「バビロンの大富豪」は義務教育で取り上げて欲しい位の良書と思いました。

本日は「バビロンの大富豪」をご紹介します。

本書は今年の夏休みに読んだ中で、
最も心に残った一冊です。

タイトルからは歴史物語的な印象を感じますが、
内容は、ズバリ!!お金持ちを目指す本です。


本の帯には、”不滅の名著!”と記されており、

続けて、

”読了後の貴方は、すでに資産家への第一歩を踏み出し、
幸福を共有するための知恵を確実に身につけているだろう。”

とあります。
(私が資産家への第一歩を踏み出しているのかは、さておき・・)


もしも本書の内容が、
紙もない。
何千年も前の粘土板に書かれていたとするならば、

そして、
それが本当に事実ならば、

驚きも、驚き!の内容と云わざるを得ません。

その内容とは、

どんな境遇からでも、
大富豪になるための方法です。


バビロンの遺跡から、
考古学者が掘り起こした粘土板には、

借金から自由を失われ、奴隷※の身分にまで落ちるも、
借金を返済し、そして財産を蓄えるまでの、
ある男性の赤裸々な日記が記されていたのです。

※当時の奴隷は、現代の私たちがイメージする、
 下層の労働者だけでなく、誰かに仕える使用人
 の位まで割と幅広い階級があったそうです。


本書では、この粘土板の日記を題材とした、
いくつかの短編物語から構成されています。

共通するのは、物語の主人公がどのようにして
お金持ちになったかを語る点です。


本書を読んで、何が驚きかというと、

遺跡から掘り起こされた粘土板に書かれていた方法は、
私が数年来実践して借金を返済し、
幾ばくかの蓄えを得て今に至った方法と全く同じという
ことです。

つまり、
粘土板に記された紙幣も無い時代のお金の知恵は、
21世紀の現代にも十分に通用する方法であることを
証明しています。

さらに物語を読むにつれ、
借金をったときの気持ちや、
返済を終えて蓄えに変わったときの気持ちは、
現代の我々と全く同じことがわかり、
本書を読みながら、更に心を動かされます。


本書で示される最も重要な、
お金に知恵、即ち大富豪になる方法は、
誰でも知っている極めてシンプルなものです。

収入の1割を蓄え、※
何かしら利息の付くものにかえておきなさい。

※どこかの金融機関のTVCMでもあった気がします。

もっというと、
昔私たちが子供の頃だった、
30年位前には普通に言われていた、

収入の一部を定期預貯金にしましょう。
というものです。

(もっとも日本の場合、戦後復興のための、
キャッシュを集める政策に国民が乗せられた。
という話を聴いたことはあります。。

しかし貯金も資産には変わり有りません。
当時はそれなりの利子が付いていたのです。)


そして本書の帯(裏側)には、

”現代における「富の支配法則」とは、
バビロン市街に裕福な人が
ひしめいていた数千年前の法則と、
少しも変わる者ではない。(本書より)”

と記されています。

全くその通りだと思います。!!


本書の内容は、
金銭教育の第一歩ともいえるもので、
なんの面白みも無い、極めて基本的な内容を、
昔話風にアレンジした書籍ともいえない
ことはありません。

しかし、1926年頃に原版が出てから、
80年以上も語り継がれている本書は、
間違い無く”本物”で、
時代を超越する真の名著と呼んでも
良いと感じます。

私が読んだのは日本語訳ですが、
ストーリーも文章も大変良く、

貯蓄の重要性の他にも
労働の大切さも説いており好感が持てます。

労働の重要性は、働くことを美徳とする、
我々日本人の道徳感に合っていることからも、

本書は中学生位の教科書にして義務教育で取り上げても
良いぐらいの質の高さを感じます。

そしてこれからの日本に、
かつてのバビロンと同じように、
再び世界中から富を集めてもらいたいと思います。

本当に良い本です。お勧めです。!!



==
2016/6/23追記

なんと斎藤一人さんの最新作でも、
本書が紹介されています。

 「バビロンの大富豪」という本があります。
 とても素晴らしい内容なので、
 私はみんなにこの本を読むことを勧めています。

私も是非本書を読んで頂きたいと
改めて感じました。

==


★★★ ツィッターやってます! ★★★
   https://twitter.com/h6takahashi


今日のアクセス:73,183