような衣装ケースを持っている。
 日本であんな衣装ケースを持っている人は
 どれだけいるのかと思います。

そしてもうひとつ注目したいのが、
ロバート・デ・ニーロの男前なセリフです。
男子として覚えておきたいセリフがいくつか登場します。
(多少正確ではありませんがご容赦を)

・「スーツは普段着」
 →何故シャツをズボンに入れないの?
  みたいな会話を若者達としています。
  決してカジュアルを否定するわけではないのですが、
  彼に影響を受けた若者は、いつしかパーカー姿から
  ジャケットにネクタイ姿へと変わります。
  この視覚の変化は大きく、男子ならば、スーツ姿の
  見栄えが圧倒的に良いことが分かります。

・「クラッシックは永遠」
 →年代物のアタッシュケースの良さを若者に説明する
  シーンです。
  本来のクラッシックの意味は、古いとか歴史がある
  というよりも、完成されたもの。完成された美しさ
  を表すと、あるファッション本に書かれていたのを
  思い出しました。
  映画でも、若者がネットでアタッシュケースを買った
  とベンに報告するシーンがあるのですが、  
  私も次に鞄を買うときは、アタッシュケースにしよう
  と思いました。笑)

・「ハンカチは女性に差し上げるためにある」
 →参考URLによれば、映画を観たあと新たな
 「ハンカチ王子」が増えたそうですが(ホント?)、
  ある知人(50代男性)がやはり、
  女性に差し上げるため、常にジャケットにハンカチを
  入れている。という話しを半年ぐらい前にしていたのを
  思い出しました。
  実際に女性にハンカチを差し出すシーンは、
  ほぼ無いわけで、映画の若者と同じように、
  「ハンカチって重要?」という質問が出るわけです。
  それに対してベンは「とても重要なアイテムだ」と答える
  訳ですが、つまりこのような準備や心がけが、
  大人の余裕であり、モテに繋がる第一歩なのです。


映画を一つ観て、心に残るセリフが一つあればアタリ。
とは知人の映画の達人が常々いうことです。
そういった意味では、人生を変えてくれそうな
セリフが沢山あるのがこの映画です。


※参考URL
ロバート・デ・ニーロが若者に“モテテク”を伝授!映画 『マイ・インターン』 | RBB TODAY
『マイ・インターン』これぞ紳士!デ・ニーロの“ハンカチ男子”に胸キュン | cinemacafe.net


最近モテる男性は、映画を沢山みている。
という話しをネットで読みました。

そういった意味では、
モテたいのなら、この映画を繰り返し観て、
ロバート・デ・ニーロに成りきりたいものです。

という訳で、話しを最初に戻すと、
エンディングロールの順番だけでなく、
ロバート・デ・ニーロが本当に主役ではないかと
思った今日の一本です。
もちろん、アン・ハサウェイも素敵ですがね。


映画『マイ・インターン』オフィシャルサイト


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