佐藤 健 神木隆之介 主演「バクマン。」を観てきました。アニメと実写の組み合わせが素晴らしい映画です。

予告編を見た瞬間、観たい!
・・と思う映画があるものです。

本日ご紹介するこの映画もそんな一本。
予告編を一目見て、この映画は絶対観よう。と思いました。

・・というわけで本日は、佐藤 健さん 神木隆之介さん 主演

 「バクマン。

をご紹介します。

さてさて、
私に限らず、多くの日本人というか、
特に男子で漫画を観ずして育った人はいないのでは
ないかと思います。

私も、何時の頃からか、気がつけば
マガジン、ジャンプ、チャンピオン、サンデー・・などの
いわゆる少年漫画を読み込んでいました。

私が自ら購入した訳では無く、
友達や近くの従兄弟のお兄さんの家とか、
塾や床屋さんの待合室とかに積まれておりまして、
それらを読むわけです。

漫画雑誌は、それぞれ掲載される漫画に傾向があり、
好き嫌いが分かれます。
私は当時ブラックジャックを愛読していた都合で、
少年チャンピオンを良く読んでいました。

その後、中高を経ていったんは、
漫画から遠のいていたのですが、
大学に入ってから再び漫画読み
が再開されます。

行きつけの喫茶店や定食屋さん、
サークルの部室や研究室など、
至る処に漫画があるわけです。

就職してからも、
幾つかの好きな漫画を大人買いして
全巻そろえたりしました。
たとえば、島耕作とか、全巻あります。笑)

ただ、その後は生活環境も変わり
徐々に漫画から離れて、
今では殆ど漫画は読みません。

(テレビや漫画を読んでいた時間が
がインターネットに変わってしまった訳ですね。)


そんなわけで、最近の漫画事情に疎く、
少年ジャンプの人気漫画「バクマン」のことも
この映画を観るまでは全く知りませんでした。

しかし冒頭書いたように、
予告編を一目見て、面白いに違いない。
観たい。!

・・と思ってしまったわけです。


映画のストーリーは、
高校生活をなんとなく過ごしている、
一見普通の高校性、
佐藤 健さん演じる真城最高と、
神木隆之介さん演じる高木秋人の二人が、
作画と原作に別れてペアを組み、
漫画家を目指すというものです。

二人の目標は
漫画雑誌の頂点。少年ジャンプへの連載です。

佐藤健さんと神木隆之介さんといえば、
るろうに剣心」でも競演していますが、
今回はライバルでは無く、
ふたり一組のペアを演じます。

佐藤健さん演じる、真城最高がマンガを書き、
神木隆之介さん演じる、高木秋人が原作を書くのです。


高校2年生の夏休みを利用して、はじめて書いた漫画を
少年ジャンプの編集部に持ちこむところから、
ドラマが始まります。

そこで出会うのが、山田孝之さん演じる
少年ジャンプの編集者です。

漫画の編集者は、日々持ち込まれる原稿を確認して、
新しい才能を発掘するのも仕事の一つです。
しかし、何人、何千人に1人の才能を発掘する訳ですから、
仕事の99%は、持ち込まれた作品をボツにすることです。

はじめて書いた漫画を編集者に持ち込み、
そして、はじめてにしては、出来が良いことを認められ、
少し漫画を直してみない?と名刺をもらいます。

映画の中でも解説されていますが、
編集者から連絡先が書かれた名刺をもらうのは、
漫画家を目指す若者にとって最高の褒め言葉なのです。

この編集者が最後まで二人を支え続け、
地味ながらも重要な役割を演じています。

その編集者を演じる山田孝之さんです。

映画のクレジットをみるまで、全く気付きませんでした。
顔が丸くヒゲぼうぼう、頭もぼうぼう。という感じの風貌で、
良い感じに押さえた演技をしているのですが、
素晴らしい演技と思いました。


佐藤健さん演じる真城最高は、
漫画家の叔父の仕事場が幼い頃の遊び場でした。
そして漫画を書く叔父さんの姿は、
少年の目から見てカッコ良かったのです。

いつしか漫画家になることが少年の夢と成ったのですが、
一方でその漫画家が厳しい職業であることは誰よりも知って
います。

しかも、その叔父さんは、
少年ジャンプの連載打ち切りを聞いた後、
トイレで倒れてそのまま亡くなってしまったのでした。

そして高校性になって、趣味でイラストを描くことはあっても、
漫画家になろうとは夢にも思わないのでした。

しかし神木隆之介さん演じる同級生の高木秋人に、
ふたりで漫画家を目指そうと言われ、心が揺れ動くのです。

映画を観ながら、
佐藤健さんは、福山雅治さんに似てきたような気がします。
とてもカッコ良いわけです。

るろうに剣心」では福山雅治さんと競演しているのですが、
そのときは、さほど感じませんでした。
いい男オーラが全開です。

また叔父さんを演じる宮本勘九郎さんが、
別の意味で良い味出しまくっています。
はんてんを着て、ヒゲぼうぼう。ヤニで汚れた歯など、
できすぎています。

良い味出していると言えば、ふたりのライバルで、
高校性デビューの天才漫画家を演じる染谷将太さんも、
良いキャラクターを演じています。

このあいだ「みんな!エスパーだよ!」の主役をしていましたが、
へんな役にぴったりですね。(笑)

