篠原涼子主演『アンフェア the end』は篠原涼子さんの体を張った演技が印象に残る映画でした。

篠原涼子さんは、
私と誕生日が同じ数少ない有名人です。

だからという訳でも無いですが、
「愛しさと切なさと・・」の頃から好きでして、
CDを幾つか買って聞いています。

何が良いかというと、
やはり、お美人ということなのですが、

小室ファミリーとして、
アイドル的デビューから20年を経ても芸能界で
人気を維持できるということは、

その外見だけではなく、
見えない努力と、素晴らしい才能を持っている
からに違い有りません。

・・という訳で本日は篠原涼子さん主演

 『アンフェア the end』

をご紹介します。

初めにも書きましたが、
篠原涼子さんは20年来人気を落とすことなく
テレビ番組を中心に活躍しています。

そんな彼女の代表作が
「アンフェア(関西テレビ/フジテレビ)」で、
2006年に開始後、幾つかのテレビシリーズと、
映画を経て、今回の劇場版がラストです。

資料によれば篠原涼子さんは、
劇場版「アンフェア the movie(2007年)」が
映画初主演ということで、これはちょっと意外でした。

篠原涼子さん演じる雪平夏見を形容する、
劇中の有名なセリフ「無駄に美人」ですが、

映画を観ながら思うのは、全く無駄に感じないことです。
アップのシーンが多々あるのですが、
本当にお美しいと思います。

映画の冒頭で、篠原涼子さんが、
裸でシャワーを浴びるシーンがあります。

篠原涼子さんは、
お子様が二人もいらっしゃるのですが、
お尻全開であのような美しい後ろ姿はあり得ません。

実は篠原涼子さんとは別人かと思ったのですが、
映画を見終わった後で、ネットで調べてみると、
やはりご本人とのことです。
伊達にトリンプの下着のCMに登場してませんね。(笑)

映画にはエッチ(濡れ場)なシーンがあったほうが面白い。
ということで台本になかったシーンを入れたのだそうです。

情報元はココ↓
篠原涼子、『アンフェア』全裸シーンの撮影裏を明かす「最後だから」 | ORICON NEWS


映画を観ながら、
このシーンは本当に必要だったのかと思いつつ、
このブログを書きつつも、
篠原涼子さんのお尻が思い浮かぶわけですが、(汗)

こういった一コマを楽しむのも映画の醍醐味であり、
そんなことを十分に理解して映画作りをしている、
篠原涼子さんや佐藤嗣麻子監督は素晴らしいと思います。


「アンフェア」篠原涼子さんは、
男前の刑事を演じていると言うことで、
なんというか、ぶっきらぼうというか、
私個人的には違和感を感じてしまい、
あまり好きな役柄ではありません。

そんな篠原涼子さんを取り巻く警察側のキャストも
阿部サダヲさん、加藤雅也さん、寺島進さん・・と
なんとも、個性的な人達です。

阿部サダヲさんや寺島進さんは、
違和感すら見慣れた物ですが、

なぜ、加藤雅也さんのベストは、柄物なの?
と、その点だけは最後まで気になります。

ドラマでは雪平夏見(篠原涼子)の
元旦那が香川照之さんで、
元恋人が、佐藤浩市さんの設定です。
実際の篠原涼子さん旦那さんが市村正親さんという
おじさんだっとしても、
個人的にこのキャスティングも、
篠原涼子さんの美形とは離れすぎ!と思います。

映画の冒頭は、
はじめて「アンフェア」を観る人のために、
そんな説明もキチンとするのですが、
それでも、はじめてこの映画を観る人には、
わかりにくいと思います。
ちょっと予習をしてから観たほうが良いかも知れません。

映画は冒頭で検察内部の人間が殺され、
その容疑者として永山絢斗さん演じる若者が
別件逮捕されます。

彼は、
「証拠をねつ造され、何者かに落とし込められた
このままでは殺人犯にされてしまう」
と雪平夏見(篠原涼子)に訴えます。

そんな彼を信じた雪平夏見は、
若者と一緒に警察から逃亡を図るのです。


主人公の雪平夏見は、
刑事だった父親が警察内部の不正を暴こうとして、
何者かに殺されました。
その真相を暴くため、警察官となり、
警視庁の刑事となったという設定です。

