「仕事がヘタすぎるから、時間管理の達人になってみた」を読みました。

私もかれこれ17年ほど、サラリーマンをやっているわけですが、
いまだ朝は起きられず、ボーとしながら会社に行き、
ボケーっと午前の仕事をしつつ、
昼になり、昼食を食べたら眠くなり・・・

みたいな毎日を送っています。(もちろん毎日じゃないですよ。汗)

週末はダラダラ昼まで寝て過ごし、
月曜はブルーです。

辛うじてサラリーマンであるが故、
社会人らしいことを全うできているような気もするわけです。


もしも自分が自営業、すなわちフリーランスだったら、
果たして、どんな日常を送っているか?
想像するだけでも恐ろしいです。


著者の、呉琢磨氏は自分自身時間管理が出来ない。
ということを本文中に赤裸々に語っていますが、
私にしてみれば、フリーランスで生きていけるということ自体、
凄いことで、尊敬に値します。


本書は、そんな呉氏が、
スケジュールやタスク管理、鞄の整理、
単位時間を利用した効率化・・・
など様々な仕事の改善方法を著者が実際に試して、
その効果や感想を書籍にした物です。

究極は、「仕事ができる催眠術をかけてもらいました。」
の章まであるのですが、
これに関しては効果は長続きしなかったようですね。

タイトルは、
「仕事がヘタすぎるから、時間管理の達人になってみた」ですが、
仕事(そのものの品質という意味より)というよりも、

「仕事のやり方がヘタだから、時間管理の達人になってみた」
のほうが、内容としては正しい気がします。


ちなみに、私自信、本書を読んだあと実践を始めたのは、
小さいホワイトボードを買って、タスクを管理する方法です。
会社で行うのは、少し抵抗があったので自宅で利用しているのですが、
ここに文字(すなわちタスク)を書き込むと、
あら不思議。
ずっと文字(すなわちタスク)が残っていることが気持ち悪く、
書いたことは、ほぼ実行される。という流れになりました。

(今のところ、)ダラダラ過ごす日常が、
劇的に改善されたように思います。


本書の雰囲気は、
ビジネス系の雑誌を書籍化したようなもので、
著者も各方法論に関しては、専門家でないため、
各テーマに深みはありませんが、
自分の仕事のやり方を再度整理する意味では、
参考になる書籍と思いました。


本書を読んだ後の、最大の関心事は、
結局の所、著者の呉琢磨氏が、時間管理の達人になった
かどうかですが、
本書の執筆も、大幅に予定をオーバーした。とのことで、
実際の所は???
ということだと思いました。


個人的には、
ホワイトボードの活用の効果が出ただけでも、
購入した価値はあったと思いますが、
好き嫌いが出そうなので、
気になる人は、本屋さんで吟味して頂きたいと思います。