宮本勘九郎さんと、染谷翔大さんはハマリ役と思いました。

一方相方の神木隆之介さんは、相変わらず安定した演技です。


ストーリーに話を戻すと、
ふたりは、漫画コンテストで入選し、
途中で苦労を嘗めながらも、
最後にはジャンプの連載をつかみ取ります。
そして栄えある、巻頭カラーに選ばれるのです。

その途中には、
ジャンプの王道的作品に仕上げた漫画が、
連載作品の選考会議で落ちるなどの試練もあります。

それを、マンガの王道であるファンタジーの世界ではなく、
自分たちの高校生活を題材にした、リアルな世界観の
マンガを作ることで、ジャンプの連載を勝ち取るのです。

その漫画のタイトルは「この世は金と知恵」というタイトルで、
いかにも現代の、あやしいビジネス書的な雰囲気が臭い、
個人的にはどうかなぁ〜。
・・と感じたのですが、このタイトルは原作のようですので、
これは仕方有りませんね。

この漫画「この世は金と知恵」で連載デビューするも、
途中で段々と人気が衰えていくのですが、
ストーリーのてこ入れとして、真城最高佐藤健さん)の
好きな同級生、亜豆美保小松菜奈さん)をモデルにした
新しいヒロインを投入し、そのヒロインが爆発的に当たるのです。

少年ジャンプは、読者からのアンケート評価を重視しています。
毎回ランキングが発表されるのですが、このヒロインの登場で
染谷将太さん演じるライバルの作品を抜き、見事一位となります。

そして、巻頭カラーに選ばれるという、
クライマックスにさしかかるのですが、

そこで、佐藤健さん演じる真城最高は、
トイレで血尿を出して倒れてしまいます。
そのシーンは、叔父さんがトイレで倒れたシーンのリフレインです。

幸い命には別状ありませんでしが、
過労のため入院し、しばらくは漫画が描けないカラダになってしまいます。

余談ですが、
私は経験者なのでわかるのですが、
血尿は、映画では真っ赤でしたが、実際は紫色です。
見た瞬間、体調が悪くなります。汗)

そんななか、更に追い打ちをかけるのが、
大好きな同級生からの別れの言葉です。
見舞いにきた、亜豆美保小松菜奈さん)から、

「私は待てない、先に行く」といわれます。

そして、病院を抜け出し、再び漫画を書き出すのです。


漫画を書くことになったきっかけも彼女なのですが、
得てして男子は女性のひと言で行動を起こします。

そして、好きな女性が、
どんどん先に進んでしまうことを極度に恐れるのです。


佐藤健さんと小松菜奈さんのふたりが登場するシーンは、
特に佐藤健さんの草食系の演技がとてもイマイチで、
(そりゃ佐藤健さんが草食系の演技をするのは無理が有る。笑)
かつ、佐藤さん今年26歳と小松さん今年19歳の年の差、
約7歳が目立ち、絵的にはちょっと厳しい気がしました。

ただシナリオ的には、上手く表現されているのですが。。

それにしても、 小松菜奈さんのお肌の透き通る
綺麗さは素晴らしかったです。


映画「バクマン。」は、シナリオから主演・助演の役者さん
まで本当に素晴らしいのですが、

なんといっても素晴らしいのは、アニメーションと実写の合成です。
漫画をテーマにした作品なので、相性は良いのでしょうが、
白黒の漫画を映像ソースにしたアニメーションは、
とてもセンスが良く感じられました。

予告編をみて、このアニメーションが最も心に残ったのですが、
映画を観てもさらに素晴らしさを感じる事ができました。

加えて「サカナクション」の主題歌が映画にピッタリ
合っているあたりも憎いです。

また、最後のエンディングロールも、
漫画になっていたのですが、
関係者が漫画本の作者で登場するなどの、
普通の人だと気付かないような演出も憎いです。

私は、たまたま知り合いの名前があったので、
気付いたのですが、普通のお客さんは絶対に
気付かないでしょう。

映画の最後に、
ふたりがこれから書きたい漫画を黒板に、
アニメーションで書き出すあたりも凄く良いのですが、
最後の最後まで良く出来ている映画と思います。

漫画文化を共有する多くの方に観て頂きたい
作品と感じた今日の一本です。


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