今回の犯人側の黒幕は、
その警察の不正を暴こうとする、
雪平夏見の動きを止めることです。

映画の大本にあるのは、
この「アンフェア」のドラマの根底に
流れるストーリーで、
誰が雪平夏見の父親を殺したのかという
もっとも重要な謎が今回の映画
『アンフェア the end』で判るのです。

容疑者となった若者(永山絢斗)は、
コンピュータ関連の仕事をしており、
そこに集まるデータから警察の不正を発見して、
そのデータをコンピュータセンターから
持ち出したのです。

ちなみに、
私もコンピュータ関連の似たような仕事を
していますが、今時、この映画のように簡単に
データを持ち出すことはできません。
念のため。

それはさておき、、、

持ち出した警察の沢山の不正データを
海外のマスコミにリークしようとするのですが、
落ち合う約束をしていたジャーナリスト達は、
次々に殺されていきます。

そしての殺人として、
雪平夏見に容疑がかけられてしまうのです。

一度は犯人の黒幕に囚われられる雪平夏見ですが、
元恋人役の佐藤浩市に助けられ、
黒幕達から逃れ、若者とともにある別荘に逃げ込みます。

都合良い別荘が、簡単に手配できる物だなぁ〜。
と感心していると、どこかで観たことのあります。

そこは、私がたまに遊びに行く静岡県は御殿場
(正確には隣の小山町)でした。

スタジオの看板があり、
前から何の建物か気になっていたのですが、
映画に使われているとは驚きです。

たまたまアンフェアを観たのが、静岡の映画館
だったので、帰りに写真を撮ってきました。

↑茶色のレンガの建物も少し写っていましたが、
 その奥のガレージです。

篠原涼子さんと佐藤浩市さんがの重要なシーンの
 ガレージです。


実際の映画でも「小山町」という町名を
阿部サダヲさんが言うので、
セリフで本当の町名を使うのか!
と一瞬驚きました。

このあと映画では、
東京国際ビル(だったかな?)にある、
「エルドニア共和国大使館」に若者を亡命を
計ろうとします。

都心から静岡県小山町へ逃げ、
そこから再び戻るのに、川崎市内の下道の
検問を抜けるのです。

普通に考えれば、
御殿場からは、東名高速をつかい、
一気に首都高に抜けるのが普通ですが、
検問を想定して迂回したのでしょうね。

このへんの説明は映画ではありませんが、
気になります。

ビルの中に入った後も、犯人の黒幕達は、
阻止しようとするのですが、
雪平夏見と若者はどうにか大使館にたどり着きます。

雪平夏見の持っている、警察の不正データを若者に渡し、
亡命後リークして欲しい。と頼んだところで、
どんでん返しがあります。
若者も黒幕の一味だったのです。

若者は雪平夏見を撃とうとするのですが、
その直前に元恋人の佐藤浩市さんが若者を撃ち、
雪平夏見に撃った銃弾が少し外れ、肩に当たります。

このクライマックスのセリフのやり取りが、
若者を信じるとか、復習の連鎖を止める。
など、ちょっと安っぽい気はしました。

続くシーンでは、
アメリカのテレビニュースで、
日本の警察の不正に関するニュースを映し出した後、

再び、篠原涼子さんのシャワーシーンです。
肩から血が流れるのですが、

つまり撃たれた後、
アメリカに渡り、情報をリークし、
そしてホテルでシャワーを浴びている。
という設定です。

仮にも鉄砲の玉が肩に当たった状態で渡米し、
医者にもいかず(包帯があったので、行ったのか?)、
血が流れている状態でシャワーを浴びるという
ことがちょっと非現実的なので、

やはりこのシーンはどうかと映画をみて
思ったのですが、

後から加えられたサービスカットであることを知り、
納得した次第です。

という訳で、篠原涼子さんの体を張った演技
が見物の「アンフェア」長い間ご苦労様と感じた、
今日の一本です。


http://unfair-the-end.jp/

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