ダコタ・ジョンソン、ジェイミー・ドーナン主演「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」を観てきました。

日曜日は天気がイマイチ。
特に予定もなく、昼過ぎに起きて、
ブログを書きながら一日をダラダラと過ごし、
そして夜は、ポルノ映画を観る。

これでいいのか。俺!!

・・と思う訳ですが、
見たい物は見たいのです。

ハリウッド映画だし、
R15指定とはいえ、
シネコンでやってるし、
ちゃんとした映画でしょ。

・・・とか何とか、
自分に意味の無い言い訳を語りつつ、
映画館に足を運ぶのでした。


・・・という訳で本日は、

ダコタ・ジョンソンジェイミー・ドーナン主演

 「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」

をご紹介します。

そんなわけで、ポルノ映画を観てきました。

個人的にちゃんとしたポルノ映画を
観たことが無いので、
この映画がポルノ映画がどうかは知りません。

ネットで調べると、
「ママのためのポルノ(マミーポルノ)」
などと紹介されています。

主人公は女子大生なので、
なんでだろう?・・と思ったら、

イギリスの主婦の方が作った小説なんだそうで、
このようなキャッチコピーが付けられたのだとか。

さらに調べてみると、
マミーポルノというジャンルが確立されているそうなのです。

※参考URL
史上最速の売り上げを記録! “マミー・ポルノ”小説って何? - 日経トレンディネット

↑この記事2013年ですから、
 さすが「トレンディー」を掴んでますね。


世界中で一億冊も売れた小説の映画化と言うことで、
アメリカでは相当集客があったそうです。

私は日曜日の深夜帯で観たので、
お客さんは多くなかったのですが、
(というか、この映画はさすがに午前とか観るの無理しょ。)

私と同類のスケベ中年男性らしき人はおらず、
カップルの方もしくは女性という感じでした。
それにしても、この映画をカップルで観るという
のも凄いと思います。。。

映画のストーリーですが、
様々な所に書かれているのですが、
一応簡単に紹介すると、

若干27歳にして、IT(通信会社)系の大会社を
起業し大金持ちと成ったクリスチャン・グレイは、
学生新聞の取材に訪れた、
主人公のアナ・スティールと出会い、
二人は一目惚れから恋に落ちるのです。

恋愛経験の少ない彼女に、
イケメンで成功者で大金持ちのグレイは
アタックをし、
いとも簡単にアナを口説き落とすのですが、

自分の性的趣向が特殊であることを考え、
一度は彼女との縁を切ろうとします。

しかし、気持ちは逆に彼女をどんんどん
好きになっていきます。

そしてついにグレイの嗜好である、
SMの道に彼女を誘うわけです。

参考URL
『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』キャッチコピーがママのためのポルノ(笑) | sonaのブログ
↑ストーリーはこの方の写真入りが分かり易いですよ。


映画を観ていると、
前半は期待したエッチなシーンは殆ど無く、
若い二人の恋の物語です。

金持ちのグレイと貧乏のアナとの対比を描き、
グレイに見初められ、アナはシンデレラの道を
歩んでいきます。

よくあるというか、
典型的な恋愛映画として物語は進みます。
Hシーン目的できている人にとっては
ちょっと辛いでしょう。

私的には、
グレイのお金持ちぶりが見応えがあります。

グレイはとにかくお金持ちですから、
アウディーの超高級車で送ったり、

参考URL
愛欲に溺れる大人のファンタジー、映画『Fifty Shades Of Grey』の予告映像が公開 | じぶんつう
↑皆さん観るところは同じなのですな〜。

ヘリコプターで駆けつけてきてくれたり、

「どれが、グレイの車なの?」とアナに聞かれ、
「全部」と答え、
そして大学の卒業プレゼントは、
真っ赤な(たぶん)フォルクスワーゲンです。

いかんなく、王子様ぶりを発揮するのです。

そして益々二人は恋に落ち、
エッチなシーンを迎えるわけです。

・・と、ここで問題発生。

ネットの様々なところで議論を醸し
出しているのですが、
いわゆる「ぼかし」が入っているのです。
今時ないだろう。っていう位の大きさです。
この「ぼかし」だけ、
一瞬時代が戻ってしまった感じです。

特に後半はエッチなシーンの連続と
なりますので、
この「ぼかし」が気になって仕方有りません。
外国ではもちろん「ぼかし」はなく、
アメリカ本国で入れたぼかしなのだそうですが、
せめて日本の職人さんに入れて欲しいですね。(笑)

