久米信行「面倒くさがりで続かない人のための「やり抜く!」技術」を読みました。

あたなには、何かやり抜きたい事はありますか?
それはどんな事でしょう。
仕事でしょうか、趣味でしょうか。
もしかしたら、子育てや、大事な人を愛し続ける
ことでしょうか?


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前回、勝谷誠彦さんの本を紹介しました。
勝谷さんは、何処に居ても、何をしていても、
毎朝10時にメルマガを発行するそうです。

そんな勝谷さんが、以前文筆の講座を教えていたとき、
生徒に、「一ヶ月間毎日ブログを更新する」というお題を
出したところ、
”文章でメシを食おうとしている人でさえ”殆どの人が続かない。
といって嘆いているシーンがありました。

毎日続けるという事は、それ位難しく、
もちろん、私も毎日更新する事ができません。


あるメルマガを読んでいたら、

「一度始めた事は10年続けなさい」

といった話がありました。

物事をはじめてから、プロになるまでの時間は、
およそ1万時間といいますが、
1万時間という数字は、ざっと計算すると、

 毎日10時間行って、3年
 毎日3時間行って、10年
 毎日1時間ならば、30年

が目安です。

新入社員として仕事を始め、
一人でメシが食えるようになるまで、
なんとなく3年位はかかりますし、
その先任せられるレベルとなると、
(自分の事を思い出しても、)やっぱり10年位はかかります。

年間の労働時間(仮に2000時間と仮定する)で考えると、
1万時間は約5年となります。

ひとつの仕事でも5年続けないと物に成らない訳です。
このようにして考えると、
はじめに書いた10年続ける話は、説得力があります。

即ち仕事でも趣味でも、
物にしたいと思ったら、続けるということが重要となってきます。


前置きはコレ位にして、
お題は”「やり抜く!」技術”です。

本書では、ご丁寧なことに、
”面倒くさがり”な人向けと、ワザワザかかれております。(笑)

「面倒くさがりで続かない人のための「やり抜く!」技術」


本当に、そんな技術が有るのでしょうか?
有るのだとすれば、是非知りたいものです。

して、その内容は・・・
仕事だけではなく、人間関係や、毎日の生活まで
31個もの”技術”が記されています。

一つ一つは、深い濃い内容ではありません。
どこかで見たり読んだりしたような話も多々有ります。

どちらかというと、成功法を幅広く集めたような
内容となっています。
ですから、ビジネス本マニアな人、沢山勉強している
方にとっては物足りない内容かもしれません。

個人的に面白かったのは、
・空気清浄機を寝室に置くと良く眠れる。
・日本では根回しが大切。これが仕事の神髄。
 バカにせずに行う事が仕事。
・有名人や達人に出会おう。そして顔を覚えてもらう。

などです。
※この部分だけみても、幅広さが分かりますよね。

簡単に読める内容ですので、ビジネス本の復習程度に
読んでみることをお勧めします。