「週休3日の成功ルール」は簡単ですが、上級者向けの内容と思います。

数ある成功本(自己啓発本)の中で最も有名であり、
原点とも云われる本で

「原因と結果の法則」ジェームズ・アレン著

があります。

聖書に次いで読まれている。
などと冠が付く位の本ですが、
本日ご紹介するのは、ジェームスではなく、
マーク・アレン氏(以下アレン氏)の著書です。
つまり、その・・間違って購入してしまったという訳です。


アレン氏はどんな方なのか、少し分かりにくいのですが、
自分で起こした出版社を経営する他に、自ら作曲したCDや執筆した
本を出しています。
そして、静かな丘の上の白亜の豪邸にすみ、
毎週月曜日は自分のためにぼーっと過ごし、仕事は火曜の午後から・・

そんな生活をしているのだそうです。


いわゆる成功者のひとりですが、
若い頃のアレン氏は、

様々な活動をしては止め、
彼女を追いかけハワイに行ったり、
バンドを組んでは解散し、
何をしていたのか記憶にない人生を送っていたそうです。

定職にも就かず、貯金もなく、
月に65ドルのアパート代を集めるのが精一杯だった。

そんな20代でした。


30歳の誕生日に、
自分は何も目指していないことに気づき、
生まれて初めて自分に問いかけます。

「残りの人生、君は何をしたいの」

その時は、よく分からなかったけど、
この自分への問いかけは、

想像することや、夢をみること、
そして、それらを考えることの大切さを
アレン氏に教えてくれました。

その後アレン氏は、
数ヶ月をかけて夢の実現プランを考え、
出版社を起業します。
アレン氏の出版社は、ピンチに遭いながらも乗り越え、
現在の週休3日の成功者に至る彼がいる訳です。


 紙に目標(夢)を書いて、
 疑心暗鬼な気持ちを追い払い、
 毎日使う言葉に注意して過ごす。

 紙に目標(夢)を書いて、
 実現のためのプランや戦略を書き、
 全てが上手くいく方向に向かっていると考えて過ごす。

・・・
こういった話が、氏の様々なエピソードとともに
繰り返し書かれています。


「出来ると思えばできる。出来ないと思えば出来ない。
どちらも正しい」

「2日に1枚原稿を書けば、一年で180ページの
本が一冊書ける」

「人生で唯一の失敗は、止めることである」
出来ないという考えは、単なる思い込みである。

もちろん、週に何時間以上働かないと成功できない。
という考えも、単なる思い込み。


様々な成功本に書かれている内容と、
エッセンスは同じです。

平易な文章ではあるものの、
アレン氏自らの経験に基づく、自信に満ちた内容は、
沢山の成功本を読んだことのある読者でも
引き寄せられるものがあると思います。

反面、

平易な文章と分かりやすい内容にも関わらず、
成功本の初心者の人にとっては、
物足りなく感じられるのではないかと思いました。


本書でアレン氏が一番言いたいのは、

成功のためには、
自分の人生で達成したい、目標(夢)を持つことが重要であり、
その目標の実現を阻害する、最大の要素は、
目標の実現に疑心暗鬼な、自分の気持ちである。

ということではないかと思いました。


「自分にとってパーフェクトな目標と夢こそが実現する」

自分にパーフェクトな目標や夢は何かを、
真面目に考えさせられる一冊です。



今日のアクセス:65,263