諸富祥彦「とりあえず、5年」の生き方」を読みました。

3連休ですが、いかがお過ごしでしょうか。
私は、特に用事もありませんので、ブログを書いています。

この調子ですと、来年も、再来年も、
この海の日の3連休はブログを書いていそうです。(凹)


学生時代を終え、遊びや仕事、恋に勉強と、
20代は瞬く間に過ぎ去りました。

30代になると、仕事も覚え、だんだん一人前の扱いとなり、
いつのまにか部下もおります。

暮らしでは、ちょっとだけお金に余裕が出てきました。

こんな生活で、過去5年、どんなことがあったかと思えば、

・人間ドックの×の増加に加え、
 髪の薄さ、肌のガサガサ感など、体の中も外も年を感じる
 ようになった。
 (もちろん、たまに合う親兄弟や、友人達も年をとりました。)
・仕事も少し変わって、その分幅が広がりました。
・(景気が悪いので)給料はあまり変わってませんが、
  部屋の物は増えました。

等々
私にとっての5年は、大きな変化はなく、
単に年をとっただけ。といった印象です。
その一方、体にも部屋にも(もしかしたら頭の中も)贅肉
(やガラクタ)が増えました。

これはまずい。
と思って去年今年と、何か一つでも新しい事を始めていますが、
それが心に残る程のことかといえば、
・・・どんなものでしょう。


そんな私が、
ついつい、タイトルに引かれて購入してしまったのが本書です。

「とりあえず、5年」

をどう過ごせ。と書いているか、興味がありました。


購入時点での予想は、とりあえず、の言葉通り、”脱力系”というか、
頑張らなくても、良いよ。系の内容と想像したのですが、
実際はむしろ逆で、

30代、40代になると、いつ死んでもおかしくない。
だから、10年後を目標に生きるのは、遠過ぎてリスクが大きい。
(ターゲットが長いと目標もぼやける。)
でも、5年後であればまだ生きている(今と同じ位の体力
気力がある)可能性が高いので、5年後を目標に据え、
後悔の無いように生きるのが良いのではないか。

という考え方をベースに書かれていました。

10年後をターゲットに生きよう。
といった話は良く聞きますので、10年では目新しい感じはしません。
ですから、”5年”という期間は、マーケティング的な匂いも
感じられないこともありません。
(ある人は、7年と言ってましたし、3年でも4年でもいいの
かもしれません。)

各論では様々なことが書かれているのですが、著者がもっとも
重視しているのは、”大切な人とふれあう時間を確保すること”
だと感じました。

人間にとって一番の幸せは、物や仕事の成功ではなく、
大切な人との幸福な時間を過ごす事ですから、
この点は多いに同感です。


どちらかというと、仕事中心で忙しい毎日を送っていたり、
オレって充実したいるなぁ。と思っているビジネスマンに
お薦めの一冊と思いました。
何かを考え直すきっかけになるかもしれません。


追伸)
そういった意味では、私の三連休の過ごし方(一人黙々と、
ブログを書くみたいな・・)は、宜しくないですかね。(汗)
人とふれ合わないといけません・・・。