「遊ばない社員はいらない」を読みました。

最近、カンブリア宮殿の録画を一気に見たのですが、
francfranc」を経営するバルスの社長である高島郁夫氏が
出演していました。

参考URL
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20110310.html


なかなかカッコ良い”おじさん”ということで、興味を持ち、
早速、高島氏の著書を買って読んでみた次第です。


francfranc」は、ずいぶん前から、女性に人気のある
ショップということで知っておりましたが、中年男性の
私的には、ちょっと縁遠いショップです。
(そういえば、ちょっと前は、フランフランと読めるかどうか、
おじさんの境目。みたいな、笑い話がありましたね。)


しかし、
本書のタイトルにもある、”遊ばない社員”というのは、
まさに私のような、人の事のようです。

私自身、決して遊んでいない訳ではないと思うのですが(汗)
高島氏のいう遊びとはちょっと違っています。

高島氏の言う遊びとは、(恐らく、)生活の質を高めたり、
消費者としてのセンスや美的感覚を高めることに結びつくような
遊び方を差しているように思います。


例えば最近ランニングがブームと成っていますが、
単に走っているだけではダメで、シューズやTシャツの材質や
デザインを勉強し、厳選して着用したり、
仲間を作り、情報交換しながら、ランニングに対するスキルと
モチベーションUPを行う。

・・といった具合だと思います。


つまり、遊びというよりも、ちょっとした仕事のプロジェクトの
ようで、
ダイエットや、体力作りのため、ジャージを着て、一人で
黙々と走っていたりするのは、高島氏の”遊び”の感覚とは
違っています。

ですから、単に”遊べばいいんだ”的発送では、
高島氏的にはお話に成らないレベル。ということだと
感じました。


ゼロから起業して、大きな会社に成って行くにあたり、
苦労話や、雇われサラリーマンでも、仕事はかくあるべき。
といった系の話も多く、勉強にはなるのですが、
高島氏を知らずに読むと、若干、オヤジの説教臭く
感じられるかもしれません。


しかし、文章の流れが良く感じられ、爽やかに読み進める
ことができると思います。
どこかの社長というより、レベルの高い起業家の書いた本
といった印象でした。


一歩上を目指す、中年サラリーマンに読んでもらいたい
本だな。と感じました。