西原理恵子著「生きる悪知恵」は世間の荒波を沢山乗り越えた著者の経験に感心します。

本日は西原理恵子さんの

「生きる悪知恵 正しく無いけど役に立つ60のヒント」

をご紹介します。


漫画家の西原理恵子さんは
毎日かあさん」として有名で、映画にも成りました。

たまたま読んだ西原さんの本がとても良く、心に残り、
当時、映画を見た次第です。


【ご参考】「毎日母さん」の記事
http://d.hatena.ne.jp/h6takahashi/20110212/1297518233


その西原さんの本をご紹介しようと思いつつ、
記事は未だ書けていません。汗)
しかし、とても心に残る本です。

↑この本です。


西原さんは、我々一般人から見ると、
その画風と同じようにハチャメチャな人生を送っている
感がありますが、きっとそれは正しいと思います。

その一方で、
地方から単身上京し、苦労をして大学に入り、
更に苦労を重ね漫画家の職をを得ました。
そのストーリは、読む者に感動を与えます。

正直に申せば、
個人的には、西原さんの画風は、
あまり好きではないですが、

しかし人間として、素晴らしい方と感じます。
もしも、私に西原さんのような友達がいたら、
さぞ楽しいと思うのですが、
私のレベルではなかなか叶いません。

本書中でも、西原さんの周りで、
40を過ぎて、仕事がどうのこうのとグダグダ言う
人はいない。と書いています。
西原さんの周りには、同じような切れ味のある方々
が集まっているのだと思います。


さて「生きる悪知恵」の内容ですが、
冒頭の”はじめに”から、飛ばしています。

西原さんの地元高知県では、
(最近なにかと話題の)生活保護で経済が回っている。
という、大胆な話で切り出し、
嘘も方便、火事場泥棒も時には有り。といった、
「をぉ〜ぉ〜。」っと唸りたいような書き出しです。

さらに本文では、なかなか言葉に表現しにくい、
性の話から、隣のおばさんが五月蠅い。
といった話まで、様々な質問に対し、
西原さんが毒のある回答をする。
といった内容です。

週刊誌の”辛口人生相談”のコーナーのような内容で
あることは間違いなく、

本のタイトルや”はじめに”を読み、
本文ではどれだけ毒を吐くのかと思いきや、

多くは良識有る大人の回答であり、
さらによく知っているなぁ〜。ということも含め、
西原さんの人生の経験値の多さを、
さらに感心することになった次第です。

本書のおもしろおかしい話を切り出せば、
それは沢山有るのですが、ココではあえて紹介しません。

テーマとして挙げた問題は、
割と人生のベーシックな課題を挙げているように感じます。
つまり、相当錬られたテーマ選定に違い有りません。


西原ファンの方は必読の書ですが、
一方で、悩み多き人生の共として、

気になる方は、立ち読みでも良いと思いますので、
目を通してみてください。

面白いこと、感心すること間違い無しです。




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