斎藤一人著「お金の真理」を読みました。自分が今読むべき本というか、偶然の出会いが心に刺さりました。

超久々に本のご紹介をしたいと思います。

5年位前に始めた積立が最近満期となり、
夏のボーナスと重なったこともあり、
臨時収入となりました。

こんな事は、人生初めてでして、
何に使おうかと、
毎日夢をふくらませておりました。

私の普段の生活と言えば、地味なものです。

40を過ぎても、未だ郊外の安いアパートに住み、
食事は社員食堂のワンコインランチです。

この際ですから、
古い車やパソコン、
若い頃買ったスーツやボロボロの鞄を買い換え、
そうだ。パンツと靴下は全部新調しよう。

そして、アマゾンの欲しい物リストの本やDVDを
全部買いあさり、
行きたかった海外旅行にも行き、
実家のリフォームにお金を出したら
喜ばれるのかな。(長男だし)

加えて、高くて躊躇していた、
セミナーにも行ってみよう。

などと妄想はふくらむばかりです。

普段は滅多に使わない、
自宅パソコンのエクセルを起動し、
欲しい物リストを作りました。

そこで、大いに驚いたのです。
なんと!全然足りないのです。

自分がやりたいことを
リストに並べたら、
潤沢と思っていた手元の資金では、
全然足りないのです。
(高い物買ってないのに。。)

しかし、
それでも、
このエクセルを作って本当に良かったと思いました。

もしも欲しい物エクセルを作って居なかったら、
どんどんお金を使いまくって、
気付いたときには何も残らない。
もしかしたら借金まみれになっていたかも知れないのです。

宝くじに当たった人の人生が狂ってしまう
というのは、これなんだ。
とお金の持つ怖い一面を実感しました。

という訳で、
(前置きが長くなってしまったのですが、恐縮です。)
そんな事を考えていたころ、
ちょうど読み終えたのが、
本日ご紹介する、斎藤一人さん著

 「お金の真理」

です。


本書の内容を究極的に表現すると
次のひと言に集約されます。

 お金持ちになるには、忍耐と智恵が必要。

これです。

つまり私は今、お金持ちに成れるかどうか、
試されているのです。

ここで忍耐をして、臨時収入を全て貯金すれば、
お金持ちへ一歩近づくことができる。

本書を読んでそのように感じたのです。


本書の事例でも出てくるのですが、
年収20万の人が、年収40万の2倍になったから、
20万貯まるわけでは無いのです。

年収が40万になれば、それ相応の暮らし。
と考え40万使ってしまうのが人情です。

それにぐっと耐え、
40万の収入で20万の暮らしができれば、
毎月20万づつお金が貯まります。

お金持ちというのは、金額の大小ではない。
とも本書で書かれています。
年収20万の人は、毎月2万円貯めることが
できれば、十分お金持ちなのです。


他にも本書を読んで心に残ったのは、
死んだら貯金はもっていけないから。
と貯金は無くても良い。
という考え方に対する反論です。

自己啓発系の本やセミナーでも、
貯金よりも自分に投資を。
と紹介されることをしばしば耳にします。

本書でも、自分に使う(自己投資)の
お金以外は全て、他者のためのお金である。
と自分のためにお金を使うことの
重要性を説いています。

また、
死ぬときにお金は持っていけない。
という人もいます。

しかし、斎藤一人さんに言わせれば、
貯金が無く不安の中死んで行くのと、
死ぬ間際に貯金が1億円あるととでは、
気分が違うというのです。

私はこの考えに大いに賛同してしまいました。


最後に、本書で最も重要と思う一文を書き出します。

 お金持ちになるのも同じことなの
 まず「自分は運がいいんだ」と思うこと
 「お金持ちになるんだ」と心に決めて
 収入の1割でも貯め出すと運気も上がり
 さらに『加速の法則」も働いて
 それ以上に貯まりだすからね


収入の1割を貯める話しは、
本書の後書きでも繰り返し述べられます。

さらに、年収の1割を貯めることの重要性を説いた、
「バビロンの大富豪」の本を紹介し、

 とても素晴らしい内容なので、
 私はみんなにこの本を読むことを勧めています。

と書かれています。


つまりお金の真理というか、
お金持ちになるためには、年収の1割を貯める。
これが日本一の大金持ち、斎藤一人さんの
ノウハウの全てということです。


※私もご紹介しています。
「バビロンの大富豪」は義務教育で取り上げて欲しい位の良書と思いました。 - つれづれなるまゝに、日ぐらしMacに向かいて・・・


年収の1割と捻出するために智恵を使い、
継続するために忍耐が必要なのです。

お金持ちへの道とは、
智恵と忍耐を鍛えるためにあるそうです。


という訳で、
私的には今まさに運命の出会いの一冊でした。




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