「お金が”いやでも貯まる”5つの「生活」習慣」を読みました。

<続きです>
最後まで読み終えましたが、全体的なトーンは同じでした。

読んでみて、後味が悪かったことがひとつありました。
本文の最後に、お金を貯めて何が楽しいのですか。?
と資産家からの手紙の答えで、著者は、サム・ウォルトン
(ウォールマートの創業者)が購入した猟銃の話※を紹介しています。
サム・ウォルトンは大金持ちにもか関わらず、安くて性能の良い銃を
買ったという話。
著者も、性能は問題ないということで、ウォールマートから同じ
安い猟銃を買った。ということです。

要は大金持ちでも、安くて高性能な商品を購入する。
という例なのですが、猟銃といっても、「銃」な訳で、
ある意味、アメリカのダークな部分を感じてしまい、
この例で本の印象が一変してしまいました。

さて、気を取り直して話をまとめると、
次のようになると思います。

・マスコミを通じて紹介される、億万長者像は、
 スーパーリッチと呼ばれる、ごく一部の人たちの事である。
 多くの億万長者は、質素な生活をしている。
 (億万長者が実際に購入した、車、お酒、時計、スーツなどは、
 決して高額商品ではないことを、多くのページを裂いて紹介しています。)

・高級なものを持ちたがるのは、上昇志向の人に多く、企業の中間管理職
 や医者弁護士といったひとが多い。
 億万長者で高級な物を買いたがる人は、不幸な境遇から成り上がった
 人が多い。(子供の頃の境遇の影響が多分にある。)

・お金がかかるのは、住んでいる周りの人の影響が極めて大きい。
 大きな家、洋服、車、子供の教育など近所の影響を受けやすい。

等々
つまり、
 →金持ちが金持ちになったのは、お金を使いかかったからでは
  なく、お金を使わなかったからだ。
が、全てと言った感じの本です。

私的には、結局5つの生活習慣がなにか分からなかったのですが、
本のタイトルが若干マッチしていない印象を持ちました。