「大好きなことをしてお金持ちになる」を読みました。

連休のドタバタがようやく終わりました。
休みと言ってもあまり本は読んでいませんが、最近読んだ本で、
一番良かったと思う本のご紹介から復帰したいと思います。(汗)

さて、、
「大好きなことをしてお金持ちになる」
言い換えると、
「大好きなことを仕事にすると→お金持ちになれる」
もうひとつ言い換えると
「好きなことを仕事にして→幸せな人生が送れる」
・・・
じゃあ、好きなことってなんだろう???

この考え方は、「自分探し」つまり、
自分のやりたいこと、適したこと、得意なことを探し、
究極的には”天職”見つけ出すことで、幸せな人生を送ろう。
といった考え方のもととなる思考だと思います。


「好きなこと・時間を忘れて夢中になること」は確かに有りました。
小さい頃の”砂遊び”や”鬼ごっこ”、”釣り”や”プラモデル”、”野球”や”サッカー”
漫画やゲーム、面白いドラマや深夜ラジオ、麻雀なんかもそうです。
高校生になると、音楽とバンド、受験勉強なんかもはいるのでしょうか。
・・・・

どれも本当に大好きなのですが、仕事になるのは夢とテレビの世界です。
確かにプロ野球の選手はいますし、プロの釣り師もいることは知っています。
でもそれが自分の仕事となって、飯が食えるなんてことは、思わないわけです。


本書では(極端な夢は除くにせよ)、好きなことで飯が食える
と言っています。
確かに40歳を過ぎたらサッカー選手にはなれません。
でもサッカーが好きならサッカーの周りの仕事は、好きな仕事の一つ
かもしれません。
・・こんな風に言われてみると、これが大人の知恵かもしれません。

一見独立を推奨する内容ですが、このように、必ずしも、
独立が良いと言っているわけではなく、
ロケットを作りたい人や電車を運転したい人は、
どうしても組織に属している必要がある。と言っています。


さて、
社会人は、次の4つに分類できるはずなのですが、

 1.嫌いなことをして、貧乏な人
 2.嫌いなことをして、リッチな人
 3.好きなことをして、貧乏なな人
 4.好きなことをして、リッチな人

問題は次のような中途半端な人が大勢存在することです。

 5.人は好きでも嫌いでも無いことをして、(経済的に)そこそこな人

きっと私のことです。困りましたね。(汗)
そして殆どのひとは、

 6.好きなことをして、(経済的に)そこそこな人

がノーリスクで実現できるのならば、きっとその道に進むのではないかと思います。
でも今(経済的に)そこそこなので、リスクが取れないのです。
そして、最大の問題は、
歳を取ると何が”好きなことか”分からなくなってきます。


普通の人が楽しい人生を生きられない一番大きな理由は、
「楽しい人生を生きている人」を知らないことだと。言います。
確かに、サラリーマンの子供はサラリーマンになります。
サラリーマンの子供にとって自営業の人生は、見聞きした他人の人生です。

いろいろなことが、本当にその通りだ。と思わせる一冊でした。
沢山の人にお勧めしたい内容です。

※本書の初版は6年前に出ており、昨年末新初版に改訂されたようです。