参考URL
【映画オタク記者のここが気になる】「ボカシ処理が雑」と不評の官能映画「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」…その意外な理由とは(1/3ページ) - 産経ニュース
↑新聞に出てしまうぐらいの問題のようです。

・・と、この点が唯一映画の中でイマイチ
と思った点です。

映画のホームページによると、
R15にして幅広いお客さんに観て欲しかった。
などと書かれていますが、
この映画を高校性に見せる必要は無いと、
おじさんは思いました。
それよりも、オリジナルで大人向けの映画
にすべきでしょう。
(個人的な意見ですがね。)


映画では結局二人とも、
お互いがお互いを好きに成りすぎてしまい、
恋愛映画にあるように、片時も忘れられなくなります。

そして、グレイは自分のこだわりを捨て、
アナは、グレイの趣味を理解しようとし、
お互い歩み寄っていくのです。

しかし、
二人の関係が深くなるにつれてSM度合いも増し、
(とは言っても日本の某ポルノ映画ほどでは無いと思います。
「ぼかし」はなくても、暴力的とか血の表現は禁止の国ですし、
原作も監督も女性ですから、女性がみても綺麗な映画です。)
そして、最後にアナはグレイの趣向についていけず、
二人は別れる。
・・というエンディングでした。

映画を観ながら、
初め全てに対し支配的な男グレイですが、
どんどんアナに影響されて、
彼女に心を開き、徐々に彼女の言うことも聞くように
なっていきます。

この映画ではあまり語られないのですが、
グレイの趣向は子供の頃の何らかの虐待を
受けた影響と臭わせます。
年末観た映画にも子供の虐待のネタがありましたが、
アメリカではこの手の虐待が多いのでしょう。

私はてっきり、

幼い頃から閉じてしまったグレイの心を、
アナが少しずつ開いていき、
最後にはグレイに変態趣味をアナのハートが溶かして行く。
そして二人はハッピーエンド。

みたいな物語と思ったのですが、
最後は、アナに「近寄らないで!」。
とか言われ、エレベータのドアが閉じて
エンディングロールです。

なんじゃそりゃ。
と久しぶりに、オープンエンディング※に憤慨しました。

※見た人の解釈によって異なる、物語の終わり方
 日本やヨーロッパ映画に多く、アメリカ映画は
 ほぼ、ハッピーエンドのクローズエンディングです。


エレベーターのドアの向こうのアナの目が
潤んでいたので、
個人的には別れを切り出したと言いつつも、
グレイに未練が残っているように思いました。
このパターンは続編がありそう。
と思ったのですが、映画館の中ではよく分からず、
やや納得がいきません。

オープンエンディングは嫌だなぁ〜。
と思いつつ、
ブログを書くためにネットで色々と調べていたら、

「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」

は三部作の第一話目なんだそうで、二つの続編の

フィフティ・シェイズ・ダーカー

フィフティ・シェイズ・フリード

があるそうです。

のアマゾンの説明をみると、
また二人で物語が再開することがわかり、
なんとなく、予想どおりなのかな。
と思います。

そして、
良く観れば映画のホームページにも、
魅惑の三部作ついに解禁。と書いてありまして、
きっと続編があるのでしょう。
期待できますね。


この映画を観た後に、
ヘリコプターは無理でも、
グライダーは乗れるんじゃないかな?
と先ほどネットを観たりしたのですが、

本当は、女子の方々がハマル映画(小説)
ということなのですが、
エッチでも無い、全く別の所で
影響を受けてしまいそうです。


ちなみに、主役のダコタ・ジョンソンさんですが、
じゃっかんぽっちゃり感はありますが、
日本人も好きそうな顔立ちで、
結構いいと思いました。
こんな映画に出て良いのか。!

と思ったりもしますが、
親の七光りも関係なく、
オーディションで当てた役なのだそうです。
凄いと思います。

という訳で、
エッチなシーンを抜きにしても、
意外と面白い映画と思った今日の一本です。


追伸)
主人公が「アナ」と呼ばれるのですが、
アナ雪の「アナ」と同じ発音なので、
(あたりまえですが)
アナ雪ファンとしては、映画を観つつ
違和感を感じてしまう映画です。


『フィフティ・シェイズ・フリード』2019.3.6[Wed] Blu-ray&DVD RELEASE|NBCユニバーサル・エンターテイメント


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