「断捨離のすすめ」を読みました。

今年の連休は、長い方だと10連休ですね。
短い方でも、飛び石などで、休みが多かったと思います。

しかし、天気はちょっとイマイチな感じでしたので、
私は部屋の大掃除をする事にしました。


長い事、同じアパートに住んでいるのですが、
10年も経つと、本当に色んな物が溜まってきます。

私も貧乏育ち、物は大切にしなければ成らないとの教えを
受けています。
おばあさんの教えに習い、スーパーのビニールの袋から、
段ボール箱や梱包材、昔買った本や雑誌の類い、
太ってしまいサイズの合わない服など、

・・・沢山の物に埋もれて生活しています。

また、

(特に男性にありがちと思いますが、)
つまらないお宝コレクションが多々ありまして、
宝石やお金のように、かさ張らない物ならならまだしも、
女性から見たら(笑)
まぁ、ガラクタとしか思えない物のコレクションが沢山あります。

そういったもので私の部屋はあふれておりまして、
私にしてみれば、大切なお宝・おもちゃですが、
多くの場合、全く使われる事なく、さらに悪い事に、
何処に何があるのか良くわからない状況と成っています。


そんな訳で、これまでも沢山の片付けや整理の本を読みました。

そして、覚えた事は、整理というのは、
物を所定の場所に納めたり収納したりする事ではなく、
物を捨てるということだったのです。


さて、
本日ご紹介する「断捨離のすすめ」ですが、
既にあちらこちらで流行っており、
いまさら私がご紹介するまでもないかと思います。

著書によると、「断捨離」とは「不要 不適、不快」な物を、
断ち、捨て、離れ、その過程の中で、物と心の関係を問い直す事。

ということで「断捨離行法」というヨガの執着を無くするという、
行動哲学によるものだそうです。

「断捨離」による効果は、例えば

・仕事が上手く行くようになった。
・夜熟睡できるようになった。
・無駄遣いしなくなった。
・以心伝心するようになった。
etc.

と記されています。

風水でも、整理整頓で上記のような効果をうたっていまし、
(本書によると「断捨離」は「風水」とは違います。)
別の本で読んだのですが、
お金持ちは、一般に部屋がきれいで、貧乏な人ほど何故か物が
多く部屋が散らかっているようです。

いすれにせよ、部屋が物で埋まっている状況というのは、
喜ばしくないようなのです。

本書にもありますが、安物を沢山かってしまうのではなく、
厳選された少しのもので生活するという、心がけが重要だと
感じました。


本書の内容は、「断捨離」という言葉を除けば、
他の類似の書籍と似ており、あまり目新しさは感じませんが、
人生を生きる上で、とても大切な事を示唆していると思います。

(何かの本で読んだのですが、)
古の日本人は、死んだとき、
使っていたお箸を棺桶にいれる。
みたいな習慣があったそうです。
つまり、死ぬときに持ち物は、マイ箸位しかなかった。
それ位物をもたず、質素だったということです。

本書中にもありますが、人は死ぬとき、
持ち物を処分しなかったことを後悔する場合も多いらしく、
そういった意味では、私も、ある日突然死んだりしたら、
多くのゴミを残し死ぬ事になるんだと思いました。


行き帰りの通勤電車でも読める内容ですので、
興味の有る方は、読んでみて頂きたいと思います。


追伸)
ちなみに、私の部屋の掃除ですが、連休中に捨てたのは、
結局、スーパーの袋と段ボールと梱包材だけでした。

しかしスーパーの袋だけでも、詰めまくってゴミ袋一杯
になりましたが、一人暮らしでこんなに沢山の袋を集める
必要は無いと思いました。

捨てたその日から、スーパの袋は溜まって行きますしね。(汗)

これだけでも、すっきりした印象で気持ちよい物です。